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八角理事長再任・暴力の連鎖を断ち切れるか?(3月27日)
26日、日本相撲協会は理事会を開催し、理事長の選出を決議。八角理事長が再選を果たした。ほかに立候補もなく無投票での再任だった。
横綱・鶴竜の優勝で幕を下ろした三月場所。振り返ってみると、二横綱休場のなか鶴竜は初日から11連勝と安定した相撲を見せ、立派に横綱として土俵を務めたといってよいだろう。その鶴竜の連勝を止めたのが初場所優勝の栃ノ心。二桁勝利を挙げ、殊勲賞を獲得。来場所は大関獲りが視野に入ってきた。...
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26日、日本相撲協会は理事会を開催し、理事長の選出を決議。八角理事長が再選を果たした。ほかに立候補もなく無投票での再任だった。
横綱・鶴竜の優勝で幕を下ろした三月場所。振り返ってみると、二横綱休場のなか鶴竜は初日から11連勝と安定した相撲を見せ、立派に横綱として土俵を務めたといってよいだろう。その鶴竜の連勝を止めたのが初場所優勝の栃ノ心。二桁勝利を挙げ、殊勲賞を獲得。来場所は大関獲りが視野に入ってきた。前頭筆頭の遠藤も9勝で技能賞を獲得。初三役が確定的となった。
これらは相撲界にとって久々の明るい話題だが、相撲協会には問題が山積み。日馬富士の暴行事件からの出直しを図る大事な春場所の場所前に、十両・大砂嵐の無免許運転での自動車事故が発覚。さらに場所中の中日8日目には峰崎部屋で暴行行為があったことを協会が公表した。その8日目には十両でとんでもない事件が勃発。支度部屋で新十両の貴公俊が付け人を殴打してけがを負わせてしまい、大きな衝撃を呼んだ。
よりによって日馬富士の暴行事件で被害者側だった貴乃花部屋ホープの不祥事。貴乃花親方は協会内で対立が先鋭化し、内閣府の公益認定等委員会に告発状を提出する事態に発展していたが、この事件で事態は一変。貴乃花親方は謝罪に追い込まれ、貴公俊は翌日より休場となった。千秋楽後、親方は告発状を取り下げる意向を表明するとともに、貴公俊への寛大な措置を訴えた。貴公俊・貴乃花親方への処分は29日に決定される。日馬富士のほか前出の大砂嵐も引退となった。厳しい処分が下されることが予想されるが、八角理事長の判断に注目が集まる。
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新生「Vリーグ」誕生へ・地域密着への大転換(3月26日)
バレーボールの国内リーグ・Vリーグが今年秋から新リーグに生まれ変わる。これまでのVプレミアリーグ、Vチャレンジリーグ(Ⅰ・Ⅱ)はディビジョン1・2・3へと再編。Vプレミアリーグは男女ともに8チームだったが、新リーグの最上位にあたるディビジョン1では男子が10チーム、女子が11チームの構成となる。
25日、リーグを主催する日本バレーボールリーグ機構は、新リーグに参加する各チームを発表した。当初、女子は12チームで東西6チームに分けるという構想だった。...
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バレーボールの国内リーグ・Vリーグが今年秋から新リーグに生まれ変わる。これまでのVプレミアリーグ、Vチャレンジリーグ(Ⅰ・Ⅱ)はディビジョン1・2・3へと再編。Vプレミアリーグは男女ともに8チームだったが、新リーグの最上位にあたるディビジョン1では男子が10チーム、女子が11チームの構成となる。
25日、リーグを主催する日本バレーボールリーグ機構は、新リーグに参加する各チームを発表した。当初、女子は12チームで東西6チームに分けるという構想だった。ところが、熊本のチームが経営難でリーグを脱退することになったため1チーム少ない状態での船出となる。
今回の新リーグにおける最大の改革は「地域密着」を掲げたことだ。そのためこれまで機構側が持っていた試合の「開催・運営権」をチーム側に譲渡することとなった。今後は大会の開催チームはチケット販売を自分たちの手で行う。これまで機構や各県のバレーボール協会任せだった“集客“に注力せざるを得なくなるため、地域との密接な結びつきを築くことが不可欠だ。独自にイベントを開催したり、グッズなどの販売に注力することも可能となるので、ファン獲得のための創意工夫が求められてくるだろう。
…とはいえ、これまでのリーグの体質は、多くが大企業のクラブチームのため、社員や関係者に動員がかけられることが多かったのが実情。クラブチームも増えつつあるが、熊本の例のようにどこも財政状況は厳しい。国内の各種スポーツリーグはNPBもJリーグも地域に根差してホームゲームの収益力を拡大させている。Vリーグはその成功に続くことが出来るだろうか。
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センバツ開幕・今大会からタイブレークを導入(3月24日)
全国3989校の頂点へ。第90回選抜高校野球が阪神甲子園球場で開幕した。昨日はグラウンドコンディションが整わず全選手でのリハーサルは出来なかったが、開会式は好天に恵まれて36校の球児たちが颯爽と入場行進を行った。
スポーツ庁の鈴木大地長官は挨拶で平昌五輪・パラリンピックの選手団の活躍に触れ、「次は皆さんの番です」とエールを送った。選手宣誓を行ったのは27年ぶり出場の瀬戸内高校(広島)・新保利於キャプテン。...
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全国3989校の頂点へ。第90回選抜高校野球が阪神甲子園球場で開幕した。昨日はグラウンドコンディションが整わず全選手でのリハーサルは出来なかったが、開会式は好天に恵まれて36校の球児たちが颯爽と入場行進を行った。
スポーツ庁の鈴木大地長官は挨拶で平昌五輪・パラリンピックの選手団の活躍に触れ、「次は皆さんの番です」とエールを送った。選手宣誓を行ったのは27年ぶり出場の瀬戸内高校(広島)・新保利於キャプテン。「第90回という記念すべき大会に参加できることを喜ばしく思います。応援してくださっている学校関係者、大切な家族・友人、そしてチームメイトの支えに感謝しています」と野球をできることへの感謝の気持ちを力強く伝えた。
その瀬戸内は開会式後の第3試合に出場し、茨城の明秀学園日立と対戦。宣誓を行った新保キャプテンもタイムリーを打つ活躍を見せたが、惜しくも3-4で敗れた。初日の3試合はいずれも接戦のナイスゲームだったと思う。
昨年のセンバツでは2試合連続で15回延長引き分け再試合ということがあった。しかし、今大会はそういったケースは起こりにくいだろう。何故なら今大会では初めての試みとして、「延長タイブレーク制」が導入されるからだ。タイブレーク制では延長13回に入った場合、ランナー一・二塁の状態から攻撃を開始するため、決着がつきやすくなる。すでに都市対抗野球などではお馴染みのルールである。前回のWBCでもタイブレークが採用され、劇的な幕切れがたびたび見られたが、甲子園大会では果たしてどのようなドラマが生まれることになるだろうか。
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春場所優勝争い最終盤・鶴竜vs魁聖の大一番(3月23日)
大相撲春場所も終盤戦に突入した。12日目の取組で、ただ1人全勝を守っていた横綱・鶴竜は先場所優勝の栃ノ心と対戦。過去一度も敗れたことのない相手だったが、この日は胸を合わす四つ相撲。栃ノ心得意の左上手を取られると、驚異的な腕力で一気に寄り切られてしまった。栃ノ心は先月の大相撲トーナメントに続き、苦手の横綱戦を制したことになる。
鶴竜を追うのは今場所好調の平幕の魁聖だ。魁聖はブラジル出身の日系3世。...
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大相撲春場所も終盤戦に突入した。12日目の取組で、ただ1人全勝を守っていた横綱・鶴竜は先場所優勝の栃ノ心と対戦。過去一度も敗れたことのない相手だったが、この日は胸を合わす四つ相撲。栃ノ心得意の左上手を取られると、驚異的な腕力で一気に寄り切られてしまった。栃ノ心は先月の大相撲トーナメントに続き、苦手の横綱戦を制したことになる。
鶴竜を追うのは今場所好調の平幕の魁聖だ。魁聖はブラジル出身の日系3世。稀勢の里や豪栄道らと同じ昭和61年生まれ。「花の61(ロクイチ)組」と言われる世代である。一昨年名古屋場所では関脇も経験しているが、昨年は怪我もあり7年ぶりの十両陥落も経験した。その後4場所連続で勝ち越しし、本来の大きな体を生かした相撲が復活してきた。
魁聖にとって終盤戦まで優勝争いに絡むのは初めての経験。12日目の相手は人気者の遠藤だった。勝てば自己最多の11勝となる一番だったが、突き押しを上手くいなされて黒星。二敗目を喫した。思わず「緊張した」と本音を漏らした魁星。13日目の対戦相手は鶴竜に決定した。本来は東関脇の御嶽海が当たるはずの割を崩して実現した直接対決。優勝争いを左右する大一番となりそうだ。
一方、魁聖に土をつけた遠藤はこれで7勝となり、勝ち越しに王手をかけた。幕下付出から史上最速3場所での新入幕を果たしたのは5年前。三役昇進も時間の問題と思われたが2015年に左膝の重傷を負い、その後十両にまで陥落した。自己最高の前頭筆頭で迎えた今場所。ついにそのチャンスが目前に迫ってきた。注目したい。
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またも大物撃破!大坂なおみ選手(速報)(3月22日)
テニス・大坂なおみ選手が今度はセリーナ・ウィリアムズ選手を2-0のストレート勝ちをした。
マイアミオープン1回戦の相手は元世界ランク1位のセリーナ・ウィリアムズ選手。セリーナ選手はグランドスラム優勝回数23回、ダブルスでもグランドスラムを制覇する実力者。大坂選手にとって子供の頃からの憧れの選手だという。
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