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ACL2019開幕・鹿島と広島が本戦出場決定!(2月20日)
今年もアジア最強クラブの座を賭けた闘い、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)が開幕した。日本の出場枠は例年通り4つ。昨季のJ1王者・川崎フロンターレはグループHへ。天皇杯を制した浦和レッズはグループGに割り振られている。そしてJ1・2位のサンフレッチェ広島と3位の鹿島アントラーズが19日、ともにホームで本選出場をかけたプレーオフステージに臨んだ。
昨年、悲願のACL王者となったアントラーズに対するのはオーストラリア(Aリーグ)のニューカッスル・ジェッツ。...
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今年もアジア最強クラブの座を賭けた闘い、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)が開幕した。日本の出場枠は例年通り4つ。昨季のJ1王者・川崎フロンターレはグループHへ。天皇杯を制した浦和レッズはグループGに割り振られている。そしてJ1・2位のサンフレッチェ広島と3位の鹿島アントラーズが19日、ともにホームで本選出場をかけたプレーオフステージに臨んだ。
昨年、悲願のACL王者となったアントラーズに対するのはオーストラリア(Aリーグ)のニューカッスル・ジェッツ。プレーオフステージは一発勝負で、負ければ即敗退が決まる厳しい試合だ。現在リーグ戦中でチームコンディションも上々な相手に対し、アントラーズは今季の初戦。プレッシャーのかかる中、前半18分に新加入の伊藤翔が執念でゴールを体ごとねじ込んで先制点を挙げた。その後同点に追いつかれたものの32分に山本脩斗がヘディングで勝ち越し弾を決め、嫌なムードを一掃。後半はセルジーニョの2ゴールでニューカッスルを突き放し、アントラーズが3年連続通算9度目のACL本戦進出を果たした。
移籍後初の公式戦でゴールを挙げた伊藤は「しっかりタイトルを獲れるように貢献できるようゴールを決めていきたい」と抱負を語った。今季は小笠原満男からチームを引き継いだ新主将の内田篤人、そして新たに「10番」を背負った20歳のFW安部裕葵(昨年のベストヤングプレーヤー賞)という新しい体制で、長く厳しいアジアでの激闘を戦い抜くこととなる。
もう一方のサンフレッチェはタイのチェンライ・ユナイテッドとのプレーオフ。試合は延長にもつれ込む死闘となった。延長後半にパトリックが先制ゴールを決めたかに思われたが、チェンライ側の猛抗議でオフサイドとされノーゴールになってしまう。結局スコアレスドローのままPK戦の末何とか難敵を下した。近年代表も力をつけて来たタイリーグの成長ぶりを感じさせられる一戦だった。サンフレッチェはこれで3年ぶり5度目のACL本選出場となる。次戦は本田圭佑が所属するメルボルン・ビクトリーと決まった。国内リーグと並行しての厳しい日程でアジア各地を転戦するACL。Jリーグ4チームの健闘を祈りたい。
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清宮も初選出・侍ジャパン期待の新戦力(2月19日)
「東京五輪を見据えたチームの底上げ。将来的に侍ジャパンを背負っていくであろう選手を集めた(稲葉篤紀監督)」18日、来月9日から行われるメキシコ代表との試合に向けて野球日本代表の出場メンバーが発表された。初選出は11名、平均年齢24.4歳という若い顔ぶれ。そこに「国際試合は経験しないとわからない」と語る稲葉篤紀監督の狙いが見てとれる。
初選出組の中で最も注目を集めたのはやはりファイターズの2年目・清宮幸太郎だ。...
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「東京五輪を見据えたチームの底上げ。将来的に侍ジャパンを背負っていくであろう選手を集めた(稲葉篤紀監督)」18日、来月9日から行われるメキシコ代表との試合に向けて野球日本代表の出場メンバーが発表された。初選出は11名、平均年齢24.4歳という若い顔ぶれ。そこに「国際試合は経験しないとわからない」と語る稲葉篤紀監督の狙いが見てとれる。
初選出組の中で最も注目を集めたのはやはりファイターズの2年目・清宮幸太郎だ。会見の前日、稲葉監督も視察する沖縄キャンプの練習試合では2本のタイムリーを放つなど成長ぶりを見せた。「とても光栄です」とコメントした清宮は「どの環境でも自分のプレーをするだけなのでそれに徹したい」と気持ちを引き締めていた。清宮と同じくプロ2年目の高卒ドラフト1位、スワローズの村上宗隆も初の侍ジャパンメンバーに選ばれた。昨季は9月に一軍デビュー。高卒ルーキー史上7人目のプロ初打席初ホームランを放っている。「球界を代表するような世界で戦える日本を代表するスラッガーになりたい」と左の大砲候補は掲げる目標もビッグだ。
一方、投手陣にも5名の初選出の顔触れが並ぶ。ベイスターズのセットアッパー・三上朋也は29歳にして初の侍ジャパン入りとなった。プロ6年目、時にはクローザーも務める頼れる右腕。先シーズンは自身最多の65試合に登板した。守護神・山崎康晃につなぐ鉄壁のリレーが侍ジャパンでも発揮されるか楽しみだ。今永昇太を含めた横浜トリオの活躍に期待したい。
もう一人、バファローズからのニューフェイス・山本由伸も取り上げておこう。先季は4勝32ホールド。チームでは金子・西の両エースの移籍により今シーズンから先発に転向することになっている。高速カットボールとMAX154キロの速球が持ち味で、インタビューでは「160kmは投げられる」と語っておりまだまだ球速は伸びそうだ。キャンプでの紅白戦も好投を見せ、仕上がりは上々。大舞台を経験する二十歳の若武者の飛躍が楽しみだ。
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JRA初!藤田菜七子、女性初のG1参戦(2月18日)
2019年2月18日午後3時40分。日本競馬の歴史に新たな1ページが書き加えられた。晴天の東京競馬場で行われた今年初のG1レース・フェブラリーステークス。デビュー4年目の藤田菜七子(21)がJRAで最も格式の高いこのG1レースに挑んだ。女性騎手のG1出場は史上初めてのことだ。
「歓声を聞いた時は泣きそうになった」という藤田。デビューから51戦目にJRA初勝利をあげ、ここまで通算50勝を積み重ねてきた。...
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2019年2月18日午後3時40分。日本競馬の歴史に新たな1ページが書き加えられた。晴天の東京競馬場で行われた今年初のG1レース・フェブラリーステークス。デビュー4年目の藤田菜七子(21)がJRAで最も格式の高いこのG1レースに挑んだ。女性騎手のG1出場は史上初めてのことだ。
「歓声を聞いた時は泣きそうになった」という藤田。デビューから51戦目にJRA初勝利をあげ、ここまで通算50勝を積み重ねてきた。ついにつかんだ夢の大舞台。この日の東京競馬場は6万人の大観衆であふれた。前日からの徹夜組も400人以上を数えた。藤田が騎乗するコパノキッキングはここまで4連勝中の有力馬だ。藤田とのコンビは大注目を集めて、この日の4番人気となった。レース前には馬主である風水師のDr.コパこと小林祥晃オーナーから、「怪我をしないように」と塩のお清めも施されたという。
ゲートインの際に藤田は荒ぶる相棒の頭を優しくさすりなだめかせていた。馬への愛情あふれる騎乗が定評ないつもの彼女らしい細やかな仕草だ。レースは一番人気のインティ(騎手・武豊)が抜け出すなか、最後尾につけたコパノキッキングは最後の直線で勝負をかける。大外から追い上げて一気にごぼう抜き。1着・インティ(武豊)、2着・ゴールドドリーム(C・ルメール)、3着・ユライト(福永祐一)というレジェンド達に続き5着に食い込む大健闘を見せた。これはこれまでの自身のJRA重賞最高着順(8着)を大きく更新する記録である。その颯爽とした疾走ぶりは、一足早く東京に春一番が吹いたかのようだった。
レース後の会見では「すべての人に感謝します」と感謝の言葉も忘れない。「東京競馬場は何度も乗っているのですが、きょうは違う景色に見えました(藤田)」新たな歴史を刻んだ21歳のパイオニアは、これからも私たちに見たことのない景色と感動を運んでくれるに違いあるまい。
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今季初の頂上決戦・川崎Fが初優勝(2月17日)
2019年サッカーシーズン開幕を告げる富士ゼロックススーパーカップが16日、埼玉スタジアム2002で開催された。昨年のJ王者・川崎フロンターレと天皇杯王者・浦和レッズが激突する今年初の国内ビッグタイトルに詰めかけた観客の数は大会史上2番目の5万2587人。日本代表・森保一監督も視察に訪れた。
試合は川崎の新戦力が躍動。元ブラジル代表のレアンドロ・ダミアンが前半38分にキャプテン・小林悠のセンタリングに頭で合わせて浦和ゴールに襲い掛かる。...
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2019年サッカーシーズン開幕を告げる富士ゼロックススーパーカップが16日、埼玉スタジアム2002で開催された。昨年のJ王者・川崎フロンターレと天皇杯王者・浦和レッズが激突する今年初の国内ビッグタイトルに詰めかけた観客の数は大会史上2番目の5万2587人。日本代表・森保一監督も視察に訪れた。
試合は川崎の新戦力が躍動。元ブラジル代表のレアンドロ・ダミアンが前半38分にキャプテン・小林悠のセンタリングに頭で合わせて浦和ゴールに襲い掛かる。これは惜しくもオフサイドとなったが、後半7分にこぼれ球に反応、左足を振り抜き先制ゴール。日本のファンの前でロンドン五輪得点王の凄みを見せつけた。その後も浦和の猛攻を完封した川崎が大会初優勝を飾った。
今季J1三連覇がかかるフロンターレ。試合後、小林は「全部のタイトルを狙っていけるように頑張りたい」と意気込みを語った。J1開幕戦は一週間後。王座奪還を目指す浦和レッズ、昨年初のアジア王者に輝いた鹿島アントラーズらとの激しい優勝争いに胸が高鳴る。そんななか、注目したいチームは4年ぶり2度目のJ1昇格を果たした松本山雅FCだ。
昨シーズンは最終節までもつれた昇格争いを制して初のJ2優勝。熱烈な応援で知られるサポーターたちの歓喜で松本の街はチームカラーの緑一色に染まった。新ユニフォームは緑と白のボーダー柄。“GO BEYOND BORDERS“「境界線を越えて」という今シーズンのコンセプトを表している。16日には練習試合を行い鹿児島市でのキャンプを打ち上げた。前回のJ1初参戦は厳しい結果となり、一年で降格という屈辱を味わった山雅。再びJ1の舞台に挑む反町康治監督は「完璧にすることは難しいがそれに近づけた。気持ちを引き締めて準備して開幕を迎えたい」と誓う。高い壁を乗り越えて旋風を巻き起こすことが出来るか注目したい。
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J開幕直前!イニエスタと日本のサッカー人気(2月15日)
2月22日のJリーグ開幕を前に都内で恒例のキックオフカンファレンスが開催された。村井満チェアマンは「世界での名プレーヤーも集まるJリーグとなりました」と挨拶。その言葉の示す通り、この日大きな注目を集めたのは昨年J参戦を果たした元スペイン代表、アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)だった。
「早く開幕してほしい。ワクワクしている(イニエスタ)」J史上最高年俸32.5億円で名門・バルセロナから電撃移籍を果たしたその決断に日本のサッカーファンは驚愕、歓喜した。...
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2月22日のJリーグ開幕を前に都内で恒例のキックオフカンファレンスが開催された。村井満チェアマンは「世界での名プレーヤーも集まるJリーグとなりました」と挨拶。その言葉の示す通り、この日大きな注目を集めたのは昨年J参戦を果たした元スペイン代表、アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)だった。
「早く開幕してほしい。ワクワクしている(イニエスタ)」J史上最高年俸32.5億円で名門・バルセロナから電撃移籍を果たしたその決断に日本のサッカーファンは驚愕、歓喜した。今季ヴィッセルは22日に各クラブの先陣を切り、アウェーでセレッソ大阪とオープニングゲームを戦う。“手品師”の異名を誇る世界最高クラスのMFは「最高のスタートが切れるよう、必ず素晴らしい試合にしたい」と抱負を述べた。
発足から四半世紀を経過したJリーグ。今季も昨年好評だった金曜日のナイトゲームを計画した。前述の長居での大阪vs神戸の開幕戦が今年の「フライデーナイトJリーグ」初開催となる。昨季のJ1観客動員数は1%の微増。5年連続の増加とはなっているが、やや頭打ちの傾向にある。一方で、J3は発足5年目で初めてマイナスに転じてしまった。
イニエスタと同じ神戸所属のルーカス・ポドルスキ(元ドイツ代表)は専門誌のインタビューで日本のサッカー人気への感想を語った。「ベースボールとの人気の差はまだかなり大きいだろう。その差を少しずつ埋めていかなければならない」代表戦ばかりでなく、国内リーグの試合に大きな関心が集まってこそ、この国のサッカー文化も成熟を遂げるというもの。今季はJ3に青森のヴァンラーレ八戸が初昇格を果たしている。これで東北6県すべてにJクラブが誕生したことになった。J1からJ3までの各クラブが熱戦を繰り広げ、日本中でサッカー熱が上昇する一年にしてもらいたい。
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