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北朝鮮・金委員長立ち会いきのう新兵器発射(8月17日)
韓国軍は“北朝鮮はきのうカンウォン道から短距離弾道ミサイルとみられる飛しょう体2発を北朝鮮が発射した”と発表した。
これに対し北朝鮮の国営メディアは金正恩朝鮮労働党委員長立ち会いのもと、きのう新たな兵器の発射実験を再び実施したと発表した。
キム委員長は“核戦争を抑止する力をみずからの手に握った。国の防衛力をあらゆる方面に確保するための活動にまい進しなければならない”と述べた。
合同軍事演習を行っている米国と韓国をけん制する狙いがあるものとみられている。...
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韓国軍は“北朝鮮はきのうカンウォン道から短距離弾道ミサイルとみられる飛しょう体2発を北朝鮮が発射した”と発表した。
これに対し北朝鮮の国営メディアは金正恩朝鮮労働党委員長立ち会いのもと、きのう新たな兵器の発射実験を再び実施したと発表した。
キム委員長は“核戦争を抑止する力をみずからの手に握った。国の防衛力をあらゆる方面に確保するための活動にまい進しなければならない”と述べた。
合同軍事演習を行っている米国と韓国をけん制する狙いがあるものとみられている。
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核保有の意思を鮮明にした金正恩(8月17日)
(核保有の意思を鮮明にした金正恩)
北朝鮮は文大統領の光復節の演説があった約21時間後、東岸から日本海側に向かって今月に入って5度目となる短距離ミサイル2基の発射実験を行った。金正恩委員長も立ち会ったもようだ。また韓国との交渉を今後一切打ち切ると宣言した。これは南北融和を目指してきた文大統領にとっては梯子がはずされるような恰好となる。北朝鮮は米韓合同軍事演習のみならず15日に文大統領が光復節の演説で「2045年までに朝鮮半島を統一する」「朝鮮半島の非核化は朝鮮半島統一の正念場になる」などの発言したことに反発したものとみられる。...
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(核保有の意思を鮮明にした金正恩)
北朝鮮は文大統領の光復節の演説があった約21時間後、東岸から日本海側に向かって今月に入って5度目となる短距離ミサイル2基の発射実験を行った。金正恩委員長も立ち会ったもようだ。また韓国との交渉を今後一切打ち切ると宣言した。これは南北融和を目指してきた文大統領にとっては梯子がはずされるような恰好となる。北朝鮮は米韓合同軍事演習のみならず15日に文大統領が光復節の演説で「2045年までに朝鮮半島を統一する」「朝鮮半島の非核化は朝鮮半島統一の正念場になる」などの発言したことに反発したものとみられる。北朝鮮は発射実験の際に金正恩委員長が「核戦争を抑止する力をみずからの手に握った。国の防衛力をあらゆる方面に確保するための活動にまい進しなければならない」と述べたと伝えているが、北朝鮮としてはインドやパキスタン、イスラエルがかって国際外交の隙を突いて核保有国になったように核保有国の仲間入りをしたいという強い意思を持っており、米国がトランプ大統領でいるうちに核保有、短距離・準中距離ミサイル保有を認めさせたい思惑があるものとみられる。
(当面は日韓の協力が必要)
北朝鮮が開発している新型ミサイルは低空飛行し迎撃もしにくいと言われている。これを迎撃するためには日韓でいがみ合っている場合ではない。韓国にとっても日本海側から得た日本の情報が必要なはずで、今回の北朝鮮のミサイル発射によって韓国がGSOMIAを破棄する線はほぼなくなったとみてよい。米国が北朝鮮に対し及び腰の現段階では、日本は韓国と連携し当面は北朝鮮の脅威に対峙していくほかはない。
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北朝鮮、文在寅の光復節演説を非難(8月17日)
16日朝、北朝鮮はまたしても飛翔体を発射した。7月25日以来6度目になる。その直前には北朝鮮の祖国平和統一委会の報道官が、15日の文在寅大統領の光復節での演説に対し、「合同軍事演習を行っている真っ最中に、対話を呼びかけ、平和経済、平和体制などという妄言をどうしていうことができるのか」と非難し、さらに朝鮮は今後南朝鮮と対話をしたり、向き合うこともしないだろう、と述べた。
韓国の文在寅大統領は15日の光復節74周年の記念式典で、2045年までに朝鮮半島を統一するということを含む、朝鮮半島の統一までの時間表やロードマップを示していた。...
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16日朝、北朝鮮はまたしても飛翔体を発射した。7月25日以来6度目になる。その直前には北朝鮮の祖国平和統一委会の報道官が、15日の文在寅大統領の光復節での演説に対し、「合同軍事演習を行っている真っ最中に、対話を呼びかけ、平和経済、平和体制などという妄言をどうしていうことができるのか」と非難し、さらに朝鮮は今後南朝鮮と対話をしたり、向き合うこともしないだろう、と述べた。
韓国の文在寅大統領は15日の光復節74周年の記念式典で、2045年までに朝鮮半島を統一するということを含む、朝鮮半島の統一までの時間表やロードマップを示していた。
朝鮮中央通信社が16日に伝えた報道官の発言の主な内容は以下の通り。
南朝鮮当局者は、最近朝鮮が何度も「憂慮すべき行動」をとったにも関わらず、対話の雰囲気は動揺しなかっただの、朝鮮の「挑発」に朝鮮半島が揺れ動いていた以前の状況とは全く異なっている、などと光復節に妄言をはいていた。
南朝鮮のロジックによれば、対話の雰囲気は維持され、北南協力を通じて和平経済を建設し、朝鮮半島の平和体制を構築することができるということであるが、そのような妄言はゆでた牛の頭も笑う(へそで茶を沸かす)荒唐無稽な考えである。
90日以内に我が軍隊の主力を「殲滅」し、大規模殺傷兵器を除去し、「住民生活を安定させる」等のシナリオの下で合同軍事演習を昂然と行い、さらには反撃訓練までしようとしているなかで、ぬけぬけと北南の「対話」をいうとは、思考方法が正常なのかも疑わしい。
歴史的な板門店宣言の履行過程で膠着状態に陥り、北南対話の動力が喪失したのは、完全に南朝鮮が自ら作り出した状況であり、自業自得である。南朝鮮当局者が、合同軍事演習が終わったならば、対話の局面に自然と至ると妄想しながら、朝米対話の隙間で漁夫の利を得ようとしているならば、そのような考えは諦めるべきだ。
朝鮮はもはや南朝鮮と対話するつもりはないし、対面することもない。
今回の祖国平和統一委員会の発言では、文在寅大統領の名指しこそしていないが、かなり強い非難となっている。米国大統領と親書の交換などで直接連絡がとれる状況にある北朝鮮にとって、もはや仲介者としての韓国の役割は不要になっているようである。また開城工業団地や金剛山観光の再開もなく、鉄道や道路の南北通行も実現せず北朝鮮にとって経済的利益ももたらしてくれない韓国に失望しているということでもある。
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北朝鮮の飛翔体・韓国軍“短距離弾道ミサイルと推定される”(8月16日)
韓国軍の関係者は北朝鮮がけさ発射した飛しょう体について、「さらなる分析が必要だが、飛行距離や高度などを踏まえると短距離弾道ミサイルと推定される」と明らかにした。
ボルトン、北朝鮮に非核化迫る(8月16日)
14日、VOA(ボイス・オブ・アメリカ)のインタビューをうけたボルトン大統領補佐官は、北朝鮮が非核化をするという戦略的決定をすれば、何事も可能になる、と述べた。
VOAがベネズエラや香港問題も含めた国際情勢に関するインタビューをボルトン補佐官に行ったもので、そのなかでは北朝鮮情勢についてもかなりの時間が割かれていた。
ボルトン補佐官は、6月末に米朝の首脳がDMZ(非武装地帯)で対面して以降、実務者協議は全く行われていないが、近く再開されるだろうとの見通しを示した。...
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14日、VOA(ボイス・オブ・アメリカ)のインタビューをうけたボルトン大統領補佐官は、北朝鮮が非核化をするという戦略的決定をすれば、何事も可能になる、と述べた。
VOAがベネズエラや香港問題も含めた国際情勢に関するインタビューをボルトン補佐官に行ったもので、そのなかでは北朝鮮情勢についてもかなりの時間が割かれていた。
ボルトン補佐官は、6月末に米朝の首脳がDMZ(非武装地帯)で対面して以降、実務者協議は全く行われていないが、近く再開されるだろうとの見通しを示した。また重要なことは、北朝鮮が核を放棄するという戦略的決断ができるかどうかである。シンガポールでの1回目の米朝首脳会談でトランプ大統領は、北朝鮮が核を放棄したならば、経済が発展した未来を示すショート・ムービーを金正恩委員長に見せた。経済発展の道へのドアはいつでも開かれているのに、彼らはそこを通り抜けようとしない、と語った。
北朝鮮はかつて、ほんの少し譲歩をして、経済的利益を得て、権力を安定させたが、核をめぐる約束を違えたことがあるが、そのようなことが繰り返せると考えるならば、大きな過ちを犯すことになる。我々が望んでいるのは、ハノイ会談でトランプ大統領が言った「ビッグ・ディール」であり、それは核を放棄するという戦略的決断であり、そうしてこそあらゆることが可能になる。
「中国が北朝鮮に対し、何らかの影響力を持っていると思うか」との質問に対し、ボルトン補佐官は、「影響力はあるが、現在貿易摩擦や香港問題に習近平主席は悩まされているので、北朝鮮に圧力をかけることができないのではないか。もし中国が本気になって北朝鮮の非核化を望めば、非核化できると思う」と答えている。
さらに「北朝鮮が核を持つことで中国にとって有利になることがあるのではないか」との問いに対しては、「いやそうは思わない。中国は北朝鮮が核を持つことによって、北東アジアの不安定が増していると考えている。北東アジアが不安定になれば、中国の経済成長にも影響を与えるし、北朝鮮が核を保有すれば、日本も核保有国になりたいと考える可能性もあり、そうなっては困るからだ」「中国は、北朝鮮が必要とするエネルギーや食糧、その他民需品も含めて9割以上を供給しているので、影響力を行使しようと思えば、行使できる」とも答えている。
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