※2022年6月、更新を終了しています
北朝鮮・核ミサイル開発を誇示も・韓国への非難抑える(1月5日)
北朝鮮では昨日、平壌で開かれた大規模な大会の映像を放送した。
大会では党平壌市委員会キムスギル委員長は「敵対勢力による挑戦と史上最悪の難関を打ち砕き国家核武力完成の歴史的な偉業が成し遂げられた」と演説し、核・ミサイル開発の進展ぶりを誇示した。
更に演説では北朝鮮がこれまで非難してきたムンジェイン政権や南北関係への言及はなかった。...
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北朝鮮では昨日、平壌で開かれた大規模な大会の映像を放送した。
大会では党平壌市委員会キムスギル委員長は「敵対勢力による挑戦と史上最悪の難関を打ち砕き国家核武力完成の歴史的な偉業が成し遂げられた」と演説し、核・ミサイル開発の進展ぶりを誇示した。
更に演説では北朝鮮がこれまで非難してきたムンジェイン政権や南北関係への言及はなかった。
南北の関係改善に向けた意欲を強調する指導部の立場を反映した動きかとみられる。
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北朝鮮めぐる問題に変化は・南北対話開始(1月4日)
北朝鮮は昨日、韓国との連絡チャンネルを約2年ぶりに再開した。平昌五輪の参加に関連し韓国と実務的協議を行うとして南北関係改善への姿勢を強調している。
北朝鮮・金正恩委員長は約30分間の新年の演説の中で触れたのが、来月開かれる平昌五輪についてだった。
さらに双方の代表のあう準備があると述べ、これに応えるように韓国・文在寅大統領に関係改善に意欲を示した。
ムンジェイン大統領は「平昌五輪を南北関係改善と平和のきっかけにしようとする。...
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北朝鮮は昨日、韓国との連絡チャンネルを約2年ぶりに再開した。平昌五輪の参加に関連し韓国と実務的協議を行うとして南北関係改善への姿勢を強調している。
北朝鮮・金正恩委員長は約30分間の新年の演説の中で触れたのが、来月開かれる平昌五輪についてだった。
さらに双方の代表のあう準備があると述べ、これに応えるように韓国・文在寅大統領に関係改善に意欲を示した。
ムンジェイン大統領は「平昌五輪を南北関係改善と平和のきっかけにしようとする。われわれの提案に応じたものと評価し歓迎する」と述べた。
北朝鮮・国営テレビ・朝鮮中央テレビの放送でこれまでの発表で「南の執権者」などと呼んでいた文在寅大統領を初めて肩書つけ名前で呼んだ。
そのうえでおととし2月に途絶えていたパンムンジョムの連絡チャンネルを再開すると発表した。
韓国統一省によると昨日午後、北朝鮮側から電話回線を通じ連絡があり、双方が名乗ったうえで20分程度通話したという。
回線に異常がないかなどを確認したとして具体的な協議があったか明らかにしていない。
北朝鮮が弾道ミサイル発射など孤立を深める中、文在寅大統領は「対話の必要性」を呼びかけてきた。
それだけに平昌五輪をきっかけに北朝鮮が対話を呼びかけてきたことで韓国政府には歓迎ムードが広がっている。
ただ金委員長は「核のボタンが机の上にいつも置かれている」と述べるとともに核弾道ミサイル実戦配備に拍車をかけるよう指示するなど米国トランプ政権を威嚇している。
北朝鮮が核放棄を前提にした協議に応じる可能性は非常に低いのが現状である。
そのため韓国は米国との間で板挟みになることは避けられない。
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米韓合同軍事演習・米国・国防長官“現時点で中止する考えない”(12月30日)
米国軍と韓国軍の軍事演習について韓国側が来年の五輪パラリンピックに重ならないよう延期を提案していることをめぐり米国・マティス国防長官は両国間の調整次第だとした上で現時点で演習を注視する考えはないことを明らかにした。
北朝鮮への圧力について「国際社会の多くの支持とともに外交努力が払われ経済面において言葉でなく実際の行動で強化されている」と述べた。
日本・トルコ外相・安全保障協議開催で合意(12月29日)
河野外相は日本時間の昨夜、訪問先のトルコでチャウシュオール外相と会談し戦略的パートナーとして両国の協力関係を強化するため対話を重ねていくことで一致し、来月下旬に局長級の安全保障協議を開催することで合意した。
両外相は北朝鮮情勢をめぐって“国連安保理決議の完全な履行が重要”だという認識を確認したほか、内戦が続くシリアの状況など中東情勢についても意見を交わした。...
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河野外相は日本時間の昨夜、訪問先のトルコでチャウシュオール外相と会談し戦略的パートナーとして両国の協力関係を強化するため対話を重ねていくことで一致し、来月下旬に局長級の安全保障協議を開催することで合意した。
両外相は北朝鮮情勢をめぐって“国連安保理決議の完全な履行が重要”だという認識を確認したほか、内戦が続くシリアの状況など中東情勢についても意見を交わした。
河野外相はトルコについて、「地域の様々な課題への取り組みを日本は高く評価している」と述べた。さらに河野外相はエルドアン大統領とも会談し、貿易の拡大など両国の経済関係を強化していくことで一致したほか、米国がエルサレムをイスラエルの首都と認めたことをめぐる問題で、交渉を通じた解決が重要だとする日本の立場を説明した。
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韓国外務省作業部会・日韓合意を検証・前政権の対応批判(12月28日)
慰安婦問題をめぐって日本と韓国の両政府が最終的かつ不可逆的な解決で合意してから2年経った。
韓国外務省の作業部会は合意の検証結果を発表。「被害者の意見を十分に集約しなかった」「日本大使館前に設置された少女像などに関し非公開にされた部分があった」などとし、前のパククネ政権の対応を批判した。
連合ニュースが「二面性のある合意だったことが明らかになった」と伝えるなど、反発が広がっている。...
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慰安婦問題をめぐって日本と韓国の両政府が最終的かつ不可逆的な解決で合意してから2年経った。
韓国外務省の作業部会は合意の検証結果を発表。「被害者の意見を十分に集約しなかった」「日本大使館前に設置された少女像などに関し非公開にされた部分があった」などとし、前のパククネ政権の対応を批判した。
連合ニュースが「二面性のある合意だったことが明らかになった」と伝えるなど、反発が広がっている。
プサンでは日本総領事館前に設置された少女像の前で、きょう市民団体の集会が開かれる予定。合意見直しや再交渉を求める世論が勢いづき、日韓関係がさらに冷え込む事態も予想される。
日本政府は「合意は正当な交渉を経たものであり、韓国側が合意の破棄や見直しを求めてくれば日韓関係に重大な影響を及ぼす」とけん制した。
河野外相は「合意が変更されるようなことがあれば、日韓関係は極めて管理不能な状態になる」と表明した。
日本側が10億円を拠出し元慰安婦への支援事業が行われていることを踏まえ、着実な実施を強く求める方針である。
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