北海道・震度6強・北海道内全域・約295万戸で停電(9月6日)
北海道で震度6強の激しい揺れを観測した地震による被害が広がっている。
これまでに2人が死亡し、39人の安否が分かっていない。
さらに、北海道内全域、約295万戸で停電が続いている。気象庁は、今後1週間程度は最大震度6強程度の地震に十分注意するよう呼びかけている。
地震の対応について、世耕経済産業相が記者会見に応じ、北海道内の最大の火力発電所である苫東厚真発電所のなかの4号機の再稼働に向けて作業を進めていたが、タービン付近から出火が確認された。...
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北海道で震度6強の激しい揺れを観測した地震による被害が広がっている。
これまでに2人が死亡し、39人の安否が分かっていない。
さらに、北海道内全域、約295万戸で停電が続いている。気象庁は、今後1週間程度は最大震度6強程度の地震に十分注意するよう呼びかけている。
地震の対応について、世耕経済産業相が記者会見に応じ、北海道内の最大の火力発電所である苫東厚真発電所のなかの4号機の再稼働に向けて作業を進めていたが、タービン付近から出火が確認された。また、1号機と2号機もボイラーが損傷している。そのため苫東厚真発電所の復旧には少なくとも1週間以上かかる見通しとなった。
このため苫東厚真火力発電所に変えて、すでに立ち上がっている道内の水力発電約30万キロワットに加えて、砂川火力発電所25万キロワットの再稼働を、本日できるだけ早い時間に行うべく作業を進めている。
また、奈井江火力発電所35万キロワット、伊達火力発電所70万キロワット、知内火力発電所70万キロワットなどの火力発電を早急に、できればあすにも再稼働させて、合わせて北本連携線を使って60万キロワットを本州側から電力融通する。
これらの対応によって、約290万キロワットの供給力を明日中にも確保できる見通しとなる。
しかし、北海道の昨日の電力需要は380万キロワットとなるため、こうした対応をとっても北海道全域が復旧するまでには、少なくとも1週間以上かかる見通しとなる。
一部のエリアには電力の供給が行われない期間が長引く可能性があるため、病院など重要な施設への電気の供給のための電源車の配備も早急に進める。
北海道電力だけではなく、東北電力、東京電力からも電源車を派遣するよう要請し準備を進めている。
政府は、電力以外の必要な物資も含めて万全の支援体制をとっていきたいとしている。
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北海道地震・火力発電所が緊急停止(9月6日)
北海道電力は地震による大規模な停電について午前6時から記者会見をした。
道内すべての火力発電所が運転停止、電力の供給ができない状況。道内全域約295万戸で停電。現在火力発電所を復旧させるため別の水力発電所を稼働させるなどして対応しているが、復旧の見通しはたってない。
北海道地震・安平町で震度6強(9月6日)
きょう未明、北海道胆振地方を震源としたマグニチュード6.7の地震があり、安平町で震度6強の激しい揺れを観測した。
気象庁は今後の地震活動に十分注意するよう呼びかけると共に、震源に近くデータに入っていない地域では震度6強以上の可能性があるとしている。
北海道ではその後も余震とみられる揺れが相次いでいる。気象庁地震津波監視課・松森敏幸課長は「揺れの強かった地域では家屋の倒壊、土砂災害の危険が高まっているおそれがある。...
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きょう未明、北海道胆振地方を震源としたマグニチュード6.7の地震があり、安平町で震度6強の激しい揺れを観測した。
気象庁は今後の地震活動に十分注意するよう呼びかけると共に、震源に近くデータに入っていない地域では震度6強以上の可能性があるとしている。
北海道ではその後も余震とみられる揺れが相次いでいる。気象庁地震津波監視課・松森敏幸課長は「揺れの強かった地域では家屋の倒壊、土砂災害の危険が高まっているおそれがある。
今後の地震活動や降雨の状況に十分注意し、やむを得ない状況がない限り危険な場所に立ち入らない。
地震発生後1週間程度は最大震度6強の地震に注意してほしい」と述べた。
今回の震源から10キロほどの距離に主要な活断層とする「石狩低地東縁断層帯」があるとしたうえで「現時点では今回の地震との関連は不明」としている。
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