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新旧ストライカー躍動・久保建英と大久保嘉人(5月9日)
将来サムライブルーを背負う逸材との呼び声の高い久保建英(FC東京)。昨年15歳5か月にしてJリーグ公式戦にデビュー。今シーズンは先月セレッソ大阪U-23戦で初ゴールも決めた。これはともにJリーグ史上最年少記録である。
FC東京、C大阪、G大阪の3クラブは本来のチームのほかにJ3に23歳以下のチームを参加させている。久保が現在出場しているのはそのU-23のチームだ。この3日には遂にJリーグカップ(ルヴァン杯)において、トップチームでの出場の機会が巡ってきた。...
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将来サムライブルーを背負う逸材との呼び声の高い久保建英(FC東京)。昨年15歳5か月にしてJリーグ公式戦にデビュー。今シーズンは先月セレッソ大阪U-23戦で初ゴールも決めた。これはともにJリーグ史上最年少記録である。
FC東京、C大阪、G大阪の3クラブは本来のチームのほかにJ3に23歳以下のチームを参加させている。久保が現在出場しているのはそのU-23のチームだ。この3日には遂にJリーグカップ(ルヴァン杯)において、トップチームでの出場の機会が巡ってきた。後半21分からの途中出場。いつもは立つことのないホーム・味の素スタジアムのピッチで、15歳のストライカーは全力で駆け抜けた。背番号は15から41に変わっても、思い切りのいいドリブルは健在だった。FKを任された場面では直接ゴールを狙う高い積極性も見せた。30日には長野のJ3戦でフル出場。カップ戦を挟み6日に再びJ3のFC琉球戦とタフな日程だったが、この機会に是非とも貴重な経験を積んでほしい。
一方、同じFC東京には今季から大久保嘉人が加入している。7日のJ1・仙台戦では、移籍後初の1試合2ゴール。これでJ1での通算最多得点記録を175にまで更新。2得点以上のマルチゴールもJ1通算36度目で歴代最多だ。
この19歳年上の大先輩から久保が学べるものは多いだろう。「大したことをしていないのに注目されることは自分の中で歯痒いものがある。ちゃんと自分が活躍して注目してもらえるような選手になりたい(久保)」との意識の高さも頼もしい限り。飛び級で代表入りした今月開幕のU-20ワールドカップでも、その潜在能力を見せてくれるはずだ。ぜひ期待したい。
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子供に夢を!スポーツのゴールデン・ウィーク(5月8日)
ほぼ全国的に好天に恵まれた今年のゴールデンウィーク。この絶好のスポーツ日和に家族連れで観戦に出かけられた方も多いのではないだろうか。スポーツ大会も多いGW。様々な競技が各地で熱戦を繰り広げ、多くの観衆を沸かせた。
プロ野球は各球場で大盛況。なかでも阪神タイガースはチームも絶好調だ。ホームでカープ相手に三タテを決め、5連勝で首位を堅持した。甲子園球場では5月5日のこどもの日にスコアボードの選手名をすべて「ひらがな」にする初の試みも実施。...
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ほぼ全国的に好天に恵まれた今年のゴールデンウィーク。この絶好のスポーツ日和に家族連れで観戦に出かけられた方も多いのではないだろうか。スポーツ大会も多いGW。様々な競技が各地で熱戦を繰り広げ、多くの観衆を沸かせた。
プロ野球は各球場で大盛況。なかでも阪神タイガースはチームも絶好調だ。ホームでカープ相手に三タテを決め、5連勝で首位を堅持した。甲子園球場では5月5日のこどもの日にスコアボードの選手名をすべて「ひらがな」にする初の試みも実施。この三連戦では人気マンガ“ドラゴンボール”とのコラボレーションも企画され、選手たちが人気キャラのコスチューム姿のイラストで描かれたコラボ限定グッズの販売も行われた。こうしたキッズ向けのサービスは野球ファンの裾野拡大のためにも有効な試みだろう。他球団でも是非導入してもらいたい。
パリーグ首位の楽天イーグルスも連勝でGWを終えた。7日のライオンズ戦では、今季FA移籍した岸が西武ドームでの“敵地”初先発。ライオンズファンからは強烈なブーイングを浴びたが、7回を2失点に抑え2勝目。イーグルスはこれで20勝両リーグ一番乗りとなった。
今季発足したバスケットボール・Bリーグは7日に初レギュラーシーズンの最終戦を終えた。3地区から上位8チームがプレーオフに進出し、13日からのクォーターファイナルを戦うことになる。バレーボールも黒鷲旗全日本男女選抜決勝が行われ、女子は来季の一部復帰を決めたデンソー、男子はJTが2年連続優勝を果たした。連休中に様々なスポーツに接した子どもたち。きっと良い思い出が生まれたに違いない。
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稀勢の里再始動!新鋭・小柳改め豊山にも注目(5月3日)
「ほぼほぼ問題ない。ほぼほぼ大丈夫」2日の力士会に出席した稀勢の里。記者団からの怪我の回復状態についての質問には、以前からよくこの言い回しで表現することが多い。記憶に新しい春場所での左上腕部と胸部の負傷で春巡業を欠場し治療に専念していた。新番付が発表された1日まで土俵での稽古を行うことが出来なかった新横綱は、この日約5週間ぶりに三段目力士相手に胸を出した。だが、稽古の様子は報道陣には非公開という異例の形をとった。...
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「ほぼほぼ問題ない。ほぼほぼ大丈夫」2日の力士会に出席した稀勢の里。記者団からの怪我の回復状態についての質問には、以前からよくこの言い回しで表現することが多い。記憶に新しい春場所での左上腕部と胸部の負傷で春巡業を欠場し治療に専念していた。新番付が発表された1日まで土俵での稽古を行うことが出来なかった新横綱は、この日約5週間ぶりに三段目力士相手に胸を出した。だが、稽古の様子は報道陣には非公開という異例の形をとった。
力士会での体重測定では9キロ増の184kgと自己最重量に。それに関しては「不摂生で増えた訳ではない」と、通常の稽古は行えなくとも、下半身中心にトレーニングを続けてきたことに自信を見せた。稽古の虫が十分な稽古をこなせなかったことや、負傷個所の完治具合など不安要素は否めない。しかし、「基本に戻ってしっかりやれた」と自身初の大きな負傷も前向きに捉えているという。初めて最上位の「東正横綱」で迎える土俵で、日下開山(ひのしたかいざん)の堂々の相撲を見せてくれることを信じよう。
一方、新番付に目を転じると、楽しみなのが新入幕の小柳改め豊山だ。学生相撲出身で、一昨年から制定された「三段目付け出し」の適用第一号。デビューから七場所全て勝ち越しでスピード入幕を決めた。重量感ある相撲で期待を集める23歳は、新潟県から6年ぶりの幕内力士となる。新四股名の「豊山」は、協会理事長も務めた元・時津風親方譲りのもの。同郷でもある大先輩の名を継承する。「自分でいいのかと思った」と恐縮しつつも「新しい豊山像を作りたい」と」意欲は十分だ。また新しい魅力ある力士の登場で、益々幕内の相撲が活気づくことだろう。
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MLB17シーズン目のイチロー・その偉大な足跡(5月2日)
昨年はメジャー通算500盗塁達成に日米通算4257本の“プロ野球通算最多安打”更新と、記録尽くしの一年だったイチロー(43)。その中で8月に達成したメジャー通算3000本安打に対し、4月30日(日本時間1日)本拠地フロリダで試合前に記録達成を祝う式典が開かれた。
このセレモニーは記録達成直後に、マーリンズの同僚が不慮の事故死を遂げたため順延となっていたもの。約9か月遅れでフロリダでの日本の伝統を紹介するイベントに合わせて実施された。...
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昨年はメジャー通算500盗塁達成に日米通算4257本の“プロ野球通算最多安打”更新と、記録尽くしの一年だったイチロー(43)。その中で8月に達成したメジャー通算3000本安打に対し、4月30日(日本時間1日)本拠地フロリダで試合前に記録達成を祝う式典が開かれた。
このセレモニーは記録達成直後に、マーリンズの同僚が不慮の事故死を遂げたため順延となっていたもの。約9か月遅れでフロリダでの日本の伝統を紹介するイベントに合わせて実施された。球団からは3000本のヒットの全場面を張り付けてデザインされたメモリアルプレートが贈呈。さらに球場の大型ビジョンには、自身が参加した第1回WBCで世界一に輝いた際の監督・王貞治氏からの祝福のビデオメッセージという粋な計らいも施された。「好きな野球、もっともっとやって、1本でも多くヒットを打ってください」とのエールに対して「王さんは厳しい方ですけど、すごく温かみがある。それがメッセージににじみ出ていますから、あれは感激しました」と驚きとともに表情を緩ませた。
今季はメジャー17年目。驚嘆すべきは成績もさることながら全シーズン140試合以上の出場を継続していることだろう。その彼を敬愛してやまない川崎宗則は、今季5年間プレーした米球界に別れを告げ、古巣のホークスに復帰。いまMLBでプレーする日本人野手はイチロー以外には、メジャー6年目で日米通算2000本安打達成秒読みの青木宣親のみだ。だがイチローはここまで打撃一割台前半と、かつてない不振に苦しんでいる。ここからどこまで復調を果たせるか?目標とする「50歳までメジャーでプレー」の実現のためにも、巻き返しを期待したい。
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9秒時代間近!桐生祥秀vsケンブリッジ飛鳥(5月1日)
日本陸上界で10秒の壁をめぐる争いが再び熱気を帯びてきた。29日にエディオンスタジアム広島で行われた織田記念国際大会。男子100メートル決勝は、東洋大学の桐生祥秀が10秒04の好タイムで優勝を果たした。
桐生が高校3年生で日本歴代2位の10秒01を出し、関係者の度肝を抜いたのは4年前の織田陸上大会。その後、2015年のアメリカ・テキサス大会では何と9秒87をマーク。残念ながら3.3mの追い風参考記録ながら「初めて10秒の壁を破った日本人選手」となった。...
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日本陸上界で10秒の壁をめぐる争いが再び熱気を帯びてきた。29日にエディオンスタジアム広島で行われた織田記念国際大会。男子100メートル決勝は、東洋大学の桐生祥秀が10秒04の好タイムで優勝を果たした。
桐生が高校3年生で日本歴代2位の10秒01を出し、関係者の度肝を抜いたのは4年前の織田陸上大会。その後、2015年のアメリカ・テキサス大会では何と9秒87をマーク。残念ながら3.3mの追い風参考記録ながら「初めて10秒の壁を破った日本人選手」となった。(ちなみに記録が公認されるのは追い風2.0mまでである)昨年6月には再び自己ベスト10秒01をマーク。今年に入ってからも好調をキープしており、今回の記録は3月のキャンベラ大会での記録と同じ今年のベストタイムだった。
そして、今年に入って「9秒台」を叩き出した日本人選手がもう一人いる。ケンブリッジ飛鳥は4月15日にアメリカ遠征の初戦で9秒98をマーク。5.1mの追い風という状況下だったため、桐生同様あくまでも参考記録ではあるが、10秒の壁突破へのポテンシャルを遺憾なく示した。30日に帰国すると、インタビューで「風がなくても同じくらいの記録を出せる手応えがある」と、快挙達成への意気込みを語った。
同日、桐生は松江で行われた大会に招待選手として参加。「陸上を始める子が増えたら」と100m走を小学生と競ったり、サインを書いたゼッケンをプレゼントするなどファンを喜ばせた。次に桐生とケンブリッジが直接対決するのは来月13日のダイヤモンドリーグ上海大会。日本初の9秒台選手誕生が見られる瞬間はもう近い。
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