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W杯2022・アジア2次予選組み合わせ決定(7月18日)
「カタールのW杯に向けて戦いが始まるんだなという気持ちでいます(日本代表・森保一監督)」史上初めて中東のカタールで行われるサッカーワールドカップ2022。17日、アジア2次予選の組み合わせ抽選会がマレーシアのクアラルンプールで行われた。
日本と同じF組に入ったのはキルギス、タジキスタン、ミャンマー、モンゴルの4か国。いずれもFIFAランク90位以下の国だ。実力的には現在28位の日本にとってかなり恵まれたグループと言えるが、アウェーでの戦いでは競技場の環境や気候への対応など十分な準備が必要となるだろう。...
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「カタールのW杯に向けて戦いが始まるんだなという気持ちでいます(日本代表・森保一監督)」史上初めて中東のカタールで行われるサッカーワールドカップ2022。17日、アジア2次予選の組み合わせ抽選会がマレーシアのクアラルンプールで行われた。
日本と同じF組に入ったのはキルギス、タジキスタン、ミャンマー、モンゴルの4か国。いずれもFIFAランク90位以下の国だ。実力的には現在28位の日本にとってかなり恵まれたグループと言えるが、アウェーでの戦いでは競技場の環境や気候への対応など十分な準備が必要となるだろう。日本代表は来年6月まで4か国と2試合ずつ闘い、最終予選進出を目指す。
一方この日、昨年のソチW杯で日本代表を率いた西野朗前監督のタイ代表監督への就任が正式に発表された。今回のアジア2次予選でタイはUAEやベトナムと同じG組のグループとなっている。さらに元日本代表・本田圭佑が実質的な監督を務めるカンボジアはC組に配置された。タイ・カンボジアともに2次予選を突破すれば、もしかすると最終予選で日本との対戦が実現するかもしれない。
W杯出場枠が現行の32か国で行われるのはこのカタール大会まで。2026年の北中米大会からは一気に48カ国にまで出場国枠が拡大される。そうなるとアジアの枠は4.5から8.5と2倍近くに増えることになる。一部にはこの枠の拡大をカタール大会から前倒ししようという動きもあるようだ。いずれにせよ7大会連続出場に向けて、日本サッカーがアジアの狭き門を無事に突破してくれることを信じたい。
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関取在位1位・安美錦引退を表明・土俵に別れ(7月17日)
平成の大相撲を沸かせ続けた稀代の人気力士がついに土俵を去る。今場所、史上1位タイの関取在位117場所となった十両・安美錦が16日、現役を引退することを表明した。三賞受賞は現役力士最多の12回。通算成績は907勝908敗54休だった。
1997年初場所が初土俵の安美錦は現在40歳。十両土俵入りの際の歓声は今でも誰よりも大きい。変幻自在な彼の相撲は“曲者“と呼ぶのがしっくりくる。切れ味鋭い出し投げや絶妙のタイミングでのはたき込みや肩すかし。...
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平成の大相撲を沸かせ続けた稀代の人気力士がついに土俵を去る。今場所、史上1位タイの関取在位117場所となった十両・安美錦が16日、現役を引退することを表明した。三賞受賞は現役力士最多の12回。通算成績は907勝908敗54休だった。
1997年初場所が初土俵の安美錦は現在40歳。十両土俵入りの際の歓声は今でも誰よりも大きい。変幻自在な彼の相撲は“曲者“と呼ぶのがしっくりくる。切れ味鋭い出し投げや絶妙のタイミングでのはたき込みや肩すかし。その一方で一気に寄り切る馬力も持っていた。20年以上にわたる現役時代に繰り出した技は実に「45手」を数え、「技のデパート」の異名を誇った同郷青森出身の舞の海をも超えている。相次ぐ両膝の故障や両アキレス腱断裂などの影響で、近年はまともに当たらずに躱したり、いなす相撲が主体となっていたが、昨年も巨漢力士相手に徳利投げを決めるなど業師振りは未だ健在だった。
その多彩な取り口だけでなくインタビューの軽妙さも多くのファンを虜にした。気のない素振りでジョークを連発するかと思うと、時には何とも言えない絶妙なはぐらかしを繰り出す。アナウンサーを手玉に取るトークも魅力的だった。そんな彼がインタビュールームで感極まったのが39歳で迎えた一昨年九州場所。8場所ぶりに最年長記録で幕内に返り咲いたこの場所で、勝ち越しを決め敢闘賞を受賞した時だ。「辛いことだらけですけど、まあこうやってね…うん…勝って良かったですよ」目を真っ赤にして言葉を詰まらせる姿を初めてカメラの前で見せた。
最高位は関脇。「膝の怪我さえなければ大関になっていただろう」そう思う好角家は少なくない。しかし、本人は「この怪我があったから身体を大事にできた」と優しい笑顔で振り返る。今後は年寄「安治川」を襲名して、部屋付き親方として後進の指導に当たることとなる。是非あの絶妙な語りをテレビ解説でも披露してほしい。
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MLBでマイルストーン・大谷翔平と田中将大(7月16日)
ともに後半戦がスタートしたNPBとMLB。メジャーでは2人の日本人選手が節目の通算記録に到達した。まず1人目はエンゼルスの大谷翔平だ。花巻東の先輩・菊池雄星との2度目の対戦となった15日のマリナーズ戦。前回対決では特大アーチも含め、大谷に軍配が上がったが、今回は2打席で1四球無安打。その後大谷は菊池が降板したあと満塁の場面で犠牲フライを放ち、これが記念すべきMLB通算100打点目となった。日本人選手としては11人目。...
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ともに後半戦がスタートしたNPBとMLB。メジャーでは2人の日本人選手が節目の通算記録に到達した。まず1人目はエンゼルスの大谷翔平だ。花巻東の先輩・菊池雄星との2度目の対戦となった15日のマリナーズ戦。前回対決では特大アーチも含め、大谷に軍配が上がったが、今回は2打席で1四球無安打。その後大谷は菊池が降板したあと満塁の場面で犠牲フライを放ち、これが記念すべきMLB通算100打点目となった。日本人選手としては11人目。通算170試合での到達は松井秀喜に次いで史上2位のスピード記録である。
一方の菊池は5回途中まで投げ3失点。勝ち負けはつかなかった。先週第1子が誕生したばかりの菊池。ここまで4勝6敗と勝ち星に恵まれていないが、後半戦に向けて必ずや巻き返しを見せてくれることだろう。
もう一人、マイルストーンの記録となったのはヤンキースの田中将大。同日行われたヤンキースタジアムでのブルージェイズ戦で6回2失点と好投。今季6勝目を挙げ、日本人3人目となるメジャー通算70勝を達成した。なお、メジャーでの通算勝ち星は野茂英雄の123勝、黒田博樹の79勝に次ぐ3位の記録であるが、野茂・黒田両名とも70勝までに7シーズン以上を要しており、6シーズン目での到達は日本人最速となる。田中は6月に史上初めて英国で行われたメジャー公式戦で先発。オールスターゲームでは日本人初の勝利投手となった。今季は田中にとってメモリアルイヤーとなりそうだ。
一方の日本のプロ野球ではかつてMLBで56勝を挙げた大物選手の復帰報道が。ドラゴンズの松坂大輔が今季初めて16日のタイガース戦に先発することが発表された。本来のピッチングを取り戻すことができるか、注目したい。
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ウィンブルドンJr.で望月慎太郎が日本人初優勝!(7月15日)
5時間にもおよぶ激闘となった全英テニス男子シングルス決勝戦は世界ランク1位のジョコビッチがフェデラーを倒し、2年連続5回目の優勝を果たした。同じ日、18歳以下が出場するジュニアの部を日本人選手が初めて制覇したというビッグニュースが飛び込んできた。川崎生まれの16歳、望月慎太郎である。
「嬉しい気持ちでいっぱいです(望月)」優勝インタビューもまだどこかぎこちない初々しさ。望月は全国小学生大会でベスト4となり頭角を現した。...
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5時間にもおよぶ激闘となった全英テニス男子シングルス決勝戦は世界ランク1位のジョコビッチがフェデラーを倒し、2年連続5回目の優勝を果たした。同じ日、18歳以下が出場するジュニアの部を日本人選手が初めて制覇したというビッグニュースが飛び込んできた。川崎生まれの16歳、望月慎太郎である。
「嬉しい気持ちでいっぱいです(望月)」優勝インタビューもまだどこかぎこちない初々しさ。望月は全国小学生大会でベスト4となり頭角を現した。13歳からは渡米してフロリダのIMGアカデミーに留学、現在もアメリカを拠点としている。今大会の決勝ではスペインのC・ヒメノバレロ相手に得意のバックハンドがさく裂。6-3、6-2ストレート勝ちを修めた。同じIMGアカデミー所属の錦織圭もすぐさまtwitterで「本当におめでとう! 素晴らしい大会だ」と同門の後輩を祝福した。なお、望月は15日発表のジュニアの世界ランキング1位が確実視されている。もちろんこちらも日本人男子初の快挙だ。一方の錦織も昨年の全英以来グランドスラム5大会連続の8強入り。復帰後、安定した成績を続けているのは頼もしい。
また15日には日本人初のグランドスラム達成者である国枝慎吾が、車いす男子シングスの決勝に臨んだ。残念ながらグスタボ・フェルナンデスに逆転負けを喫し、まだ唯一達成していないウィンブルドンのタイトルには手が届かなかったが、自身最高の準優勝となった。女子車いすの上地結衣も準決勝で敗退。国枝と同様この全英大会だけが未戴冠だが、今回も悲願成就とはならなかった。残る今年最後のGS・全米OPでの日本人選手の活躍に期待したい。
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激闘から一夜明け…村田諒太と拳四朗が会見(7月14日)
「気持ちの面でもプロキャリアの中で一番良い試合だったかなと思った」WBA・世界ミドル級王者に返り咲いた村田諒太が会見を行った。リング上でのインタビューと同じ表現で村田は試合を振り返った。
ベルトを奪われた相手から2ラウンド2分34秒でTKO勝利。激しい打ち合いを制し、村田は最高の結果を出した。再び動き始めたビクトリーロードの次なる目標が気になるが、「個人のことはあまり言いたくない。先のことを言うのはやめておく」と明言を避ける。...
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「気持ちの面でもプロキャリアの中で一番良い試合だったかなと思った」WBA・世界ミドル級王者に返り咲いた村田諒太が会見を行った。リング上でのインタビューと同じ表現で村田は試合を振り返った。
ベルトを奪われた相手から2ラウンド2分34秒でTKO勝利。激しい打ち合いを制し、村田は最高の結果を出した。再び動き始めたビクトリーロードの次なる目標が気になるが、「個人のことはあまり言いたくない。先のことを言うのはやめておく」と明言を避ける。しかし、世界的に人気の高い激戦区・ミドル級のベルトを巡ってはTVやPPVからの多額の放映権料が集まりやすく、他団体王者とのビッグマッチにも可能性が膨らむ。期待が寄せられているのは何と言っても現WBAミドル級S王者で3団体統一王者のサウル・アルバレス。そして前の統一王者・ゲンナジー・ゴロフキンとの対戦だ。かつて一緒にトレーニングに励んだ経験のあるゴロフキンは「モチべーションを高く保てる試合」という村田の希望に沿うものになるのは間違いあるまい。
一方、同じ会場で村田と同日にWBC世界Lフライ級王座6度目の防衛を果たした拳四朗も会見を行った。デビュー以来の連勝記録も16に伸ばし、会見では具志堅用高の13回の防衛記録にも話題が及んだ。拳四朗は「大きい目標だから頑張れる」と意気込みを語った。
現在、日本人の世界王者はこの2人を含めて7人いる。先月日本人初の4階級制覇を果たした井岡一翔や、世界王者のトーナメント戦WBSSで快進撃を続ける井上尚弥などはメディアの扱いも大きいが、同じ世界王者でも一般の認知度にはかなり差があるのが現状だ。無敗王者の拳四朗の闘いにももっと評価が当てられてしかるべきだろう。まだ27歳の拳四朗。ボクサーとして脂の乗り切った充実期だ。他団体統一戦も含めて今後のファイトに注目していきたい。
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