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早実・清宮幸太郎フィーバー!神宮が燃えた夜(4月29日)
神宮球場を埋めた2万人の大観衆。両チーム合わせて35点・7本のアーチが飛び交う大打撃戦の決着がついた時、時計の針は午後10時を回っていた。しかし、これはプロ野球の試合ではない。高校野球の地方大会の決勝なのである。
史上初めてナイター開催となった春季高校野球東京大会。早稲田実業と日大三校の決勝は、早実キャプテン清宮幸太郎の人気の高さから、東京都高野連は外野席のない5700人収容の第二球場では観客が収まりきらないと判断。...
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神宮球場を埋めた2万人の大観衆。両チーム合わせて35点・7本のアーチが飛び交う大打撃戦の決着がついた時、時計の針は午後10時を回っていた。しかし、これはプロ野球の試合ではない。高校野球の地方大会の決勝なのである。
史上初めてナイター開催となった春季高校野球東京大会。早稲田実業と日大三校の決勝は、早実キャプテン清宮幸太郎の人気の高さから、東京都高野連は外野席のない5700人収容の第二球場では観客が収まりきらないと判断。東都大学リーグ戦の終了後の神宮球場で、ナイター開催を行うこととなった。平日にもかかわらず球場前には徹夜組も含む1000人もの行列が。試合開始は午後6時4分だったが、東都大学側との折衝で、まだ大学リーグのゲームが行われているなか外野の入場を前倒しした程だった。
試合は逆転に次ぐ逆転の目まぐるしい展開。8回裏に清宮の高校通算83号2ランで13―10となったが、最終回に日大三校打線が爆発し、一挙7得点で試合をひっくり返した。これで誰もが勝負ありと思った9回裏、早実は1点を返すと再び清宮の打席。ここで何と同点3ランが飛び出し、延長戦の末に早実が優勝を果たした。(ちなみにこの清宮の高校通算84号は現西武・中村剛也の大阪桐蔭時代の記録を抜いた)
一方、昨年の秋季大会決勝に続き準決勝に終わった日大三校だが、その時清宮を5三振に切って取ったエースの桜井周斗は、この試合での登板は最後までなかった。夏の高校野球地区予選西東京大会で再び激突するであろうこの両者。ほかにも早実の4番で同じくこの日2ホーマーの野村大樹や、日大の二刀流・金成麗生ら実力派揃い。両校の再戦が今から楽しみである。
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李、金崎が決めた!浦和と鹿島ACL決勝T進出(4月28日)
「アジアで勝てない状況が続くとJリーグそのものがガラパゴスになってしまう」今年のJリーグキックオフカンファレンスで、村井チェアマンが危機感を露わにしたのは、この8年間優勝から遠ざかっているアジア各国のリーグで争うACL・アジアチャンピオンズリーグだ。
その檄を受けて出撃したJリーグの4つのクラブは、この2か月間、リーグ戦と並行してアジアの強豪との死闘に挑んできた。そのうちグループFではここまで首位の浦和レッズが26日、ホームでオーストラリアのウェスタン・シドニーを迎え撃った。...
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「アジアで勝てない状況が続くとJリーグそのものがガラパゴスになってしまう」今年のJリーグキックオフカンファレンスで、村井チェアマンが危機感を露わにしたのは、この8年間優勝から遠ざかっているアジア各国のリーグで争うACL・アジアチャンピオンズリーグだ。
その檄を受けて出撃したJリーグの4つのクラブは、この2か月間、リーグ戦と並行してアジアの強豪との死闘に挑んできた。そのうちグループFではここまで首位の浦和レッズが26日、ホームでオーストラリアのウェスタン・シドニーを迎え撃った。ここまで一試合平均3得点と好調のレッズは李忠成のゴールなどで怒涛の6得点を挙げ、シドニーにサッカーをさせなかった。これでレッズの二年連続決勝T進出が決定。「もっと上を見ているんでね浦和レッズは。通過点に過ぎない」(李忠成)。目指すのは頂点しかあるまい。
グループEの鹿島アントラーズも敵地で韓国の蔚山現代と対戦。金崎夢生の2得点などで4-0と圧勝し、こちらも6年ぶりに決勝トーナメントへ挑むこととなった。「90分通して戦う姿勢を出せたのが一番良かったかなと思います」と金崎はチームの一段の進化を口にした。ここ数年レベルアップを遂げてきた韓国Kリーグや、資金力にものを言わせ大物選手を獲得する中国リーグの後塵を拝し続けてきたJリーグ。だが、昨年世界を驚かせたアントラーズのクラブW杯での快進撃は明らかに各クラブの戦う意識を変えた。残る2チームの内ガンバ大阪は厳しい状況だが、川崎フロンターレもグループリーグ突破に王手をかけている。今年こそ各チームはJの魂を再びアジアで輝かせてくれるに違いない。
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稀勢の里、「世紀末覇者」の新化粧まわし発表!(4月27日)
先月、新横綱・稀勢の里の劇的な逆転優勝で話題を呼んだ大相撲。五月場所のチケットは発売開始の8日午前10時直後からネット販売のサイトにアクセスが殺到。全十五日間の前売り券はわずか90分で完売という超人気ぶりだ。
その稀勢の里に贈呈される新化粧まわしが話題を呼んでいる。80年代に日本中に大ブームを呼んだ週刊少年ジャンプ連載の「北斗の拳」。そのキャラクターを描いた、土俵入りの三つ揃えまわしが実現することになった。...
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先月、新横綱・稀勢の里の劇的な逆転優勝で話題を呼んだ大相撲。五月場所のチケットは発売開始の8日午前10時直後からネット販売のサイトにアクセスが殺到。全十五日間の前売り券はわずか90分で完売という超人気ぶりだ。
その稀勢の里に贈呈される新化粧まわしが話題を呼んでいる。80年代に日本中に大ブームを呼んだ週刊少年ジャンプ連載の「北斗の拳」。そのキャラクターを描いた、土俵入りの三つ揃えまわしが実現することになった。この意外なコラボレーションは、稀勢の里の後援会に元少年ジャンプの元編集長・堀江信彦氏がいたことが縁で実現したもの。以前から横綱昇進時には化粧まわしを贈ると約束を交わしていた堀江氏に、稀勢の里自身が「北斗の拳」を希望したという。実は漫画イラストの化粧まわしは力士たちに人気が高く、元小結の千代大龍は同じ少年ジャンプの人気漫画「キン肉マン」を使用中である。
デザインは主人公の「ケンシロウ」ほか“北斗三兄弟“をモチーフにしたもの。横綱が自身のまわしに選んだのは主人公ではなく、長兄の「ラオウ」。作中では”拳王“を名乗り、”世紀末覇者“たらんとし、圧倒的な強さを示していた最強の宿敵だ。ファンの間での支持も、主役以上に高いものがある。作中では最後の闘いに敗れて昇天するが、高野山東京別院で実際に執り行われた”葬儀”には多くのファンが詰めかけた。
ラオウには「拳王の肉体は砕けぬ!折れぬ!!朽ちぬ!!!」という名台詞がある。現在、負傷療養中の横綱だが、鋼の精神と肉体を復活させて両国国技館に戻ってくるだろう。最強の化粧まわしでの土俵入りが、今から待ちきれない。
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ダルビッシュ完全復活へ!手応えある113球(4月26日)
「(手術後では)一番力強かったと思います」登板後の記者会見。ダルビッシュの表情からは確かな自信が伝わってきた。24日(現地23日)のメジャーリーグのレンジャーズvsロイヤルズ戦。レンジャーズ先発・ダルビッシュ有は、8回を2失点8奪三振で2勝目を挙げた。3回に連続ソロアーチを浴びたものの、4回以降は1人しかランナーを出さず、2015年のトミージョン手術以降で最長のイニングを好投した。
メジャーでトミージョン手術、すなわち肘の腱移植手術を受ける選手は毎シーズン二桁を数えるほど多い。...
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「(手術後では)一番力強かったと思います」登板後の記者会見。ダルビッシュの表情からは確かな自信が伝わってきた。24日(現地23日)のメジャーリーグのレンジャーズvsロイヤルズ戦。レンジャーズ先発・ダルビッシュ有は、8回を2失点8奪三振で2勝目を挙げた。3回に連続ソロアーチを浴びたものの、4回以降は1人しかランナーを出さず、2015年のトミージョン手術以降で最長のイニングを好投した。
メジャーでトミージョン手術、すなわち肘の腱移植手術を受ける選手は毎シーズン二桁を数えるほど多い。日本人メジャーリーガーでも藤川球児、松坂大輔らが渡米後にメスを入れた。田澤純一や日本球界に復帰した和田毅のように、術後も活躍を見せる選手もいれば、なかなか全盛期の投球感覚を取り戻せずに苦しむ選手も決して少なくはない。ダルビッシュは復帰直後の昨シーズンは7勝5敗と、メジャー移籍後では最低の成績だった。だが、自身のYouTube動画でも練習方法や食事摂取法を公開するなど、リハビリやトレーニングの豊富な知識を持ち、肉体のケアに人一倍気を使ってきたこの男。完全復活に向けての青写真を着実に描いていたに違いない。今季の完全復活に期待が膨らむ一勝だ。
【お詫びと訂正】
(4月20日)「大迫傑が快挙!男子マラソン界復活の光明か?」の記事の中で文字が消えている個所がありました。お詫びのうえ正しく表記し直します。
[正]1万mの日本代表として出場している。
(3月31日)の記事タイトルでフィギュアスケーター・三原舞依選手の名前に誤りがありました。謹んでお詫びのうえ訂正いたします
[誤] 三原麻依の戦い [正] 三原舞依の戦い
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もう一人の愛されたスケーター・村上佳菜子(4月25日)
「うるっときちゃって、頑張って堪えたんですけど泣いてしまいました」現役最後のエキシビションの演技。彼女は明るく感謝の心を表した。
23日、今シーズンのフィギュアスケートが閉幕。国別対抗戦優勝の行方は最終日ラストの女子シングルフリーの2人に託された。まず、16歳の樋口新葉が3回転の連続を含め7つ全てのジャンプを成功。この時点でフリー日本人最高得点となる145・30点でトップに。自己ベストのSPと合わせ、自身初となる200点超えを果たした。...
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「うるっときちゃって、頑張って堪えたんですけど泣いてしまいました」現役最後のエキシビションの演技。彼女は明るく感謝の心を表した。
23日、今シーズンのフィギュアスケートが閉幕。国別対抗戦優勝の行方は最終日ラストの女子シングルフリーの2人に託された。まず、16歳の樋口新葉が3回転の連続を含め7つ全てのジャンプを成功。この時点でフリー日本人最高得点となる145・30点でトップに。自己ベストのSPと合わせ、自身初となる200点超えを果たした。すると最高の形でバトンを受け取った三原舞依が、樋口の記録を更に上回る146.17点を叩き出した。最終滑走で世界歴代最高得点を更新した世界女王・メドベジェワには及ばなかったものの、三原・樋口で2位3位を決め、日本が3大会ぶりの優勝決定。若いチームが一丸となって勝ち取った栄冠だった。
最終日のエキシビションではそろって華やかなパフォーマンスを披露した日本メンバーの顔は皆輝いて見えた。この日今季限りでの引退を表明した村上佳菜子も出演。冒頭で紹介した挨拶はその時のものだ。2010年には世界ジュニア選手権を制覇。当時“浅田2世“と大きな期待を受けた。シニアでは大大会での優勝は果たせなかったが、飛び切りの感情表現豊かなスケーティングが魅力。曲が終了する前に演技を終えてしまい、思い切り顔を崩すなど愛嬌のある憎めない選手だった。これで鈴木明子、浅田真央に続きソチ五輪の女子代表は全員引退となった。次回平昌では日本女子の出場枠は2つ。今回躍進した三原・樋口に日本歴代最高記録を更新されたエース宮原知子、Jr.女王・本田真凜らによる激しい国内での代表争いが始まる。
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