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背番号「95」メルセデスが史上初の快挙達成(7月11日)
10日、プロ野球史上初めて育成出身選手が初先発初勝利をあげた。その選手の名はクリストファー・C・メルセデス。ドミニカ共和国出身のメルセデスは現在24歳。ジャイアンツの入団2年目のサウスポーだ。8日に支配下登録されたばかりで、いきなりスワローズ戦の先発マウンドを託された。メルセデスは安定した制球力で燕打線を翻弄。5回88球で被安打5本の無失点に抑えて嬉しい初勝利。与えた四死球はゼロという満点の投球内容だった。...
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10日、プロ野球史上初めて育成出身選手が初先発初勝利をあげた。その選手の名はクリストファー・C・メルセデス。ドミニカ共和国出身のメルセデスは現在24歳。ジャイアンツの入団2年目のサウスポーだ。8日に支配下登録されたばかりで、いきなりスワローズ戦の先発マウンドを託された。メルセデスは安定した制球力で燕打線を翻弄。5回88球で被安打5本の無失点に抑えて嬉しい初勝利。与えた四死球はゼロという満点の投球内容だった。
ジャイアンツは同じく今月一軍デビューを果たしたテイラー・ヤングマンが初登板で初勝利をあげ、ここまで2戦2勝と好調だ。新助っ人がチーム浮上の救世主となれるか注目される。
NPBでは2005年度のオフシーズンから導入が始まった育成選手制度。実質的に球団の“3軍”という位置付けとなっている。1球団の支配下登録選手枠の70人を超えて選手を獲得できるようになったため、プロへの門戸が大きく拡大された。契約期間は3年間となっており競争は非常に厳しいが、これまでにホークスの千賀滉大、マリーンズの西野勇士などチームの主力投手となった成功例も出ている。特に制度導入の旗振り役だったジャイアンツは松本哲也と山口鉄也という2人の新人王を輩出してきた。
社会人チームの相次ぐ廃部によりプロ入りを目指して競技を続けるのが困難になっているなか、育成制度があることで貴重な才能が埋もれることなく発掘されていることは、非常に意義のあることといえるだろう。昨年の第2ドラフトで入団した育成選手は10球団合計で32人。ぜひ大きな夢をつかんで欲しいと思う。
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【速報】錦織圭、日本人選手23年ぶりのQF(7月10日)
「よく凌げたという感じ」錦織圭は試合後に安どの表情を見せた。テニスのウィンブルドン選手権男子シングルス。4大大会ではまだ唯一この全英大会のみベスト8以上の進出がない錦織が、2年ぶり3回目の4回戦に挑んだ。
相手は元世界第10位・エルネスツガルビス(ラトビア)。錦織はその193cmの長身から繰り出す強烈なサーブに苦しまされ、第1セットを落とす。セット間には右肘付近のマッサージを受けるほどの厳しいコンディションで追う展開となったが、第2セットは痛み止めも飲みながらの懸命のプレーでタイブレークに持ち込み、セットを奪い返した。...
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「よく凌げたという感じ」錦織圭は試合後に安どの表情を見せた。テニスのウィンブルドン選手権男子シングルス。4大大会ではまだ唯一この全英大会のみベスト8以上の進出がない錦織が、2年ぶり3回目の4回戦に挑んだ。
相手は元世界第10位・エルネスツガルビス(ラトビア)。錦織はその193cmの長身から繰り出す強烈なサーブに苦しまされ、第1セットを落とす。セット間には右肘付近のマッサージを受けるほどの厳しいコンディションで追う展開となったが、第2セットは痛み止めも飲みながらの懸命のプレーでタイブレークに持ち込み、セットを奪い返した。第3セットに入ると今度はガルビスにアクシデントが発生。レシーブの際、左膝をひねって負傷してしまう。このセットも7-6で錦織が奪うと続く第4セットも6-1で取り、両者満身創痍の死闘は3-1で錦織が制した。日本人選手として1995年の松岡修造以来のウィンブルドン8強進出である。
「ベスト8に入れたことは、まず一つ壁を破れたので、これからどんどん進んでいけたら(錦織)」いよいよ次の相手はこの芝のコートを3度制しているジョコビッチだ。昨年から故障で調子を落としているが(現在世界ランク21位)、4回戦は1時間45分でストレート勝ち。危なげなく2年連続でベスト8に進出してきた。その一方で、3回戦では地元英国の若手エドマンドには苦戦。珍しく苛立った表情を露わにし、試合後には観客の態度に不満をぶつけていた。共に完全復活をかけた一戦となるが、錦織がここで4強以上に食い込めば、現在28位まで再浮上してきている世界ランキングのトップ10返り咲きも視野に入ってくる。期待が高まる。
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日本の16歳・結城海斗がメジャー球団と契約(7月9日)
この春中学校を卒業したばかりの16歳が海を渡り大きな夢に挑戦する。少年の名は結城海斗。メジャーリーグ・ロイヤルズとマイナー契約を結び、8日に記者会見を行った。16歳2か月でのMLB球団との契約は、日本人選手としては最年少となる。結城は身長188cmの大型右腕。中学生時代に所属していたチームのアドバイザーがロイヤルズの国際スカウトだったことから、今回の異例の契約が実現した。最速144㎞の速球が武器だが、ロイヤルズのスカウトからは変化球の技巧も高く評価されたようだ。...
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この春中学校を卒業したばかりの16歳が海を渡り大きな夢に挑戦する。少年の名は結城海斗。メジャーリーグ・ロイヤルズとマイナー契約を結び、8日に記者会見を行った。16歳2か月でのMLB球団との契約は、日本人選手としては最年少となる。結城は身長188cmの大型右腕。中学生時代に所属していたチームのアドバイザーがロイヤルズの国際スカウトだったことから、今回の異例の契約が実現した。最速144㎞の速球が武器だが、ロイヤルズのスカウトからは変化球の技巧も高く評価されたようだ。
「甲子園よりもアメリカで野球をしたいという思いが強くなった(結城)」去年7月に行われたリトルシニア全米選手権では日本代表として活躍。この時の経験が野球少年の心を突き動かしたという。今年3月に中学を卒業して多くの強豪校から誘われたが、進学せず直接メジャーを目指す道を選択した。ロイヤルズとの契約年数は7年。早ければ来月上旬にも渡米し、メジャー昇格を目指すことになる。
日本人高校生のメジャー挑戦は97年にメッツに指名された後松重栄(大曲工高)のケースがある。後松は渡米1年目のオフ、帰国中に不運な自動車事故に巻き込まれ、その後遺症でメジャー昇格は果たせなかった。日本の高校野球を経験せずメジャーに挑むのは大変な賭けだが、早くからMLB公式球に慣れるメリットは大きい。甲子園大会での連投などを考えると肩の消耗を避けられるメリットもある。何より現地で早い段階から英語を習得することは成功への近道と言える。結城も3か月前から毎日1時間英語の特訓をしているという。ダルビッシュ有と同じ大阪の羽曳野ブラックイーグルス出身。憧れの先輩に続き夢を掴み取ることは出来るか?
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横綱稀勢の里休場の名古屋場所・注目力士は?(7月7日)
大相撲の横綱・稀勢の里が名古屋場所(七月八日初日)を休場することが決定した。「いまいち相撲が戻らなかった」。休場を表明した日も稽古を行っていた稀勢の里。前日の白鵬とのぶつかり稽古では笑顔も見せていたが、なかなかスタミナが続かない。稽古の後半には平幕相手に負け越す場面も見られた。すっかり体の張りもなくなり、十分な稽古が出来ていないのではないかという印象を受ける。横綱の8場所連続休場は貴乃花の7場所連続休場を上回り史上最長となる。...
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大相撲の横綱・稀勢の里が名古屋場所(七月八日初日)を休場することが決定した。「いまいち相撲が戻らなかった」。休場を表明した日も稽古を行っていた稀勢の里。前日の白鵬とのぶつかり稽古では笑顔も見せていたが、なかなかスタミナが続かない。稽古の後半には平幕相手に負け越す場面も見られた。すっかり体の張りもなくなり、十分な稽古が出来ていないのではないかという印象を受ける。横綱の8場所連続休場は貴乃花の7場所連続休場を上回り史上最長となる。貴乃花は復帰後三場所目で引退となった。引退当時30歳だった貴乃花に対し、稀勢の里は現在。32歳。あの力強い土俵を見ることはもう叶わないのだろうか?
同じように長くリハビリに苦しんできた横綱の鶴竜は今年見事に復活を遂げている。夏場所では自身初の連覇を達成。昨年は4場所連続休場で引退の危機が囁かれた。そこから這い上がってくるのは並大抵の精神力ではなかっただろう。稀勢の里もまだ諦めるには早い。鶴竜は夏場所でもまだ万全の体調ではなく、点滴を打ちながら賜杯を掴んだ。白鵬も含め怪我に苦しんでいるのはどの横綱も同じ。秋場所は何としても皆勤出場して横綱の責任を果たして欲しい。
名古屋場所の注目は大関昇進を果たした栃ノ心がどのような相撲を見せるかだ。しかし、こちらも場所前の出稽古の様子を見ると、なかなか本調子とはいかないようだ。昇進後はスケジュールが立て込み調整が不十分なのかもしれない。久々の帰国でリフレッシュしたところで、気力のこもった土俵を見せてくれることを期待しよう。新十両では沖縄から一六年ぶりの新関取誕生なった美ノ海(ちゅらのうみ)に注目したい。
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西野朗監督退任へ・指揮官の託したメッセージ(7月6日)
サッカーW杯ロシア大会で16強入りを果たした日本代表23選手が帰国した。出国の際は150人程度の見送りしかなかったサポーターは、5倍以上の800人が成田空港に集まり選手らに労いの言葉をかけた。すでに引退を表明しているキャプテンの長谷部誠は会見で「選手冥利に尽きると思います。本当に素晴らしいサポートをありがとうございました」と感謝を述べた。
2大会ぶりの決勝トーナメント進出となった西野JAPAN。...
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サッカーW杯ロシア大会で16強入りを果たした日本代表23選手が帰国した。出国の際は150人程度の見送りしかなかったサポーターは、5倍以上の800人が成田空港に集まり選手らに労いの言葉をかけた。すでに引退を表明しているキャプテンの長谷部誠は会見で「選手冥利に尽きると思います。本当に素晴らしいサポートをありがとうございました」と感謝を述べた。
2大会ぶりの決勝トーナメント進出となった西野JAPAN。“マイアミの奇跡”のアトランタ五輪で2勝をあげながらGL突破を果たせなかった指揮官は、誰よりその難しさを知っている。4月の就任会見時にも「選手には数字的な目標を大きく与えるつもりはない」とし、堅実に「1次リーグ突破」を掲げたのもそれ故だろう。そしてその言葉通り有言実行を果たした。
「勝ち上がることの厳しさを本当に知らされました。選手たちは本当にたくましく戦ってくれたと思います(西野監督)」会見では今月末で代表監督を退くことも発表。「任期を全うしたという気持ちでおります」とその表情は晴れやかだった。協会が2年契約で続投を要請しているとの一部報道もあったが決意は揺るがなかった。
「倒れ込んで背中に感じた芝生の感触、見上げた空の色の感じ、それは忘れるな。ベンチに座っていた選手、ベンチのお尻の下の感触を忘れるな」最後に選手に残したメッセージは雪辱へ向けての記憶。代表監督として指揮を執ったのは僅か7試合でJリーグ通算最多の150勝をあげた名将は代表を去る。短くも鮮烈な印象を残した指揮官のその思いを未来に繋いでほしい。
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