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ウクライナ国営電力会社“23日も全土で計画停電”(11月23日)
ロシアが軍事侵攻を続けるウクライナでは東部での戦闘が一段と激しくなっているほかウクライナ軍が今月奪還した南部の要衝ヘルソンに向けても砲撃が繰り返されている。ウクライナ大統領府のティモシェンコ副長官は23日、SNSにザポリージャ州でロシア軍が産科の病院にミサイルを撃ち込み生後まもない赤ん坊が犠牲になったと投稿したほかハルキウ州でもロシア軍の砲撃によって2人が死亡したと明らかにした。
一方、ロシア軍がエネルギーのインフラ施設を標的にした攻撃を繰り返す中、ウクライナでは連日計画停電が実施されていてウクライナ国営の電力会社は23日も全土で計画停電を実施すると発表した。...
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ロシアが軍事侵攻を続けるウクライナでは東部での戦闘が一段と激しくなっているほかウクライナ軍が今月奪還した南部の要衝ヘルソンに向けても砲撃が繰り返されている。ウクライナ大統領府のティモシェンコ副長官は23日、SNSにザポリージャ州でロシア軍が産科の病院にミサイルを撃ち込み生後まもない赤ん坊が犠牲になったと投稿したほかハルキウ州でもロシア軍の砲撃によって2人が死亡したと明らかにした。
一方、ロシア軍がエネルギーのインフラ施設を標的にした攻撃を繰り返す中、ウクライナでは連日計画停電が実施されていてウクライナ国営の電力会社は23日も全土で計画停電を実施すると発表した。
ウクライナのシュミハリ首相は22日、計画停電を緩和したいが寒くなるにつれて電力消費量が増えている。状況によって緊急停電が発生するおそれもあると述べ危機感を募らせている。
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WHO「ロシア軍・医療施設への攻撃700件超」(11月23日)
WHOは21日声明を発表し、ことし2月以降、ロシア軍の攻撃でウクライナでは病院など医療関連施設への攻撃が703件に上ったと明らかにした。また病院などではインフラ施設が被害を受けた影響で燃料や電気などが不足し、一部の地域でマイナス20度にまで冷え込む厳しい冬の到来で多くの患者が危険な状態に置かれるとして危機感を示した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、NATO(北大西洋条約機構)の会合にオンラインで出席し「ロシアの目的は冬の真っただ中に電気や水、暖房などを止めることであり、多くの人の命を危険にさらしている。...
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WHOは21日声明を発表し、ことし2月以降、ロシア軍の攻撃でウクライナでは病院など医療関連施設への攻撃が703件に上ったと明らかにした。また病院などではインフラ施設が被害を受けた影響で燃料や電気などが不足し、一部の地域でマイナス20度にまで冷え込む厳しい冬の到来で多くの患者が危険な状態に置かれるとして危機感を示した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、NATO(北大西洋条約機構)の会合にオンラインで出席し「ロシアの目的は冬の真っただ中に電気や水、暖房などを止めることであり、多くの人の命を危険にさらしている。大量破壊兵器の使用に等しい犯罪行為だ」と述べ、改めて強く非難した。
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厳しい状況に立たされるウクライナ(11月22日)
ウクライナが厳しい状況に立たされている。
ポーランドのブシェヴォドヴォ村のミサイル着弾をめぐり、ゼレンスキー大統領が、かなり早い段階で「ロシアのNATOに対する挑戦だ」と決めつけたことが、「ゼレンスキーは戦争に巻き込みたがっているのではないか」としてNATOの反感を買ってしまった。
これに対しゼレンスキー大統領は「ウクライナのミサイルではないことに疑いの余地はない」と感情的になっている。...
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ウクライナが厳しい状況に立たされている。
ポーランドのブシェヴォドヴォ村のミサイル着弾をめぐり、ゼレンスキー大統領が、かなり早い段階で「ロシアのNATOに対する挑戦だ」と決めつけたことが、「ゼレンスキーは戦争に巻き込みたがっているのではないか」としてNATOの反感を買ってしまった。
これに対しゼレンスキー大統領は「ウクライナのミサイルではないことに疑いの余地はない」と感情的になっている。
この見方を裏付けるため、現地ポーランドでの独自調査に着手したが、このことがさらに欧米とウクライナの間の溝を深くしている。
NATOとしてはそもそも一番悪いのはロシアであるとのスタンスであるが、ウクライナが独自調査すること自体、欧米を信用していないというふうにも受け取れる。ウクライナの今後の対応次第でウクライナ支援疲れが出てきている欧米からの支援にも影響が出かねない。
今回、心理戦で成功を収めた格好のロシアだが、国境沿いのウクライナが迎撃しにくいコースを選んでミサイルを飛ばした可能性が高い。撃ち落とされはしたが、ゼレンスキーと欧米諸国を分断することに成功した。
今後も、ロシアが似たような難しいコースを選んでウクライナにミサイルを撃ってくる可能性があり、ウクライナは試練の時を迎えている。
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ウクライナ東部で激戦・南部でも砲撃続く(11月22日)
ロシアが軍事侵攻を続けるウクライナでは、東部での戦闘が一段と激しくなっているほか、南部の要衝ヘルソンでもロシア軍の砲撃が繰り返されていて、冬が到来する中、各地で厳しい状況に直面している。ウクライナは21日、「尊厳と自由の日」と呼ばれる記念日を迎え、首都キーウでは、8年前にロシア寄りの政権を崩壊させた抗議活動で犠牲になった人たちを悼む式典が開かれた。
こうした中、東部では21日も激しい戦闘が続いている。...
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ロシアが軍事侵攻を続けるウクライナでは、東部での戦闘が一段と激しくなっているほか、南部の要衝ヘルソンでもロシア軍の砲撃が繰り返されていて、冬が到来する中、各地で厳しい状況に直面している。ウクライナは21日、「尊厳と自由の日」と呼ばれる記念日を迎え、首都キーウでは、8年前にロシア寄りの政権を崩壊させた抗議活動で犠牲になった人たちを悼む式典が開かれた。
こうした中、東部では21日も激しい戦闘が続いている。英国国防省はロシアの指導部がルハンシク州で人口が密集する地域の支配を政治的な優先事項と見なしている可能性が高いと指摘。
また米国のシンクタンクはロシアが掌握していると主張するルハンシク州の集落にウクライナ軍が部隊を進めている可能性を指摘している。
一方、ロシア軍はウクライナが今月奪還した南部の要衝ヘルソンに向けて砲撃を繰り返していて、ウクライナ大統領府の副長官は21日、一連の砲撃で4人が病院に搬送され、このうち1人が死亡したことなどを明らかにした。
また、ヘルソン州議会の議員は21日、地元メディアに対し、「ロシア軍が連日砲撃を続け、住宅やインフラ施設が被害を受けている」と訴えるなど各地で厳しい状況に直面している。
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ウクライナ・ゼレンスキー大統領“エネルギーのインフラ約半分に被害”(11月20日)
ウクライナ・ゼレンスキー大統領は19日、「ロシア軍は電力だけでなくガスの関連施設への攻撃も強めている」としたうえで、これまでにエネルギーのインフラ施設の約半分が被害を受けたことを明らかにした。
このうち奪還した南部の拠点、ヘルソン市でも電気や水道などのインフラが破壊され、市の中心部では18日、飲料水や食料、それに衣類などの支援物資が届き大勢の人たちが受け取っていた。ウクライナのエネルギー省は「電力の供給は厳しいがコントロールされている」と強調し、国民に落ち着いて行動するよう呼びかけるとともに、各家庭にエネルギーの消費を少なくとも25%削減するよう求めた。...
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ウクライナ・ゼレンスキー大統領は19日、「ロシア軍は電力だけでなくガスの関連施設への攻撃も強めている」としたうえで、これまでにエネルギーのインフラ施設の約半分が被害を受けたことを明らかにした。
このうち奪還した南部の拠点、ヘルソン市でも電気や水道などのインフラが破壊され、市の中心部では18日、飲料水や食料、それに衣類などの支援物資が届き大勢の人たちが受け取っていた。ウクライナのエネルギー省は「電力の供給は厳しいがコントロールされている」と強調し、国民に落ち着いて行動するよう呼びかけるとともに、各家庭にエネルギーの消費を少なくとも25%削減するよう求めた。
ゼレンスキー大統領は「状況を安定させるため、国内全域で作業を行っている」と述べ、本格的な冬の到来が迫る中、「電力の安定供給へ復旧作業を急いでいる」と強調し、ロシアに対峙するため、結束するよう呼びかけた。
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