北朝鮮、103人の国防科学者を昇格(8月15日)
13日の「労働新聞」は、金正恩委員長が、新型の兵器体系の研究開発を行った軍事領域の科学者103人を1等級ずつ昇格させることを命じたと報道した。これらの科学者は国防力の強化に多大な貢献をしたとされる。
7月末から2週間余で5度にわたって飛翔体の試射を行った北朝鮮であるが、その総てに金正恩委員長は立ち会っていた。一連の飛翔体は飛行高度がこれまでよりも低いためにレーダーで探知することが難しく、また飛行途中で高度をかえることができるなど、従来型より迎撃が難しくなっている。...
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13日の「労働新聞」は、金正恩委員長が、新型の兵器体系の研究開発を行った軍事領域の科学者103人を1等級ずつ昇格させることを命じたと報道した。これらの科学者は国防力の強化に多大な貢献をしたとされる。
7月末から2週間余で5度にわたって飛翔体の試射を行った北朝鮮であるが、その総てに金正恩委員長は立ち会っていた。一連の飛翔体は飛行高度がこれまでよりも低いためにレーダーで探知することが難しく、また飛行途中で高度をかえることができるなど、従来型より迎撃が難しくなっている。米韓合同軍事演習で不安が募る金正恩委員長にとって、これらの兵器の開発・試射の成功は、安心感をもたらすものになったのだろう。
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ビーガン北朝鮮担当特別代表、駐露大使に転出か(8月14日)
トランプ大統領は現在のハンツマン駐露大使にかわって、ビーガン北朝鮮担当特別代表を駐露大使の候補にあげているという。VOXニュースがホワイトハウスの消息筋からとして伝えたもの。
現在のハンツマン駐露大使は10月初めに離任し、ユタ州の州知事選に立候補する見込みだという。
6月30日に板門店で行われた米朝首脳の対面の後の記者会見では、ポンペオ国務長官は、今後の米朝首脳会談にむけて、数週間以内に実務者協議を行うとして、「北朝鮮側の担当者が誰になるかはわからないが、米国側は私とビーガン北朝鮮担当特別代表が実務者協議を担当する」と語っていたが、ビーガン代表が駐露大使に転出すれば、北朝鮮担当特別代表の早急に後任を選ばなければならなくなる。...
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トランプ大統領は現在のハンツマン駐露大使にかわって、ビーガン北朝鮮担当特別代表を駐露大使の候補にあげているという。VOXニュースがホワイトハウスの消息筋からとして伝えたもの。
現在のハンツマン駐露大使は10月初めに離任し、ユタ州の州知事選に立候補する見込みだという。
6月30日に板門店で行われた米朝首脳の対面の後の記者会見では、ポンペオ国務長官は、今後の米朝首脳会談にむけて、数週間以内に実務者協議を行うとして、「北朝鮮側の担当者が誰になるかはわからないが、米国側は私とビーガン北朝鮮担当特別代表が実務者協議を担当する」と語っていたが、ビーガン代表が駐露大使に転出すれば、北朝鮮担当特別代表の早急に後任を選ばなければならなくなる。
前任のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表は2018年3月に辞任したが、後任選びに難航したことから、ビーガン代表の就任は8月だった。このため2018年6月に開催された第1回の米朝首脳会談の実務者協議では、ソン・キム駐フィリピン大使が担当者として、北朝鮮との交渉にあたっていた。北朝鮮担当特別代表の後任案は消息筋の話にはあがっていないが、米韓合同軍事演習が終われば米朝の実務者協議が行われる可能性は高いと思われることから、後任選びが急がれることになる。
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北朝鮮外務省、香港問題で中国を全面的に支持(8月13日)
北朝鮮の外務省スポークスマンは、11日に朝鮮中央通信のインタビューに答えて、「中国の香港問題における立場と措置を朝鮮は全面的に支持する」と述べた。
スポークスマンは、最近外部勢力が、中国の内政問題である香港問題に干渉し、香港の社会の安全と秩序を破壊し、香港市民の生命と財産に損害を与えていることに、朝鮮は反対する、と述べた。
スポークスマンはさらに、香港は中国の一部であり、いかなる国家、組織、個人も中国の主権および安全、「一国二制度」を脅かしてはならないというのが、我々の原則と立場であることを強調した。...
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北朝鮮の外務省スポークスマンは、11日に朝鮮中央通信のインタビューに答えて、「中国の香港問題における立場と措置を朝鮮は全面的に支持する」と述べた。
スポークスマンは、最近外部勢力が、中国の内政問題である香港問題に干渉し、香港の社会の安全と秩序を破壊し、香港市民の生命と財産に損害を与えていることに、朝鮮は反対する、と述べた。
スポークスマンはさらに、香港は中国の一部であり、いかなる国家、組織、個人も中国の主権および安全、「一国二制度」を脅かしてはならないというのが、我々の原則と立場であることを強調した。
一方で中国は香港でのデモを「テロ」の苗床だとし、デモの制圧訓練も行っている。50年続けるとしていた「一国二制度」を中国自らが壊そうとしている。整然と行われていたデモの着地点を見つけるのが、益々難しくなっている。
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金正恩委員長「新型」兵器の試射視察(8月12日)
11日の朝鮮中央通信は、10日に行われた「新型」兵器の試射を金正恩委員長が視察した、と伝えた。7月25日以降5度にわたる試射を総て金正恩委員長は視察したことになる。
10日に打ち上げられた飛翔体は、「党で構想してきたもう一つの新しい兵器」だとして、「朝鮮の地形にあわせて開発されたものだ」と朝鮮中央通信は伝えている。掲載された写真でも5月に発射されたロシアのイスカンデルとは異なっている模様。...
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11日の朝鮮中央通信は、10日に行われた「新型」兵器の試射を金正恩委員長が視察した、と伝えた。7月25日以降5度にわたる試射を総て金正恩委員長は視察したことになる。
10日に打ち上げられた飛翔体は、「党で構想してきたもう一つの新しい兵器」だとして、「朝鮮の地形にあわせて開発されたものだ」と朝鮮中央通信は伝えている。掲載された写真でも5月に発射されたロシアのイスカンデルとは異なっている模様。
また同通信では、米国の大統領も短距離ミサイルの発射を容認しているとも伝えている。国連は総てのミサイルの発射を禁じているわけだが、トランプ大統領の容認姿勢により、米韓合同演習が終わっても、ミサイルの試射を行い、新たな兵器を開発するなど、北朝鮮が状況をエスカレートさせることも考えられる。
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金正恩、親書で軍事演習への不満述べる(8月11日)
8日に金正恩委員長からの親書を受け取ったとホワイトハウスで語ったトランプ大統領であったが、その親書は3ページにも渡っていたことや、非常に積極的な内容だったことを明かした。ただし金正恩委員長が現在行われている米韓軍事演習に対し、不満を表明していたとも紹介している。
トランプ大統領自身も米韓合同軍事演習は、費用が掛かりすぎるとして不満であると表明している。
トランプ大統領はまた近い将来、金正恩委員長と会うことになるだろうが、時期と場所はまだ決まっていないとも語った。...
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8日に金正恩委員長からの親書を受け取ったとホワイトハウスで語ったトランプ大統領であったが、その親書は3ページにも渡っていたことや、非常に積極的な内容だったことを明かした。ただし金正恩委員長が現在行われている米韓軍事演習に対し、不満を表明していたとも紹介している。
トランプ大統領自身も米韓合同軍事演習は、費用が掛かりすぎるとして不満であると表明している。
トランプ大統領はまた近い将来、金正恩委員長と会うことになるだろうが、時期と場所はまだ決まっていないとも語った。ポンペオ国務長官も数週間以内に、米朝の実務者交渉が行われるだろうと7日に発言している。
さらにトランプ大統領は10日にはツィッターで、金正恩委員長が親書のなかで、短距離ミサイルの発射に関して、若干の謝罪を行い、米韓合同軍事演習が終われば発射をやめると述べていたことも明らかにしている。
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