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春のセンバツ・一回戦から強豪校同士が激突!(3月11日)
19日に開幕する第89回選抜高校野球の組み合わせ抽選会が行われた。2年ぶりに甲子園に戻ってきた超大物スラッガー清宮幸太郎に熱い注目が集まる中、今年は1回戦から見逃せない好カードが実現した。日程順に紹介して行こう。
大会初日・第2試合。日大三(東京)vs履正社(大阪)。出場32校のアンケートで、13校の主将から優勝候補に挙げられた履正社。昨秋の神宮大会決勝で早稲田実業を破り、日本一に輝いた大本命だ。...
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19日に開幕する第89回選抜高校野球の組み合わせ抽選会が行われた。2年ぶりに甲子園に戻ってきた超大物スラッガー清宮幸太郎に熱い注目が集まる中、今年は1回戦から見逃せない好カードが実現した。日程順に紹介して行こう。
大会初日・第2試合。日大三(東京)vs履正社(大阪)。出場32校のアンケートで、13校の主将から優勝候補に挙げられた履正社。昨秋の神宮大会決勝で早稲田実業を破り、日本一に輝いた大本命だ。4番の三塁手・安田尚憲は188cmの大型長距離砲。若林将平主将は「プライドをもってしっかりと臨みたい」と抱負を述べた。対する日大三も関東で屈指の強打を誇る強豪校。エース・櫻井周斗は昨年、あの清宮から5三振を奪った本格左腕だ。西東京のドクターKと履正社打線の対決は見ものである。
その直後の第3試合は熊本工(熊本)vs智弁学園(奈良)。熊本工エースの高速右腕・山口翔。昨春の選抜優勝校・智弁の強打者コンビ・太田英毅&福元悠真。いずれもプロ注目の今年有力ドラフト候補の選手たちである。両者の対決は今大会屈指の好勝負となりそうだ。智弁・小坂監督は山口に対し「うちの打線は仕上がっている。打ち崩したい」と自信をのぞかせている。
5日目第2試合。早稲田実業(東京)vs明徳義塾(高知)。先日の練習試合で高校通算本塁打記録を79号まで伸ばした早実の清宮。「この前の甲子園より成長した姿を見せられるのではないかと思う」と、主将として初めて挑むセンバツにかける思いは熱い。明徳にも三拍子揃った屈指の好打者・西浦颯大らが控える。試合巧者明徳・馬淵監督の采配にも注目が集まりそうだ。
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宙に描く華麗な“エア”・フリースタイルスキー(3月10日)
2年に一度開催されるスノーボードとフリースタイルスキーの世界選手権がスペインで開幕した。今年は平昌オリンピックへの試金石となる重要な大会。この競技にはモーグルやスノーボードハーフパイプ、スノーボードパラレル大回転など日本にとってメダルの期待がかかる得意種目が多い。注目の初日、早速嬉しいビッグニュースが飛び込んできた。男子モーグル決勝で堀島行真(いくま)が金メダルを獲得。この種目での「金」は日本人男子では初の快挙だ。...
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2年に一度開催されるスノーボードとフリースタイルスキーの世界選手権がスペインで開幕した。今年は平昌オリンピックへの試金石となる重要な大会。この競技にはモーグルやスノーボードハーフパイプ、スノーボードパラレル大回転など日本にとってメダルの期待がかかる得意種目が多い。注目の初日、早速嬉しいビッグニュースが飛び込んできた。男子モーグル決勝で堀島行真(いくま)が金メダルを獲得。この種目での「金」は日本人男子では初の快挙だ。
現在、中央大学1年の堀島は今回が初出場。先月札幌で行われた冬季アジア大会でもモーグルとデュアルモーグルの2冠を達成した。しかし、W杯ではこれまで未勝利。世界ランキングでは19位のダ-クホースが偉業を成し遂げてみせたのだ。「攻めるしかないなと思ってやった結果で一番になれてすごく嬉しいです」岐阜県出身の19歳は一気に平昌のメダル候補に躍り出た。
モーグル(Mogul)の語源はノルウェー語で「雪のこぶ」。凹凸の続く急斜面を高速で滑り降り、2度のジャンプを行う。五輪種目としての歴史は意外に古く、1988年のカルガリー大会まで遡る。斜面や半円筒のコースで大ジャンプや派手な回転技を決める、若者に人気の“エクスストリーム・スポーツ”の元祖といえよう。日本でも長野五輪金メダリストの里谷多英や、五輪5大会出場の上村愛子の活躍で馴染みが深い。堀島は待望の男子選手での世界王者となった。
大会は12日間にわたり計13種目で華麗な闘いが繰り広げられる。女子ハーフパイプでも小野塚彩那が銀メダルを獲得。スノーボードの竹内智香や平岡卓にも期待がかかる。注目したい。
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WBC開幕!28人のサムライたちの初陣は?(3月9日)
いよいよ4年に1度の野球の祭典が始まった。2017ワールド・ベースボール・クラシック1次ラウンドが7日、東京ドームで開幕。日本代表・侍ジャパンは強敵キューバとの初戦を制し、世界一奪還に向けて好スタートを切った。
先発の石川歩は4回を投げ切り、失点は犠牲フライの1点のみ。立ち上がりに内野安打とエラーで迎えたピンチを、ゲッツーで断ち切ったのはセカンド菊池涼介の好守。小久保監督も「あのプレーが大きかった」と絶賛する4年連続ゴールデングラブ賞の働きだった。...
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いよいよ4年に1度の野球の祭典が始まった。2017ワールド・ベースボール・クラシック1次ラウンドが7日、東京ドームで開幕。日本代表・侍ジャパンは強敵キューバとの初戦を制し、世界一奪還に向けて好スタートを切った。
先発の石川歩は4回を投げ切り、失点は犠牲フライの1点のみ。立ち上がりに内野安打とエラーで迎えたピンチを、ゲッツーで断ち切ったのはセカンド菊池涼介の好守。小久保監督も「あのプレーが大きかった」と絶賛する4年連続ゴールデングラブ賞の働きだった。唯一の侍メジャーリーガー・青木宣親もフェンス間際の大飛球を背面でジャンピングキャッチ。石川を盛り立てた。後続の投手陣はやや打ち込まれ、全体で6失点という心配な面も見られたが、それを補って余りある攻撃陣の好調さが勝敗を決めた。
試合は4回に山田哲人が放ったタイムリーが呼び水となり勝ち越しに成功。この打球は身を乗り出したファンがキャッチしてしまい2ベースになってしまうという珍事に発展したが、勢いは失われることなく最終回まで効果的に追加点を重ねていった。特に先制タイムリーを決めた筒香嘉智は7回に試合を決定づける2ランも叩き込み、四番の重責に十分に応えたといえる。
もう一点ポイントを挙げるとすれば「走塁」だろう。松田や中田、坂本のスチールはキューバ投手陣攻略の突破口となる良い判断だった。第3回WBC準決勝では走塁ミスから自滅してしまった侍ジャパンだが、この試合に日本のスモールベースボールへの原点回帰を見た思いがする。第2戦、8日のオーストラリア戦も日本が快勝。1次ラウンド突破に向けて視界は良好だ。
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偉大な先達に続け!サムライブルーの戦士たち(3月8日)
東京都北区にある国立西が丘サッカー場。その近くの定食屋に、ある伝説の選手の古いサイン色紙が飾られている。40代以上のサッカーファンであれば彼の名前を知らぬものはないだろう。かつてここをホームスタジアムにしていた古河電工から海外移籍し、日本人で初めてドイツ・ブンデスリーガでプレーした男。それが奥寺康彦である。奥寺は当時世界最高峰の舞台で9年間プレーし、リーグ優勝にも貢献。1部リーグで通算234試合の出場を果たした。...
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東京都北区にある国立西が丘サッカー場。その近くの定食屋に、ある伝説の選手の古いサイン色紙が飾られている。40代以上のサッカーファンであれば彼の名前を知らぬものはないだろう。かつてここをホームスタジアムにしていた古河電工から海外移籍し、日本人で初めてドイツ・ブンデスリーガでプレーした男。それが奥寺康彦である。奥寺は当時世界最高峰の舞台で9年間プレーし、リーグ優勝にも貢献。1部リーグで通算234試合の出場を果たした。その功績を称え、2014年にはアジアサッカー連盟で殿堂入りをしている。
その偉大な奥寺の記録が31年ぶりに更新された。日本代表キャプテンのフランクフルト・長谷部誠が5日、フライブルク戦で先発出場し、通算出場試合が235試合に到達。試合は惜しくも1-2で敗れてしまったが、試合後、長谷部は「こういう記録におごることなく謙虚にやっていきたい」と心境を語った。
奥寺が初めてFCケルンのユニフォームに袖を通したのはちょうど40年前。その頃は東洋人がヨーロッパの、それもトップリーグでプレーをするなど、まさに夢のような快挙だった。現在、ブンデスリーガには長谷部をはじめ、同じくSAMURAI BLUEの香川真司(ドルトムント)、原口元気(ヘルタ・ベルリン)、酒井高徳(ハンブルガーSV)など8名の日本人選手が顔を揃える。日本人選手同士がピッチ上で敵味方に分かれて対戦することも珍しくなくなった。偉大な一人の男が切り拓いた道に続く侍たち。「未来に向けて、今まで誰もやったことがないようなことをやっていきたい」長谷部が目指すその先に、日本サッカーの新時代が待っている。
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「サクラサク」・新生「なでしこ」開花宣言(3月7日)
現在ポルトガルで開催中の女子サッカー・アルガルベカップに日本の“なでしこジャパン”が参戦中だ。アルガルベカップは毎年この時期に開催される国際大会。女子サッカー界ではFIFA女子ワールドカップ、オリンピックに次ぐ位置付けとなっており、今年の国際大会では最も格上の大会である。今年は第24回大会で出場12か国によって優勝が争われている。
「選手をある程度絞り込んでチームの形っていうのを出していかなければいけない」高倉麻子監督は大会の課題として、新チームの“屋台骨”をしっかりさせたいと語っていた。...
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現在ポルトガルで開催中の女子サッカー・アルガルベカップに日本の“なでしこジャパン”が参戦中だ。アルガルベカップは毎年この時期に開催される国際大会。女子サッカー界ではFIFA女子ワールドカップ、オリンピックに次ぐ位置付けとなっており、今年の国際大会では最も格上の大会である。今年は第24回大会で出場12か国によって優勝が争われている。
「選手をある程度絞り込んでチームの形っていうのを出していかなければいけない」高倉麻子監督は大会の課題として、新チームの“屋台骨”をしっかりさせたいと語っていた。昨年リオ五輪でのメダルが期待されたなでしこジャパンは、最終予選でよもやの敗退。4大会ぶりに出場を逃した。8年以上にわたり代表監督を務めてきた佐々木則夫監督が辞任する事態となったのは、ちょうど一年前のことだ。偉大なW杯優勝監督の後任を任されたのが高倉麻子監督だった。
だが、新生なでしこの再建は困難な道のりだった。新体制発足から4試合戦い1分け2敗と勝利なし。満を持して臨んだアルガルベも初戦は強豪スペイン相手に1-2と惜敗。途中出場した新エースの横山久美が1ゴールをあげたのが精一杯だった。迎えた2戦目はアイスランド。高倉監督は思い切って選手の入れ替えを断行する。その起用に代表2試合目・二十歳になったばかりの長谷川唯が2ゴールの活躍で応えた。これで高倉監督体制になってから311日目での初勝利だ。この大会で多くの選手を試すことで、新しいなでしこスタイル完成が期待される。
来年はいよいよ2019W杯予選が控える。世界一奪回へ向け、大きな花を育ててほしい。
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