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マスターズ開幕!・松山、小平の一日目は?…(4月7日)
“ゴルフの祭典“マスターズが5日開幕した。日本からは初制覇を目指す松山英樹を筆頭に過去最多の4選手が出場。2年連続4度目の池田勇太は、昨年まで2連続の予選落ちからのリベンジを狙う。昨年の日本ツアー賞金王・宮里優作と、同2位の小平智はこれが初めてのマスターズ挑戦となる。
昨年7月に長女が誕生した松山。今大会では初めて夫人が愛娘とともにアメリカで試合観戦するという嬉しいバックアップも。しかし、2月のフェニックスオープンでは左手親指付け根の痛みで途中棄権。...
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“ゴルフの祭典“マスターズが5日開幕した。日本からは初制覇を目指す松山英樹を筆頭に過去最多の4選手が出場。2年連続4度目の池田勇太は、昨年まで2連続の予選落ちからのリベンジを狙う。昨年の日本ツアー賞金王・宮里優作と、同2位の小平智はこれが初めてのマスターズ挑戦となる。
昨年7月に長女が誕生した松山。今大会では初めて夫人が愛娘とともにアメリカで試合観戦するという嬉しいバックアップも。しかし、2月のフェニックスオープンでは左手親指付け根の痛みで途中棄権。マスターズは復帰3戦目となるが大会前から不安がささやかれていた。1日目、松山は14番ホールの第2打でミスショット。ダブルボギーを叩いてしまう。最終ホールではこの日 初めてバーディーを沈め29位タイの+1で初日を終えた。「切り替えて頑張る」と2日目以降の逆襲を誓う。
この日、日本人選手で飛び出したのは小平智。「2番のバーディーで気持ちが楽になった」という小平は、7番ホールでもバンカーショットで直接ホールにチップイン。-1で日本勢最高の16位タイ発進となった。松山同様、昨年結婚したばかりの小平。現地に同行している元賞金女王の妻・古閑美保のサポートとともに2日目に臨む。一方の池田勇太は62位タイ、宮里優作は73位タイと苦しいゴルフが続きそうだ。
ギャラリーを沸かせたのは3年ぶりの出場となったタイガー・ウッズ。昨季は腰の手術や、その治療薬の副作用による運転で逮捕されるなど厳しい一年だった。現在+1で松山と並んでいる。復活を見せることが出来るか注目が集まる。
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大相撲アナウンス問題・求められる柔軟な姿勢(4月6日)
4日に行われた大相撲春巡業の舞鶴場所でのアナウンスが大きな波紋を呼んでいる。土俵上で挨拶中に倒れた舞鶴市長の救助に当たった人たちに向けて、「女性の方は土俵から降りてください」との館内アナウンスが複数回流された一件には、日本相撲協会に対して激しい批判の声が巻き起こっている。八角理事長は「不適切な対応だった」と謝罪コメントを発表。救助に当たった女性を訪問し、お詫びする意向だという。
緊急搬送された市長はくも膜下出血と診断され、幸い命に支障はないというが、最悪のケースもあり得た。...
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4日に行われた大相撲春巡業の舞鶴場所でのアナウンスが大きな波紋を呼んでいる。土俵上で挨拶中に倒れた舞鶴市長の救助に当たった人たちに向けて、「女性の方は土俵から降りてください」との館内アナウンスが複数回流された一件には、日本相撲協会に対して激しい批判の声が巻き起こっている。八角理事長は「不適切な対応だった」と謝罪コメントを発表。救助に当たった女性を訪問し、お詫びする意向だという。
緊急搬送された市長はくも膜下出血と診断され、幸い命に支障はないというが、最悪のケースもあり得た。人命にかかわる緊急事態に何故このようなアナウンスを行ったのだろうか?大相撲の土俵は“女人禁制”となっているため、観客に限らず、公職にある要人もその例外とされることはない。かつて表彰式でもその賞の授与者である女性の大臣や市長が異を唱え、物議を醸したことがある。その一方で2007年には、女性の観客が本場所の取組時間中に勝手に土俵に上がりビラをばら撒くという騒動があった。万一女性が土俵に上がった際に注意を呼びかけるというのは、このような不測の事態を想定した対策の一環だったのかもしれない。しかし、それを今回のような緊急時に“マニュアル通り”の対応をしたことは、あまりにも拙速な判断であり、非常識との誹りは免れないであろう。
今回の件は海外でも配信され、英BBCでは女性が土俵から降りた後に塩を撒いて浄めたことも批判された。だが、これは女性に対してではなく土俵上で怪我や事故などが起きた時に災いを祓うためのものである。そういった伝統もきちんと説明せねば誤解を招くばかりだ。協会には伝統に固執せず、柔軟な対応を求めたい。
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大谷翔平、本拠地で最高の“SHO”TIME(4月5日)
“Silent Treatment“(サイレント・トリートメント)この英文の意味を初めて検索した人も多かったかも知れない。「よそよそしい態度」を意味するこの言葉は、アメリカメジャーリーグで、新人選手などが初めてホームランを記録した際に、チームメイトがわざとそ知らぬふりをした後で熱烈に祝福するという一種のイタズラである。本拠地エンゼルススタジアムでのデビュー戦となった大谷翔平がこのMLB流サプライズの洗礼を受けた。...
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“Silent Treatment“(サイレント・トリートメント)この英文の意味を初めて検索した人も多かったかも知れない。「よそよそしい態度」を意味するこの言葉は、アメリカメジャーリーグで、新人選手などが初めてホームランを記録した際に、チームメイトがわざとそ知らぬふりをした後で熱烈に祝福するという一種のイタズラである。本拠地エンゼルススタジアムでのデビュー戦となった大谷翔平がこのMLB流サプライズの洗礼を受けた。
「8番DH」で先発出場したこの試合、初回にいきなり二死満塁のチャンスに打席が回ってきた。ワイルドピッチで三塁走者が生還し、労せずしてエンゼルスが逆転。その直後、大谷が「待っていた」というカーブを捉えた鋭い打球は、エンゼルスファンで埋め尽くされたライトスタンドに飛び込んでいった。勝利投手が2日以内に打者として初回ホームランを放ったのは、1921年のベーブ・ルース以来97年ぶりだというから恐れ入る。この日はさらに2本のヒットを記録。4打数3安打3打点と文句のつけようのない最高の本拠地打者デビューを果たした。
初勝利を挙げた2日のアスレチックス戦では唯一の失点となった手痛い一発を浴びた。そのときとまったく同じ“3ラン”をバットで返したというのは意趣返しとしたら些か出来過ぎのような気もする。フィクションの世界でもなかなかここまで見事には決められないだろう。この日受けたのは仲間からの祝福。「10勝10本塁打」も一気に現実味を帯びてきた。果たして今後、どれほど大きな可能性が大谷の前に開けているのだろうか。何といっても彼のその若さだ。大谷はまだ23歳の“ルーキー”なのだから。
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競泳日本選手権が開幕・明暗が分かれた2人…(4月4日)
東京辰巳国際水泳場で競泳の日本選手権が開催中だ。今回の大会は8月に行われるジャカルタ・アジア大会の代表選考会を兼ねており、トップ選手が6日間にわたりしのぎを削り合う。
初日の3日にはエントリーした4種目すべてで日本記録を保持している池江璃花子が、100mバタフライに出場。去年の日本選手権では5種目を制したものの、日本記録は更新できなかったが、今年は既に6回日本記録を塗り替えており絶好調だ。自己ベスト更新を目指して挑んだ今回の日本選手権。...
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東京辰巳国際水泳場で競泳の日本選手権が開催中だ。今回の大会は8月に行われるジャカルタ・アジア大会の代表選考会を兼ねており、トップ選手が6日間にわたりしのぎを削り合う。
初日の3日にはエントリーした4種目すべてで日本記録を保持している池江璃花子が、100mバタフライに出場。去年の日本選手権では5種目を制したものの、日本記録は更新できなかったが、今年は既に6回日本記録を塗り替えており絶好調だ。自己ベスト更新を目指して挑んだ今回の日本選手権。ターンの際にうまくタッチできず、「記録更新は無理かと思った」という準決勝で、56秒58をマーク。およそ1年8か月ぶりに日本記録更新し、決勝進出を果たした。「明日は0.3秒くらい今日から上げられたらなと思う」と意気込みを語った。女子50m平泳ぎ予選ではロンドン五輪銀メダルの鈴木聡美も日本記録を更新して予選通過を果たした。
一方で再起をかける選手も。「昨シーズンはすごく苦しんだ1年」そう吐露するのは萩野公介。去年の400m個人メドレーでは、100分の1秒差でライバル・瀬戸大也に敗れ6連覇を逃した。世界選手権でも瀬戸が銅メダルを獲得したのに対し、萩野は6位と振るわなかった。その後渡米し、外国人コーチのもとでトレーニングを重ねてきた萩野。「どのくらいのタイムが出るか楽しみ」と語り、復活をアピールしたいところだったが…。最初の種目、400m自由形は自己ベストより5秒近くも遅いタイムで2位。派遣標準記録にも届かなかった。レース後は、呆然とした様子で「ちょっと整理する時間をください」とショックを隠せなかった。残り3種目。かつての輝きを取り戻すことが出来るか?
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新たなスタートラインに・桐生祥秀と大谷翔平(4月3日)
平成30年度がスタート。2日には全国で入社式が行われ、フレッシュマンたちが新しい環境への一歩を歩み始めた。
この春新社会人の仲間入りを果たした約93万人の若者たち。今年は大卒の場合、平成6年度から7年度生まれの世代が中心である。スポーツ界でも企業に籍を置くアスリートたちにとっては門出の日。去年9月陸上男子100メートルで日本選手初の9秒台を達成した桐生祥秀(22)もその一人だ。
日本生命の所属となった桐生もほかの新入社員と一緒に入社式に出席し、名刺とユニフォームを手渡された。...
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平成30年度がスタート。2日には全国で入社式が行われ、フレッシュマンたちが新しい環境への一歩を歩み始めた。
この春新社会人の仲間入りを果たした約93万人の若者たち。今年は大卒の場合、平成6年度から7年度生まれの世代が中心である。スポーツ界でも企業に籍を置くアスリートたちにとっては門出の日。去年9月陸上男子100メートルで日本選手初の9秒台を達成した桐生祥秀(22)もその一人だ。
日本生命の所属となった桐生もほかの新入社員と一緒に入社式に出席し、名刺とユニフォームを手渡された。押しも押されもせぬ日本短距離界のエースも、この日は何度も深々とお辞儀をして先輩たちへの挨拶にまわる。その姿は初々しさを感じさせた。新人挨拶では「日本生命所属になりました桐生祥秀です。入社式とかそういう式に出ると身が引き締まります」と述べ、決意を誓った。式後には緊張から解放されたのか、穏やかな表情に。「自分自身の可能性をまた楽しんでいって、記録を出そうと思うように頑張りたい」新しい環境で挑む未知の領域。いま世界の頂点への号砲は打ち鳴らされたばかりだ。
この日は海の向こうでも新たな第一歩を記したアスリートが。メジャーで二刀流に挑戦するエンゼルス・大谷翔平(23)も新社会人と同世代。アスレチックス戦に投手として初登板し、見事初勝利を飾った。「きょうはマウンドに行く時も、一番最初に野球を始めてグラウンドに行く時のような気持ちで行けたので、すごく楽しかったです」新たな旅立ちのこの日、若人たちには忘れられない一日となったことだろう。
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