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自民党新総裁に岸田前政調会長(9月29日)
自民党総裁選挙は1回目の投票でいずれの候補者も過半数に届かず、決選投票の結果、岸田前政務調査会長が河野規制改革担当大臣を抑えて新しい総裁に選出された。
岸田は国会で行われる総理大臣指名選挙を経て第100代の総理大臣に就任する見通しである。
自民党総裁選・きょう投開票・どうなる決選投票(9月29日)
自民党総裁選挙についてだが、きょう午後、投開票で決選投票にもつれ込むのが確実な情勢の中で、決選投票は河野規制改革担当大臣と岸田前政務調査会長もしくは河野と高市前総務大臣、このいずれかの組み合わせになるという見方が広がっている。
「2位、3位連合」はどの程度連携を図れそうか。最大のポイントは細田派の動向である。
細田派幹部によると「河野、岸田のいずれかが決選投票に進んだ場合、まとまって支持するよう呼びかる」方針のようだ。...
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自民党総裁選挙についてだが、きょう午後、投開票で決選投票にもつれ込むのが確実な情勢の中で、決選投票は河野規制改革担当大臣と岸田前政務調査会長もしくは河野と高市前総務大臣、このいずれかの組み合わせになるという見方が広がっている。
「2位、3位連合」はどの程度連携を図れそうか。最大のポイントは細田派の動向である。
細田派幹部によると「河野、岸田のいずれかが決選投票に進んだ場合、まとまって支持するよう呼びかる」方針のようだ。
また麻生派、竹下派では幹部やベテランは岸田を支持する議員が多い。
選挙後の党人事、閣僚人事のポストをにらんで、派閥がまとまった行動をとるのか、それぞれの議員が世論の支持の高い候補を選ぶのか、国会議員票を巡る争奪戦は投票間際まで続くものとみられる。
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自民党総裁選・決選投票も視野に(9月23日)
今月17日に告示された自民党総裁選挙は、来週29日の投開票まで1週間を切り、選挙戦が後半に入った。4人の争いとなった今回の選挙では、多くの派閥が、支持する候補者の一本化を見送ったことから、依然として混戦もようとなっていて、党内では1回目の投票でいずれも過半数に届かず、上位2人による決選投票の可能性が高くなっているという見方が出ている。
このため、各陣営は、国会議員への働きかけに加え、来週28日の党員投票の締め切りを控え、全国の党員に対する支持拡大の動きを強めている。...
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今月17日に告示された自民党総裁選挙は、来週29日の投開票まで1週間を切り、選挙戦が後半に入った。4人の争いとなった今回の選挙では、多くの派閥が、支持する候補者の一本化を見送ったことから、依然として混戦もようとなっていて、党内では1回目の投票でいずれも過半数に届かず、上位2人による決選投票の可能性が高くなっているという見方が出ている。
このため、各陣営は、国会議員への働きかけに加え、来週28日の党員投票の締め切りを控え、全国の党員に対する支持拡大の動きを強めている。河野規制改革担当大臣の陣営は、本人の知名度を強みとして、党員票のさらなる上積みを目指すとともに、党員の支持をてこに国会議員への支持拡大を図ることで、1回目の投票で過半数を獲得したいとしている。
岸田前政務調査会長の陣営は、岸田派のほか、細田派や麻生派も支持する候補の1人としていることから、国会議員票の比重が高くなる決選投票に持ち込めば有利になる可能性があると見て、議員の支持固めと党員への働きかけに力を入れる方針である。
高市前総務大臣の陣営は、政策の内容が党員に浸透しつつあるとしていて、安倍前総理大臣の支援も受けて党員への働きかけを強めるとともに、かつて所属し高市を支持する候補の一人としている細田派に加え、ほかの派閥への支持拡大を目指す方針である。
野田幹事長代行の陣営は立候補表明が告示の前日となり、出遅れは否定できないとしつつもメディアなどでの発信を強化するとともに、推薦人となった国会議員が中心となって他の議員や党員への支持拡大を図ることにしている。
一方、総裁選挙では、きょうから4日間、4人がオンラインで国民からの質問に答える政策討論会が予定され、新型コロナ対策や、経済財政政策をテーマに意見が交わされる見通しである。
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自民党総裁選・経済政策・新型コロナ対策で論戦(9月19日)
自民党総裁選挙に立候補している河野規制改革相、岸田前政調会長、高市前総務相、野田幹事長代行が、各テレビ局に出演し、経済政策や新型コロナ対策について論戦を交わした。
今後の経済政策について、河野規制改革相「アベノミクスで企業の利益は大きくなったが、個人所得につながってこなかった。賃金を上げることで所得を増やす。企業で労働分配率を高めたところには法人税減税をする」、岸田前政調会長「利益や効率だけではない新しい日本型の資本主義を進める。...
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自民党総裁選挙に立候補している河野規制改革相、岸田前政調会長、高市前総務相、野田幹事長代行が、各テレビ局に出演し、経済政策や新型コロナ対策について論戦を交わした。
今後の経済政策について、河野規制改革相「アベノミクスで企業の利益は大きくなったが、個人所得につながってこなかった。賃金を上げることで所得を増やす。企業で労働分配率を高めたところには法人税減税をする」、岸田前政調会長「利益や効率だけではない新しい日本型の資本主義を進める。子どもの貧困等、格差も広がったと言われてきた。そこへコロナが追い打ちをかけた。成長の果実をしっかり分配していく。所得を引き上げていく」と述べた。
高市前総務相「未来をひらいていくため、危機管理、リスクの最小化に資する分野に国費で大胆な投資を行い、産業を育てる。同じような課題を抱える世界各国にも輸出し、成長投資になる姿を描いている」、野田幹事長代行「日本の世界から見た評価の低さの1つに少子化、高齢化がある。子どもは子どもで消費者。通常国会で“子ども庁”設置法案を出し、役所の財源は“こども国債”を発行して先行投資でしっかりと大きな財源をつけていきたい」と述べた。
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自民党総裁選・きょう告示・4人立候補へ ・複数の女性が立候補(9月17日)
自民党総裁選挙はきょうが告示となる。
岸田前政務調査会長、河野規制改革担当大臣、高市前総務大臣、野田幹事長代行の4人が立候補することにしている。
きのう岸田前政務調査会長は、当選1回から3回の議員グループと面会を行った。
河野規制改革担当大臣は、小泉環境大臣など有志の国会議員の会合に出席した。
高市前総務大臣は、地元奈良の県議会議員とのオンライン会合に出席し支援を呼びかけた。野田幹事長代行は必要な推薦人20人を確保できたとして、立候補を表明した。...
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自民党総裁選挙はきょうが告示となる。
岸田前政務調査会長、河野規制改革担当大臣、高市前総務大臣、野田幹事長代行の4人が立候補することにしている。
きのう岸田前政務調査会長は、当選1回から3回の議員グループと面会を行った。
河野規制改革担当大臣は、小泉環境大臣など有志の国会議員の会合に出席した。
高市前総務大臣は、地元奈良の県議会議員とのオンライン会合に出席し支援を呼びかけた。野田幹事長代行は必要な推薦人20人を確保できたとして、立候補を表明した。
総裁選挙に複数の女性が立候補するのは初めてである。
きょう午前10時から党本部で立候補の受け付けが行われ、午後には党本部で4人による立会演説会と共同記者会見が行われて本格的な論戦が始まる。
選挙戦では感染拡大が続く新型コロナウイルス対策をはじめ、感染が収束したあとの社会の在り方や経済財政政策、エネルギー政策や外交安全保障政策などが争点となる見通しである。
今回の総裁選挙は、国会議員1人1票の国会議員票383票と、全国の党員らによる投票で配分が決まる党員票383票の計766票で行われる見通しである。
過半数の票を獲得する候補者がいなかった場合は、上位2人による決選投票になる。決選投票は国会議員が1人1票の383票と、各都道府県連に1票ずつ割りふられた47票の計430票で争われる。国会議員の投票は今月29日に東京都内のホテルで行われ、前日28日までに投票が締め切られる党員票と合わせてその場で開票される。
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