ウィキペディアが開始から15週年を迎える(2016/01/18)
インターネット百科事典・ウィキペディアは、誰もが閲覧、編集でき2001年英語版創設以来現在288の言語で展開されている。ウィキメディア財団による当サイトは、広告は出さず個人や団体からの寄付で運営されている。創始者の一人ジミー・ウェールズ氏は、ウィキペディアは15年で大きく飛躍成長を遂げ、今後も壮大なマルチ事典を目指すと語っている。
1月16日付
『YAHOO TECH』は、以下のように報じた。
「・2001年に立ち上げられたオンライン百科事典であるウィキペディアは世界中で人気のウェブサイト上位に入り、子ども達が宿題で楽をして調べものをする定番サイトとなった。
・過去最多の編集記録は米元大統領G.W.ブッシュ氏で、4万5千回以上編集されている。第2位はWWE(米プロレス団体、興行会社)。
・しばしばその正確性が批判されるが、2005年の(当時で)237年の歴史を持つブリタニカ百科事典(2012年デジタル化された)との比較研究でほぼ同等に信頼が出来るとの結果が出ている。...
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1月16日付
『YAHOO TECH』は、以下のように報じた。
「・2001年に立ち上げられたオンライン百科事典であるウィキペディアは世界中で人気のウェブサイト上位に入り、子ども達が宿題で楽をして調べものをする定番サイトとなった。
・過去最多の編集記録は米元大統領G.W.ブッシュ氏で、4万5千回以上編集されている。第2位はWWE(米プロレス団体、興行会社)。
・しばしばその正確性が批判されるが、2005年の(当時で)237年の歴史を持つブリタニカ百科事典(2012年デジタル化された)との比較研究でほぼ同等に信頼が出来るとの結果が出ている。
・2006年、米副大統領ジョー・バイデン氏を含む連邦議員(又は職員)が自身に有利となる虚偽の書き込み編集をした事が公となり批判された。」
同日付米
『NPR』は、「技術オタク以外にも魅力的に」との見出しで次のように伝えた。
「・ウィキは無料で自由に閲覧できる人類の知識としてブリタニカ百科事典を超えることを目標に掲げる。
・以前は間違えだらけで子どもに見せられなかったが現在は使い方次第とまで改善した。
創始者の一人ジミー・ウェールズ氏は次のように述べた。
・約85%が男性技術者のためウィキは特定の弱い分野があり、多様性を出すため技術オタクでない人や女性編集者を増やしたい。
・ウィキは将来もテキストと画像のみ動画を取り入れたりしないが編集環境は広げたい。(例:携帯アプリで近くの名所を表示する機能など)
・広告を出すと項目に偏りが出来るので望ましくない。」
1月15日付英
『BBC』は、「ジョージWブッシュ氏がウィキ15周年番付のトップに」との見出しで、以下のように報じた。
「・創設以来英語版は8億800万回編集されており、Wブッシュ氏のページが4万5千回以上編集され一位、上位15位以内にはブリトニー・スピアーズ、アドルフ・ヒットラー、フィリピンのABS-CBN放映のTV番組がランクインした。」
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中国・北京で初めて大気汚染”赤色警報”発令(2015/12/10)
北京市当局は7日、深刻な大気汚染が続くと予想されるときに発令する警報のうち、最高レベルの「赤色警報」を発令した。北京市で赤色警報の発令は初めてであり、8日から10日までの3日間、小中学校の学級閉鎖や工場操業停止、交通規制の強化などの緊急対策措置が実施される。中国の大気汚染は改善されているとの報道もあるが、依然として深刻なレベルであり、中国政府はCO2排出量の削減に取り組むとともに、最新の技術による大気汚染予報・規制発令システムを導入するなどの対策を講じている。
12月8日付
『CBSニュース』は、中国の北京で初めて最高レベルの大気汚染警報が発令されたと報じた。北京で発生するスモッグはおなじみの光景であるが、今回北京市当局は“赤色警報”を発令し、学級閉鎖や工場での操業中止、半数の自動車の運転停止を命じた。
今年の北京の大気汚染は昨年より改善されているが、先週、中国首脳はパリで開催中の気候変動会議に出席し、その席で大気汚染警報を出さないことに対し各国から批判されていた。...
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12月8日付
『CBSニュース』は、中国の北京で初めて最高レベルの大気汚染警報が発令されたと報じた。北京で発生するスモッグはおなじみの光景であるが、今回北京市当局は“赤色警報”を発令し、学級閉鎖や工場での操業中止、半数の自動車の運転停止を命じた。
今年の北京の大気汚染は昨年より改善されているが、先週、中国首脳はパリで開催中の気候変動会議に出席し、その席で大気汚染警報を出さないことに対し各国から批判されていた。学校や工場は10日まで閉鎖される予定であると報じている。
12月9日付
『FOXニュース』は、赤色警報発令2日目も北京の空は濃いスモッグに覆われていると報じている。
偶数番号の自動車は運転禁止、学校、建設現場などは閉鎖されたままであり、通りは普段より人影が少なく、多くは顔に防塵用のマスクをしている。運転制限に反発するものが多く、昨日は3690台が違反した。また、数多くの学校が閉鎖命令を無視して授業をおこなっている。9日水曜日の北京中心部の大気汚染レベルは、大気質指標で250~300であり、規制による効果が表れている。大気汚染警報は、大気質指標が3日連続で300を超えるという予想に基づき発令された。
この指標はPM2.5と呼ばれる大気中の有害な微粒子の量と相関しており、市内では現在200~250μg/1立方mの値で、世界保健機構(WHO)が定めた安全基準の8~10倍に相当する。このため、2年前から運用を開始した警報システムに基づき、北京市初の赤色警報とその対策として諸規制が発令された。中国は、12月初旬にPM2.5の値がWHO安全基準の40倍に達した時に、非常警報を出さなかったことに各国から批判されていた。
世界最大のCO2排出国である中国は、今後5年間で石炭燃料発電所からの有害ガス排出を半分に減らすよう計画しており、合計排出量も2030年頃を境に減少していくと発表している。
12月9日付
『YAHOOニュース』は、「AP」電として、北京市当局は、スモッグ発生を予報するために最新の技術を導入していると報じる。このシステムを開発したIBMリサーチ・チャイナのMeng Zhang主任気象予報士によると、この予報システムは、大気中の汚染物質が留まる天候パターンだけでなく、CO2の排出状況、自動車の排気ガスの流れなどを計算に入れる。また、大気監視システム、気象衛星画像、ソーシャルメディアで開示される情報などのリアルタイムデータを取り込んで使用する。そして、大気汚染物質の流れや分散に与える気象の影響、大気中での汚染粒子が起こす化学反応などをモデル化し、予測する。その結果、72時間の高精度な大気汚染予報と10日間の概況予報をおこなうのである。北京のスモッグ注意報は、大気汚染レベルを4段階に分け、北京市全体に対してそれに応じた規制を発動する。
このシステムは更に精度を高めることができ、最適に効果を得るためにはどの工場を操業停止にすべきかなど、当局がピンポイントで規制を実施することが可能になる。北京と2022年冬季オリンピックを共催する河北省の張家口などの都市でも、このシステムが今後導入される予定であると報じている。
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