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ウクライナ・奪還進む南部ヘルソン州“ロシアの戦争犯罪400件以上・民間人遺体も”(11月14日)
ゼレンスキー大統領は12日、これまでにヘルソン州内の60か所以上の集落を奪還したと明らかにした。ロシア国防省は11日、州都ヘルソンを含む地域から軍の部隊を撤退させたと発表している。
ウクライナ軍はヘルソン市内にロシア兵の一部が民間人を装って潜んでいる可能性があるとして投降を呼びかけるなど掃討作戦を続けている。こうした中、ウクライナ側はヘルソン州の解放された地域でロシア軍による占領下の状況が徐々に明らかになっているとしている。...
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ゼレンスキー大統領は12日、これまでにヘルソン州内の60か所以上の集落を奪還したと明らかにした。ロシア国防省は11日、州都ヘルソンを含む地域から軍の部隊を撤退させたと発表している。
ウクライナ軍はヘルソン市内にロシア兵の一部が民間人を装って潜んでいる可能性があるとして投降を呼びかけるなど掃討作戦を続けている。こうした中、ウクライナ側はヘルソン州の解放された地域でロシア軍による占領下の状況が徐々に明らかになっているとしている。地元メディアによるとウクライナの政府高官はロシア軍が拷問を行ったと見られる場所がヘルソン州にある警察署など複数の場所で見つかったと指摘している。
ゼレンスキー大統領は13日、ヘルソン州でロシアによる戦争犯罪がこれまでに400件以上記録され、兵士だけでなく民間人の遺体も見つかっていることを明らかにした。そのうえで「私たちは絶対にすべての殺人者を見つけ出して裁きにかける」と述べ、ロシアの戦争犯罪の追及を進めるとしている。ゼレンスキー大統領は州内では今後、226か所の集落で安定が取り戻され10万人以上が解放されるとしている。
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ウクライナ軍・近くヘルソン奪還へ(11月13日)
ウクライナ・ゼレンスキー大統領は“州都ヘルソンに軍の特殊部隊が入った”と明らかにした。ウクライナ側は、ロシアが約8か月間にわたって占領してきた重要拠点を近く奪還する勢いを見せている。
ヘルソン州にある水力発電所のダムの一部が爆破された映像を入手したと伝えている。ダムを巡りウクライナは“ロシア軍が攻撃の準備を進めている情報がある”として、“人為的に洪水を起こし、大きな被害を与えようとしている可能性がある”と警戒を続けている。...
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ウクライナ・ゼレンスキー大統領は“州都ヘルソンに軍の特殊部隊が入った”と明らかにした。ウクライナ側は、ロシアが約8か月間にわたって占領してきた重要拠点を近く奪還する勢いを見せている。
ヘルソン州にある水力発電所のダムの一部が爆破された映像を入手したと伝えている。ダムを巡りウクライナは“ロシア軍が攻撃の準備を進めている情報がある”として、“人為的に洪水を起こし、大きな被害を与えようとしている可能性がある”と警戒を続けている。これに対しロシア側は“ウクライナ軍がダムへの攻撃を仕掛けている”と主張。ロシア軍の撤退表明について、ロシア・プーチン大統領はこれまでに反応を示していない。
ロシア大統領府・ペスコフ報道官は「決定は特別軍事作戦の一環であり、国防省に問い合わせてほしい。この件で言うことは何もない」と述べていて、あくまで国防省による軍事的な判断だと強調することで、政権への批判をかわしたい思惑もうかがえる。
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ウクライナで戦闘に参加か・20代日本人男性が死亡(11月11日)
日本政府はウクライナでの戦闘で日本人が死亡したとの情報を受け現地の日本大使館を通じてウクライナ側に情報提供を止めていた。その結果死亡したのは20代の日本人男性だと分かったという。
男性はロシア軍との戦闘に参加するためウクライナ側に立って戦闘に参加していたとみられていたが、今月9日に死亡したという。
どの地域で死亡したかなど詳しい情報は不明。現在大使館は日本にいる家族と連絡を行っているという。...
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日本政府はウクライナでの戦闘で日本人が死亡したとの情報を受け現地の日本大使館を通じてウクライナ側に情報提供を止めていた。その結果死亡したのは20代の日本人男性だと分かったという。
男性はロシア軍との戦闘に参加するためウクライナ側に立って戦闘に参加していたとみられていたが、今月9日に死亡したという。
どの地域で死亡したかなど詳しい情報は不明。現在大使館は日本にいる家族と連絡を行っているという。関係者によるとロシアによるウクライナ侵攻で日本人が死亡したのは初。
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ロシア国防相・ウクライナ南部ヘルソン州・州都からの撤退を命令(11月10日)
ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアの国防省は9日、戦況を巡る会議を開いた。この中で、軍事侵攻の指揮を執るスロビキン総司令官は南部ヘルソン州について、州内を流れるドニプロ川の西岸地域にとどまる部隊が、孤立するおそれが出ているとしたうえで、“川の東側で防衛を固めるのが、最善の選択だ”と報告した。
ショイグ国防相は、州都ヘルソンを含むドニプロ川の西岸地域から、軍の部隊を撤退させるよう命じた。そのヘルソン州を支配する親ロシア派勢力のトップは9日、幹部の1人、ストレモウソフが交通事故で死亡したと、SNSで明らかにした。...
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ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアの国防省は9日、戦況を巡る会議を開いた。この中で、軍事侵攻の指揮を執るスロビキン総司令官は南部ヘルソン州について、州内を流れるドニプロ川の西岸地域にとどまる部隊が、孤立するおそれが出ているとしたうえで、“川の東側で防衛を固めるのが、最善の選択だ”と報告した。
ショイグ国防相は、州都ヘルソンを含むドニプロ川の西岸地域から、軍の部隊を撤退させるよう命じた。そのヘルソン州を支配する親ロシア派勢力のトップは9日、幹部の1人、ストレモウソフが交通事故で死亡したと、SNSで明らかにした。
ロシア軍は、ウクライナ侵攻直後のことし3月、ヘルソン州の全域を完全に掌握したと主張し、プーチン政権が9月に、ヘルソン州など4つの州の一方的な併合に踏み切った。これに対し、領土奪還を目指すウクライナ軍は反転攻勢を強め、州都ヘルソンに向けて部隊を進めていた。
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G20・ゼレンスキー大統領参加・ロシア・プーチン大統領は見送りか(11月9日)
今月15日からインドネシアのバリ島で開かれるG20サミットでは、ウクライナ情勢への対応も議論される見通し。
議長国、インドネシアはメンバー国ではないウクライナのゼレンスキー大統領も招待している。これについて、ウクライナの大統領報道官は8日、地元メディアに対し、ゼレンスキー大統領はなんらかの形で出席するだろうと述べたうえでオンラインで参加する見通しを示した。
ゼレンスキー大統領は、プーチン大統領が出席する場合は参加しない意向を示していて、動向が注目されていた。...
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今月15日からインドネシアのバリ島で開かれるG20サミットでは、ウクライナ情勢への対応も議論される見通し。
議長国、インドネシアはメンバー国ではないウクライナのゼレンスキー大統領も招待している。これについて、ウクライナの大統領報道官は8日、地元メディアに対し、ゼレンスキー大統領はなんらかの形で出席するだろうと述べたうえでオンラインで参加する見通しを示した。
ゼレンスキー大統領は、プーチン大統領が出席する場合は参加しない意向を示していて、動向が注目されていた。一方、プーチン大統領のG20サミットへの出席を巡って、ロシアの有力紙は8日、大統領府に近い関係筋や外交筋の話として対面での出席を見送るものと見られ、ラブロフ外相が現地に向かう見通しだと伝えている。
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