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皆から愛された男「新井さん」涙なき引退発表(9月6日)
「若手がすごく力をつけてきているし、2年後、3年後、5年後のカープを考えたときに今年がいいのではと考えた」プロ野球広島カープの新井貴浩が今シーズン限りでの現役引退を表明した。現役生活20シーズン目での決断だ。
広島市中区出身。1999年に地元カープに入団した新井はファンからの大きな人気を集めた。7年目には43ホーマーを記録し本塁打王に輝く。その彼が2007年オフにFAでチームを離れる際には大きな反響を呼んだ。...
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「若手がすごく力をつけてきているし、2年後、3年後、5年後のカープを考えたときに今年がいいのではと考えた」プロ野球広島カープの新井貴浩が今シーズン限りでの現役引退を表明した。現役生活20シーズン目での決断だ。
広島市中区出身。1999年に地元カープに入団した新井はファンからの大きな人気を集めた。7年目には43ホーマーを記録し本塁打王に輝く。その彼が2007年オフにFAでチームを離れる際には大きな反響を呼んだ。会見での「辛いです」と涙ながらに語った言動に対してはカープファンの中でも賛否が分かれることになる。移籍先のタイガースでも主軸を務めたが、広島球場での試合では一部のファンから厳しい罵声を浴びせられることも多かった。極めつけは取り壊しとなった広島市民球場の壁に残した選手たちのサインが、彼の分だけ消されてしまうという行為まで引き起こされたほどだった。
しかし、新井のカープ愛に変化はなかった。2015年古巣に復帰。「帰ってきて初めての開幕戦、代打での打席は生涯忘れることはない(新井)」。カープファンからの暖かい大声援に包まれた新井は、翌年チームを牽引し優勝に貢献。MVPを獲得する。もう彼を非難する者はどこにもいなかった。やがて新井人気はプロ野球ファン以外にも拡大。SNSでは彼の写真を使ったコラージュ写真が大ブームとなる現象も。引退発表直後「新井さん」はトレンドワードに浮上して変わらぬ人気ぶりを示した。5日のタイガース戦、5回の好機に代打出場した新井にはタイガースファンからも声援が送られていた。チームを超え、ジャンルを超えて愛された男は最後の花道でどんな姿を見せてくれるだろうか。
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全米では初!錦織と大坂が男女そろって8強へ(9月5日)
テニス4大大会の一つ全米オープンで日本人選手の快進撃が続いている。4日に行われたシングルス4回戦で錦織圭と大坂なおみがともに勝利。準々決勝進出を決めた。日本人選手が男女そろって4大大会のベスト8入りを決めたのは1995年・ウィンブルドン大会の松岡修造・伊達公子以来の快挙である(全米では初めて)
現在の世界ランクは奇しくも同じ19位の二人。まず先にコートに立ったのは錦織だった。この日のニューヨークは30度を超える暑さ。...
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テニス4大大会の一つ全米オープンで日本人選手の快進撃が続いている。4日に行われたシングルス4回戦で錦織圭と大坂なおみがともに勝利。準々決勝進出を決めた。日本人選手が男女そろって4大大会のベスト8入りを決めたのは1995年・ウィンブルドン大会の松岡修造・伊達公子以来の快挙である(全米では初めて)
現在の世界ランクは奇しくも同じ19位の二人。まず先にコートに立ったのは錦織だった。この日のニューヨークは30度を超える暑さ。ドイツのコールシュライバーとの試合は序盤から錦織のペースで展開した。シード選手を下して勝ち上がってきたベテランを3-0のストレートで圧倒。失セット0の圧倒的な試合内容に「ほぼ完璧に近い。判断力とか集中力を保つのがすごく大変だったなかで十分なテニスが出来た」と満足げな表情を浮かべた。準々決勝で待ち受けるのはチリッチ(クロアチア)。錦織がアジア出身選手初のグランドスラムファイナリストとなった4年前の全米オープン。その決勝で敗れた因縁の相手だ。最高のリベンジの舞台が巡ってきた。
その20分後に今度は大坂が試合に臨んだ。同い年のアリーナ・サバレンカを相手に熱戦を繰り広げ2-1で勝利。これまで何度も跳ね返されてきたグランドスラム・ベスト16の壁を突破した。試合後の大坂の目には光るものが。インタビューでは、「一番嬉しかった。この試合が」といつもの笑顔をほころばせていた。大阪のベスト8の相手は初対戦となるウクライナのツレンコ(世界ランク36位)これまでは下位の相手に取りこぼしの多かった大坂だが何とか攻略して欲しいところ。試合は共に6日未明だ。
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アジア大会閉幕・池江璃花子は女子初MVPに(9月4日)
アジアの45の国と地域から1万2537人が参加したジャカルタ・アジア大会。大会MVPに選出された競泳の池江璃花子が4日帰国を果たした。日本競泳史上最多6冠を達成し、女子選手初のMVPを獲得。「アジアのチャンピオンになれたという自信がついた」と喜びを語った。
MVP賞は1998年バンコク大会から創設され、日本人選手ではこれまで陸上の伊東浩司、競泳から北島康介と萩野公介が表彰を受けている。今大会では一時スポンサーの撤退により、賞の消滅も危惧されたが無事授与が決まった。...
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アジアの45の国と地域から1万2537人が参加したジャカルタ・アジア大会。大会MVPに選出された競泳の池江璃花子が4日帰国を果たした。日本競泳史上最多6冠を達成し、女子選手初のMVPを獲得。「アジアのチャンピオンになれたという自信がついた」と喜びを語った。
MVP賞は1998年バンコク大会から創設され、日本人選手ではこれまで陸上の伊東浩司、競泳から北島康介と萩野公介が表彰を受けている。今大会では一時スポンサーの撤退により、賞の消滅も危惧されたが無事授与が決まった。金・6個、銀・2個を獲得した池江には賞金5万ドル(約550万円)が贈られた。閉会式では旗手も務めた18歳の少女は、2年後の東京五輪に向けて大きな自信をつかんだようだ。
42競技465種目が行われたジャカルタ・アジア大会。今大会を2020東京に向けての前哨戦と位置づけた日本選手団は、金メダル75個、銀メダル56個、銅メダル74個を獲得。メダル総数と金メダル獲得数は共に中国に次ぐ2位である。男子は五輪を見据えて若手主体で臨んだ競技もあったが、女子はフル代表メンバーで挑んだ競技が多い。その一つ、女子サッカーは2大会ぶり2度目のアジア制覇を達成。来年のW杯フランス大会に向けて大きな弾みをつけた。一方で、女子バレーボールは3位決定戦で韓国に敗れメダル獲得を逃している。今月29日開幕する世界選手権を前に不安を残す結果となってしまったが、是非とも奮起を促したい。
なお、来月6日より同じインドネシアのジャカルタで2018アジアパラ競技大会が開幕する。こちらにも注目していきたいところだ。
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【速報】ピッチャー大谷翔平、復帰戦で2失点(9月3日)
待ちに待ったSHOW-TIMEの復活。日本時間の3日午前9時からMLB・アストロズ-エンゼルスの試合で、大谷翔平が88日ぶりに先発登板復帰を果たした。
大谷はこの日、試合開始3時間前に球場入り。事前の報道では「50球程度」を復帰登板の球数制限とするのではとの観測もあったが、ソーシア監督は「大谷は投げられることに非常に喜んでいる。怪我明けなのでずっと登板させる訳にはいかないので体調に合わせて交代の時期を決める」と、具体的な球数の言及はしなかった。...
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待ちに待ったSHOW-TIMEの復活。日本時間の3日午前9時からMLB・アストロズ-エンゼルスの試合で、大谷翔平が88日ぶりに先発登板復帰を果たした。
大谷はこの日、試合開始3時間前に球場入り。事前の報道では「50球程度」を復帰登板の球数制限とするのではとの観測もあったが、ソーシア監督は「大谷は投げられることに非常に喜んでいる。怪我明けなのでずっと登板させる訳にはいかないので体調に合わせて交代の時期を決める」と、具体的な球数の言及はしなかった。
エンゼルスの初回の攻撃は無得点。1回裏、いよいよ6月6日以来の先発のマウンドに登った大谷。復帰の最初のボールは155キロの内角への力強い速球。しかし、先頭のスプリンガーに2球目をライト前に運ばれ、迎えたバッターはメジャー屈指の好打者・アルトゥーベ。いきなりのピンチを迎えたが、ここをレフトへのライナー性のフライに打ち取る。その後、四球でランナー1・2塁となったが後続も抑え無失点で切り抜ける。2回は三者凡退に切って取ってこれでエンジンがかかったかと思われたのだが、3回に落とし穴が…。制球が定まらず再び先頭を歩かせた後に再びスプリンガーから2ランを浴びてしまう。この後アルトゥーベを打ち取り2回1アウトを取ったところで降板となった。
全米中継された注目の復帰戦。大谷は49球を投げ、被安打2の2失点。奪三振2という成績だった。ボールが先行しコントロールに苦しむ場面も。2回にはセンター前に抜けそうな打球に右手を伸ばし指に当てる気迫も見せた。まずは復帰への第一歩を終えたことを祝福したい。
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横綱審議会稽古総見・稀勢の里の復調ぶりは?(9月1日)
「あと一週間。楽しみだね」横綱の口から久々に明るい声が聞かれた。秋場所を前に行われた恒例の横綱審議会による稽古総見。途中休場を含めて一年以上本場所を休場している横綱・稀勢の里は横綱・大関陣を相手に激しいぶつかり稽古をこなした。
鶴竜には一勝二敗と負け越したものの、豪栄道には二勝二敗の五分。栃の心に一勝の内容だ。特に豪栄道とは激しい顔面の張り合いを見せた。思わず声を荒げるほどの気迫の入りように「相手が張ってきたから。...
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「あと一週間。楽しみだね」横綱の口から久々に明るい声が聞かれた。秋場所を前に行われた恒例の横綱審議会による稽古総見。途中休場を含めて一年以上本場所を休場している横綱・稀勢の里は横綱・大関陣を相手に激しいぶつかり稽古をこなした。
鶴竜には一勝二敗と負け越したものの、豪栄道には二勝二敗の五分。栃の心に一勝の内容だ。特に豪栄道とは激しい顔面の張り合いを見せた。思わず声を荒げるほどの気迫の入りように「相手が張ってきたから。まあ、たまにはいいでしょう」とさばさばした表情。横審の北村委員長は「体は戻ってきているのでは。あとは相撲勘」と期待を寄せた。ただ、まだ腰が浮いて土俵外に出される場面も多く、相撲解説者の北の富士勝昭氏は「体が軽い」と不安点を指摘した。初日まで残り8日間でどこまで仕上げてこれるだろうか。
稀勢の里と胸を合わす場面はなかったが、同じく明けの場所となる白鵬は関脇・御嶽海を指名し、四番取って大関獲得りを目指す相手を圧倒。あとは平幕・正代らを相手に九番全勝だった。夏巡業では足のけがで殆ど本格的な稽古は行えなかったはずだが気力、体力とも充実させてきていているようだ。土俵外から稀勢の里に発破をかける場面も見られた。
一方不甲斐なかったのが御嶽海だ。白鵬をはじめ多くの力士から指名されたが一勝十三敗と良いところを見せられなかった。もっとも御嶽海の場所前の稽古はいつもこんな感じ。自他ともに認める本場所の土俵で本領を発揮するタイプである。果たしてこれも計算の内だろうか?注目の取組の多い秋場所となりそうだ。
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