ベトナムの76回目の国慶節を迎えるに当たって、次のように多くの外国首脳から祝電が届いている。

●中華人民共和国

＊習近平国家主席（シー・チンピン、68歳）から、グエン・フー・チョン共産党書記長（77歳）及びグエン・スアン・フック国家主席（67歳）宛。

＊李克強首相（リー・クーチアン、66歳）及び栗戦書全人代常務委員長（リー・チャンシュー、71歳）から、ファム・ミン・チン首相（62歳）宛。...

ベトナムの76回目の国慶節を迎えるに当たって、次のように多くの外国首脳から祝電が届いている。

●中華人民共和国

＊習近平国家主席（シー・チンピン、68歳）から、グエン・フー・チョン共産党書記長（77歳）及びグエン・スアン・フック国家主席（67歳）宛。

＊李克強首相（リー・クーチアン、66歳）及び栗戦書全人代常務委員長（リー・チャンシュー、71歳）から、ファム・ミン・チン首相（62歳）宛。

＊王毅外交部長（ワン・イー、67歳、外相に相当）から、ブイ・タン・ソン外相（58歳）宛。同部長は、中国・ベトナム相互協力運営委員会委員長。

●朝鮮民主主義人民共和国

＊金正恩朝鮮労働党総書記（キム・ジョンウン、37歳）から、チョン党書記長及びフック国家主席宛。

＊金徳訓首相（キム・ドクン、60歳）から、チン首相宛。

＊李善権外交部長（イ・ソングォン、外相に相当）から、ソン外相宛。

●ロシア連邦

＊ウラジーミル・プーチン大統領（68歳）から、チョン党書記長及びフック国家主席宛。

＊ミハイル・ミシュスチン首相（55歳）から、チン首相宛。

＊ワレンチナ・マトビエンコ連邦院議長（72歳、上院議長に相当）及びビャチェスラフ・ボロージン国家院議長（57歳、下院議長に相当）から、フエ国会議長宛。

＊セルゲイ・ラブロフ外相（71歳）から、ソン外相宛。

●キューバ共和国

＊ミゲル・ディアス=カネル共産党第一書記兼大統領（61歳）、マヌエル・マレロ・クルーズ首相（58歳）及びエステバン・ラソ・エルナンデス国会議長（77歳）から、チョン党書記長・フック国家主席・チン首相及びブオン・ディン・フエ国会議長（64歳）宛。

＊ブルーノ・ロドリゲス・パリージャ外相（63歳）から、ソン外相宛。

●インドネシア共和国

＊ジョコ・ウィドド大統領（60歳）から、フック国家主席及びチン首相宛。

＊ルトノ・マルスディ外相（58歳）から、ソン外相宛。

●タイ王国

＊ラーマ10世（ワチラーロンコーン国王、69歳）から、フック国家主席宛。

＊プラユット・チャンオチャ首相（67歳）から、チン首相宛。

＊ドーン・ポラマットウィナイ副首相兼外相（71歳）から、ソン外相宛。

●シンガポール共和国

＊ハリマ・ヤコブ大統領（67歳）から、フック国家主席宛。

＊ビビアン・バラクリシュナン外相（60歳）から、ソン外相宛。

●マレーシア

＊アブドゥラ・スルタン・アフマド・シャー国王（67歳）から、フック国家主席宛。

●ブルネイ・ダルサラーム国

＊ハサナル・ボルキア国王（75歳）から、フック国家主席及びチン首相宛。

●ラオス人民民主共和国

＊トーンルン・シースリット人民革命党書記長兼国家主席（75歳）、パンカム・ビパワン首相（70歳）、セイソムフォン・ポムウィハーン国会議長（66歳）から、チョン党書記長・フック国家主席・チン首相及びフエ国会議長宛。

＊トンサワン・ポムウィハーン党中央外交委員会委員長（57歳）から、ルー・ホアイ・チュン党中央外交委員会委員長（60歳）宛。

●カンボジア王国

＊ノロドム・シハモニ国王（68歳）、フン・セン首相兼人民党々首（70歳）、ヘン・サムリン下院議長（87歳）及びシム・カ上院議長代理から、フック国家主席・チン首相及びフエ国会議長宛。

（注）国慶節：1945年9月2日にベトナム（当時の北ベトナム）がフランス領インドシナからの独立を宣言。以降、この日を宣言公布の記念日として祝祭。

『フランスアンフォ』によると、「2012年には、中国のコングロマリットである万達集団が、アメリカの映画チェーンAMCを26億ドル（約2867億円）で買収。2016年には、同じグループがバットマンやインターステラーの製作スタジオであるレジェンダリー・ピクチャーズのオーナーとなり、35億ドル（約3859億円）で買収した。...

『フランスアンフォ』によると、「2012年には、中国のコングロマリットである万達集団が、アメリカの映画チェーンAMCを26億ドル（約2867億円）で買収。2016年には、同じグループがバットマンやインターステラーの製作スタジオであるレジェンダリー・ピクチャーズのオーナーとなり、35億ドル（約3859億円）で買収した。また、2017年には、有名なパラマウント社が株式の4分の1を10億ドル（約1103億円）で国有の上海映画グループに売却した。」

中国の映画製作会社DMGエンターテインメントで約20年間、映画を製作・監督してきたアメリカのプロデューサー、クリス・フェントン氏は、アメリカの映画業界が中国政府を怒らせないために行っている政治的な妥協を非難している。同氏は、「アメリカのスタジオは、自分たちの作品が中国共産党を喜ばせることを心掛け、共産党政府を怒らせるような題材は作らないようにしている。台湾やチベット、香港、さらには人権に関わるような映画であれば、そうした企画はとん挫する。中国とビジネスをしたいなら、そんな話は出せない」と述べている。

同氏は昨年10月、米国営放送局『ボイス・オブ・アメリカ』に対し、アメリカの映画作品が中国市場に参入するためには、中国を良く見せるような内容、中国政府の世界観に反しない内容になっていることが求められる、と説明している。そして、こうした中国政府による規制は、時間の経過とともに厳しくなり、対象範囲も広がっていると指摘している。アメリカ人にとって真実であることに対する中国政府の侵害は、今すぐ止めて反撃しなければならないところまで来ていると懸念を表明している。

例えば、中国で配給されない作品であったとしても、その作品に中国の国益に反するような内容が少しでも含まれていることが知られれば、中国当局はその映画に関わったスタジオや映画監督にペナルティを課し、同スタジオまたは監督のあらゆる作品が中国市場に入ってこないように阻止するという。

2012年の「レッド・ドーン」という作品では、中国が悪役として登場した。製作者であるソニーとMGMは結局、撮り直しをしたが、中国市場での公開は許されず、さらには、ソニーとMGMの全ての作品は1年間、中国市場で公開されることが困難になった。これ以降、ハリウッドでは、中国を怒らせないための自己検閲が広く行われるようになったという。

フェントン氏は、中国は、その国の文化に配慮した作品の編集という域を超えて、全世界に対して中国市場と同じ検閲内容でのみ配給することを強要することが問題であり、米中国系メディア『エポックタイムズ』によると、フェントン氏は、こうした問題は、「国家の安全保障の問題であり、経済の安全保障の問題であり、人権の問題であり、正義の問題でもある」と述べている。