4月10日付米
『CNN』:「首相国賓訪米は中国へのメッセージ」:
バイデン大統領は岸田首相を国賓待遇で招待。中国が軍事経済面で復活しつつある中、インド太平洋での連携強化が図られている。政府高官によると、両国会談の一貫として、日米軍の構造強化など、70以上の項目にたわる重要部門での連携が発表されるとみられている。
今週後半には、太平洋地域で中国の侵攻や北朝鮮の核威嚇が脅威となっている中、日米にフィリピンを加えた初の首脳会談が行われる予定。...
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4月10日付米
『CNN』:「首相国賓訪米は中国へのメッセージ」:
バイデン大統領は岸田首相を国賓待遇で招待。中国が軍事経済面で復活しつつある中、インド太平洋での連携強化が図られている。政府高官によると、両国会談の一貫として、日米軍の構造強化など、70以上の項目にたわる重要部門での連携が発表されるとみられている。
今週後半には、太平洋地域で中国の侵攻や北朝鮮の核威嚇が脅威となっている中、日米にフィリピンを加えた初の首脳会談が行われる予定。
岸田氏は記者会見で、「中国に大国としての責任を果たすよう継続して促す」とする一方で「建設的で安定した」関係を築いていくとしている。
軍事や外交協議に加え、両国の関係を象徴する桜外交も注目されている。国立公園局によると、今春、護岸工事のため、日本が20世紀初頭に寄贈した約150本の桜の木が切り落とされるという。2026年には、米国建国250周年を記念したワシントンD.C.のタイダル・ベイスンに新たに250本の桜が植樹される予定。米高官は、桜の木の寄贈は、フランスから贈られた自由の女神に匹敵する重要なものだと強調している。
昨年G7サミットで広島を訪問したバイデン氏は日米の壮絶な歴史にも触れ、「敵対関係になっても不思議ではなかった両国が、より良い選択をし緊密な友好関係を築いた。我々の民主主義は世界を照らす自由の灯火となった」と強調した。
バイデン氏は日本との同盟を賞賛する一方、トランプ氏が再選される可能性を含んだ同盟国との外交関係に懸念を示しているという。
同日付英『BBC』:「中国をにらみ日米軍事連携強化」:
日米は、中国の脅威を念頭に、軍事連携を強化する。
ローズガーデンで、バイデン氏は日米同盟発足以来の関係刷新であることを強調した。2時間に及んだ会談では、主にウクライナやガザの紛争、そして、インド太平洋における軍事関係が協議された。その中でも、北朝鮮、台湾、中国問題が協議の中心で、岸田氏は「法の支配に基づく国際秩序」の維持の必要性を訴えた。
日米は豪とも協力し、空自、ミサイル防衛ネットワークの構築で連携している。岸田氏は、今後も中国問題に対応していくとする一方、日米両国は、「中国との対話の継続と、共通の課題での協力の重要性」も確認した。
日米両国は日本製鉄のUSスティール買収計画についても触れた。先月には買収に難色を示していたバイデン氏だが、「米国労働者を守り、また、日米同盟関係も守る」と誓った。日本は100万人以上の米国人を雇用し、米国にとり最大の海外資本となっている。岸田氏は、「米国への投資は今後も増加するだろう。ウィンウィンの関係が確実なものとなることを願う」とした。
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