【中国情勢】
バンコクで実業家の華僑ら3000人が大会(6月27日)
世界華商大会がバンコクで始まり世界各地から華僑、華人の実業家ら3000人以上が参加した。
米中対立の影響などで中国はASEAN(東南アジア諸国連合)との経済的結びつきを強めていて、去年の貿易総額は日本円で100兆円超。各国の政財界の関係者らが「一帯一路」の重要性を強調。 中国・愛国主義教育法案きょうから審議(6月26日)
中国で愛国主義教育の推進を盛り込んだ愛国主義教育法案の審議がきょうから全人代(全国人民代表大会)の常務委員会で行われる。習近平指導部への求心力を高め社会の安定を図る狙いがあるとみられる。
法案には愛国主義教育の指導理念に加え、具体的な指導体制や教育内容などが盛り込まれるとしている。 中国ではこれまでにも愛国主義教育の重要性が強調されていて、江沢民元国家主席が“抗日戦争に勝利した”と主張する教育方針を推進し、歴史認識をめぐって日中両国の互いの国民感情が悪化する一因を作ったとも指摘された。 李強首相・仏大統領と会談“協力さらに強化すべき”(6月24日)
中国・李強首相がフランスでマクロン大統領と会談。中国外務省によると22日の会談で李首相は、原子力エネルギーや航空などの分野で“互いの利益を実現したい”という考えを示した上で、中国は引き続きフランスと国際問題について意思疎通を強化し世界の平和と安定を促進することを望んでいると強調したという。
これに対し、マクロン大統領はフランスは中国との関係を非常に重視していると応じたとしている。中国としては米国と対立が続く中、中国包囲網ともいえる動きをけん制するねらいがあるとみられる。 ドイツと中国・関係強化で認識の違いも(6月21日)
ドイツ・ベルリンで行われたドイツと中国の政府間協議はドイツ・ショルツ首相と中国・リキョウ首相、両国の閣僚などが参加した。
両首脳は協議後に共同で記者会見し、ショルツ首相は気候変動対策など協力を強化することで一致したことを明らかにし「両国は温室効果ガスの主要な排出国として気候変動との闘いで特別な責任を負っている」と述べた。 メルケル前政権の元で拡大した中国との経済関係についてはショルツ首相は「アジアやほかの国々との関係を積極的に拡大させている」と述べ、経済関係の多様化を進め中国への過度な依存を減らす考えを強調した。...
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米国務長官・中国習近平国家主席と会談へ(6月19日)
米国国務省高官はブリンケン国務長官が習近平国家主席と今日夕方から会談すると明らかにした。
米国・バイデン政権の閣僚として初めて中国を訪れている米国・ブリンケン国務長官と中国で外交を統括する王毅政治局委員の会談がきょう首都・北京で3時間にわたって行われた。 中国外務省によると会談で王政治局委員は台湾を巡って妥協や譲歩の余地はないとする一方、両国関係の改善を呼びかけた。 一連の会談を通じて米国は安全保障をはじめとするさまざまなレベルでの対話を活性化させ、意図しない出来事が衝突に発展するのを防ぎたい意向で、中国側は冷え込んでいる両国関係の改善に向けた米国側の真意を見極めたい考え。 「中国情勢」内の検索 |