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令和新時代の大相撲・貴景勝と朝乃山に注目(1月9日)
13日に初日を迎える令和初の大相撲一月場所。年明け6日には横綱審議委員による稽古総見。翌7日には明治神宮で新年恒例の奉納土俵入りが行われた。ここ数場所若手の台頭が著しいが、今年こそ世代交代は起こるか。展望を占ってみたい。先ずは受けて立つ両横綱からみていこう。
雨が降りしきるなか行われた奉納土俵入り。そのため通常とは異なり社殿内での実施となったが、白鵬は吉兆と捉えた。「運がある人には雨と雪が付いてくる」というモンゴルの諺を紹介し、連覇に向けての意気込みを覗かせる。...
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13日に初日を迎える令和初の大相撲一月場所。年明け6日には横綱審議委員による稽古総見。翌7日には明治神宮で新年恒例の奉納土俵入りが行われた。ここ数場所若手の台頭が著しいが、今年こそ世代交代は起こるか。展望を占ってみたい。先ずは受けて立つ両横綱からみていこう。
雨が降りしきるなか行われた奉納土俵入り。そのため通常とは異なり社殿内での実施となったが、白鵬は吉兆と捉えた。「運がある人には雨と雪が付いてくる」というモンゴルの諺を紹介し、連覇に向けての意気込みを覗かせる。
一方の鶴竜は土俵入り後時津風部屋へ出稽古に。稽古相手に指名されたのが大関候補筆頭の朝乃山だ。新関脇で臨む場所だが鶴竜相手に十番取って全敗。だが「充実した一年になるようもっと上を目指していきたい」と強い決意を語った。
その朝乃山に強いライバル心を露わにしているのは大関・貴景勝である。年末NHKの番組では四つ相撲で勝負したいという朝乃山に対して「突き押しにこだわる」と対抗心をたぎらせた。稽古総見では申し合いで激しくぶつかり合い「お互い真っ向勝負で気持ち良かった」と充実感をみせた貴景勝。「タイプは逆。お互い頑張って結びで取れるようになれば」と抱負を語った。
貴景勝は8日には二所ノ関一門の連合稽古にも参加。大関から陥落した高安との勝負では7勝3敗と圧倒してみせた。「常に優勝というものを貪欲に目指していかないといけない年」と高い目標を掲げる。見据える先は勿論横綱の地位だろう。日本出身力士として次に綱を張るのは貴景勝か、それとも急成長の朝乃山か。今年の大相撲はこの二人を軸に展開していく予感がする。
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NPB新人が新生活スタート・MLB移籍組も始動(1月8日)
新年を迎え、いよいよプロ野球の合同自主トレがスタートする。7日、スワローズのドラフト1位入団・奥川恭伸は初めてファームの戸田球場でキャッチボールやランニングなどで、およそ1時間半の初練習を行った。
5日に故郷の石川を離れて埼玉での寮生活を開始したばかり。初日の感想について奥川は「すごく緊張感のあるなかでの練習だったので、環境に早く慣れたい」と語った。もう一人のビッグルーキー、マリーンズの佐々木朗希は8日、新人選手が入る浦和寮に入寮。...
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新年を迎え、いよいよプロ野球の合同自主トレがスタートする。7日、スワローズのドラフト1位入団・奥川恭伸は初めてファームの戸田球場でキャッチボールやランニングなどで、およそ1時間半の初練習を行った。
5日に故郷の石川を離れて埼玉での寮生活を開始したばかり。初日の感想について奥川は「すごく緊張感のあるなかでの練習だったので、環境に早く慣れたい」と語った。もう一人のビッグルーキー、マリーンズの佐々木朗希は8日、新人選手が入る浦和寮に入寮。10日からは浦和での新人合同自主トレに参加する予定だ。
一方、MLBに挑む“ルーキー“たちも新天地に向けて始動している。海外FA権を行使したライオンズの秋山翔吾はシンシナティ・レッズと3年契約を結んだことが正式に球団側から発表された。日本時間の10日には入団会見が行われる見込み。昨オフのプレミア12で骨折した右足親指の経過も順調のようだ。MLB30球団中で唯一日本人選手の出場がなかったレッズで如何なる活躍を見せるか楽しみである。
今オフにポスティングでのMLB移籍を目指した3選手の動向についても確認しておきたい。申請手続きを行っていた菊池涼介は27日に、マツダスタジアムで会見し広島カープ残留を表明した。年末にレイズとの入団会見を終えた筒香嘉智は帰国中。また、ブルージェイズへ移籍が決まった山口俊投手は現在沖縄での自主トレーニングに励んでいる。球速アップのためにフォームをスリークオーターからオーバースローに変更するほか、パワーカーブなどの新球種の習得に余念がない。今季MLBに挑む3人のサムライたちに注目していきたい。
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“卓球NIPPON“五輪の全メンバーが確定(1月7日)
熾烈な選考レースを繰り広げてきた卓球の五輪代表の全メンバーがついに出揃った。開幕までちょうど200日となった6日、日本卓球協会は会見を開き、日本代表選手を発表した。その顔ぶれを改めて確認してみよう。
シングルスは男女ともに12月のグランドファイナルの結果を受けてすでに内定していた選手達である。男子は世界ランキング5位、16歳の張本智和が初出場。もう1名はリオ大会団体銀メダルメンバーの丹羽孝希(世界ランキング15位)となった。...
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熾烈な選考レースを繰り広げてきた卓球の五輪代表の全メンバーがついに出揃った。開幕までちょうど200日となった6日、日本卓球協会は会見を開き、日本代表選手を発表した。その顔ぶれを改めて確認してみよう。
シングルスは男女ともに12月のグランドファイナルの結果を受けてすでに内定していた選手達である。男子は世界ランキング5位、16歳の張本智和が初出場。もう1名はリオ大会団体銀メダルメンバーの丹羽孝希(世界ランキング15位)となった。一方の女子は日本のエース19歳の伊藤美誠(世界ランキング3位)。そして平野美宇との激しい代表争いを制した石川佳純の2名だ。この4名はすべて団体戦のメンバーにも選出されている。
注目の団体戦3人目のメンバーには水谷隼と平野美宇が選ばれた。前回リオ大会では男子シングルスで日本人初の銅メダルをもたらした水谷。昨年は目の不調に悩まされたが、逆境を克服し通算4度目の五輪に挑むこととなる。水谷は自身のツイッターで「自分を選んだこと後悔させません」と宣言。過去2大会、団体戦では無敗を誇るが、「東京でも全勝して自ら引退の花道を飾ります」と誓いを立てた。また、平野はシングルスの代表の椅子は逃したものの、リオ大会で涙をのんだ団体戦3人目のメンバーに初めて入った。この4年間噛み締めてきた思いの丈を大舞台で存分にぶつけてもらいたい。
なお、今大会から初めて行われる新種目の混合ダブルス代表は水谷・伊藤ペアの組み合わせとなった。当初は五輪直前まで国際大会での戦績を検討するとの方針だったが、今回前倒しで急きょ同時に発表された。昨年途中からのペアだが12月のグランドファイナルで準優勝するなど結果を出している。伊藤は「水谷選手と組めるのはわかり合っているのは私しかいない」と強い自信を覗かせる。最強の布陣で臨む「卓球NIPPON」に金メダル獲得の期待が高まる。
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令和新時代・五輪イヤーのスポーツ界の幕開け(1月6日)
オリンピックイヤー2020年がスタートした。記念すべき一年の幕開けを様々なスポーツシーンが飾った。先ずは年越しの大晦日ボクシング決戦から振り返っていこう。
ボクシングトリプル世界戦はTBS系列で中継。メインイベントのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチでは井岡一翔が初防衛戦に挑んだ。リーチで勝る挑戦者に手こずるもボディを攻めて3-0の判定勝ち。タイトルを守った。翌日の会見では「統一戦や名の知れている選手とやりたい」と意欲を示した。...
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オリンピックイヤー2020年がスタートした。記念すべき一年の幕開けを様々なスポーツシーンが飾った。先ずは年越しの大晦日ボクシング決戦から振り返っていこう。
ボクシングトリプル世界戦はTBS系列で中継。メインイベントのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチでは井岡一翔が初防衛戦に挑んだ。リーチで勝る挑戦者に手こずるもボディを攻めて3-0の判定勝ち。タイトルを守った。翌日の会見では「統一戦や名の知れている選手とやりたい」と意欲を示した。残るWBO世界世界フライ級王者・田中恒成、同世界女子Sフライ級・吉田実代も防衛に成功している。
明けて元日は新国立競技場のこけら落としとなる天皇杯決勝。最多優勝を誇る鹿島と初の決勝進出を果たした神戸の対戦となった。昨季のJリーグ公式戦では1勝1敗の互角の両者だったが、神戸が終始優勢に試合を運び2-0で勝利。イニエスタらスーパースターを擁するヴィッセルがクラブ史上初の栄冠に輝いた。Jクラブに新たな歴史が刻まれた一戦だったが、表彰式時に鹿島の一部選手による非礼な行動が批判を浴びている。今後も論議を呼びそうな雲行きだ。
2日から3日の恒例の箱根駅伝は記録ラッシュに。何と10区間中7区間で新記録が生まれた。レースを制したのは青山学院大学。往路・復路ともに圧巻の走りでの完全優勝で2年ぶりの王者に返り咲いた。出雲王者の國學院は過去最高の3位。東京国際大はケニア人留学生ヴィンセントの驚異的なリードを活かし、こちらも過去最高の5位に入った。また創価大学は10区・島津雄が区間新を出すなど大健闘。逆転で初のシード権を獲得した。一段の高速化とニューカマーが台頭した箱根駅伝。今年の視聴率は往路27・5% 復路28・6%(ビデオリサーチ・関東地区)と、こちらも断トツの数字をあげている。令和時代も益々盛り上がりを見せそうだ。
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バスケ、ラグビー、サッカー、バレー・高校全日本選手権(12月30日)
年末年始恒例の高校スポーツの選手権大会がシーズンたけなわである。すでにバスケットボールが男女ともに終了。ラグビーは27日より開幕中、サッカーは30日のキックオフとなる。
第72回バスケットボール全国高校選手権“ウインターカップ”は調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで7日間にわたって熱戦が繰り広げられた。29日、史上初めて福岡県勢同士の対決となった男子決勝は、福岡第一が福岡大学付属大濠を75-68で破り優勝。...
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年末年始恒例の高校スポーツの選手権大会がシーズンたけなわである。すでにバスケットボールが男女ともに終了。ラグビーは27日より開幕中、サッカーは30日のキックオフとなる。
第72回バスケットボール全国高校選手権“ウインターカップ”は調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで7日間にわたって熱戦が繰り広げられた。29日、史上初めて福岡県勢同士の対決となった男子決勝は、福岡第一が福岡大学付属大濠を75-68で破り優勝。2年連続4度目の栄冠を手にした。福岡第一は高校№1プレーヤーの呼び声高い河村勇輝が躍動。正確な3Pで得点を重ねていく。さらにコンゴ民主共和国からの留学生クベマ・ジョセフ・スティーブがトリプルダブル(得点31・リバウンド20・ブロック11)を達成するなど終始試合を優勢に進め、福岡大濠の反撃を阻んだ。福岡第一はIHとの2冠達成となった(ちなみに国体では両校選手を中心とした福岡県選抜が優勝している)一方、女子決勝は愛知の桜花学園が昨年優勝の岐阜女子に勝利し、国体・IHとの三冠を果たした。
連日熱戦が続く第99回全国高等学校ラグビーフットボール大会は年明けの1月7日、第98回全国高等学校サッカー選手権は13日が決勝戦の予定だ。併せて、男女バレーボールの第72回全日本高校選手権“春高バレー”も1月5日から開幕を迎える。女子の注目は三連覇がかかる大阪金蘭会。今年全日本代表にも選出されたエースの宮部愛芽世らがチームを牽引する。
思えば今年はテニスの大坂なおみ、陸上のサニブラウン、バスケの八村塁とアフリカ系ハーフのアスリートの活躍が目立つ一年でもあった。高校バレーの宮部はナイジェリア出身の父と日本人の母を持つ。ウインターカップ決勝で輝きを見せた大濠高の横地聖真の父親はガーナ系である。ラグビー日本代表のONE TEAMに象徴されるように、様々なルーツを持つ選手の活躍が日本のスポーツ界に選手層の厚みとレベルアップをもたらしている。2019年はその象徴的な記念すべき年になったと言えるだろう。
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