浜離宮に秋桜を見に行くも霧雨にたたらえる(その226)
10月6日、その日の朝9時ごろ、JR市川駅から総武快速線に乗り、新橋駅で降りた。...
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10月6日、その日の朝9時ごろ、JR市川駅から総武快速線に乗り、新橋駅で降りた。
地下道をひたすら歩き、地上に出て国道1号線を渡ると、浜離宮の入り口に辿り着いた。
空は、朝からどんよりして、いつ雨が降ってきてもおかしくはないような状態であった。
中の橋御門から園内に入ると、以前キバナコスモスを鑑賞に来た辺りに足を向け、ビデオカメラを手にした。
今回は、コスモスを目当てに来たので、その開花状況が気になった。
その辺りに目をやると、キバナに混ざり、赤、白、ピンクのコスモスの花も咲いているように見えた。
コスモス畑に到着して、三脚を立てると、何とか絵になりそうなので、ほっとした。
実はその日、浜離宮に行くことを決めたのは、この季節にどの位コスモスが咲き誇っているの見当がつかない上に、空の様子が気になったので、
近場の浜離宮を選んだのだった。
案の定、コスモス畑にカメラを向けていると、霧雨が落ちてきた。
早速、用意してきたビニールの携帯雨合羽を着て、少しの間、撮影することにした。
撮影していると、鳩や小鳥が多いことに気がついた。
外人観光客は、傘を用意して、散策を楽しんでいる様だった。
暫らく、秋桜を楽しんでいると、少し雨脚が強くなってきたので、その日は帰路に就くことにした。
新橋駅への地下道に入るまでは、オリンピックに合わせた工事で複雑化した道路を雨に打たれながら、10分ほど歩いた。
その日は、そのまま市川駅まで帰ったが、時計を見るとまだ11時10分であった。
長袖のシャツにジーパン姿で、寒さも感じず丁度良い感じであった。
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秋の気配が忍び寄る新宿御苑、ほぼ完成の国立競技場外観(その225)
9月29日、その日の朝9時頃JR市川駅から、総武緩行線で千駄ヶ谷まで行った。...
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9月29日、その日の朝9時頃JR市川駅から、総武緩行線で千駄ヶ谷まで行った。
駅から5分ぐらいのところに、新宿御苑の入り口があった。
中に入ると、枯れ葉が道に散らばり、秋の気配を感じさせた。
木々によっては、落葉も始まり、季節の変わり目を感じた。
朝の気配では、いつ雨が落ちてくるか心配であったが、空には陽もさしてきて、汗ばむほどの気温になっていた。
秋の気配の中に、「10月桜」が咲いていた。
ポツンと1本だけ、咲いているのだったが、花の少ないこの季節には目立った存在であった。
園内を楽しむ人々の中には、外国人が結構いた。
いや、日本人よりも多いかも知れない。
広い空間を有する園内には、大きな池もあった。池の中には木の葉に混じって鯉なども泳いでいた。
時折、真っ赤な曼殊沙華やハナミヅキ等の花もポツンポツンと咲いていた。
夏から秋へのこの季節は、何やら寂しさをそそる風景が多い。
時折、散って落ちる、木の葉のあり様もそうした抒情を裏打ちしていた。
その日は、その御苑を出て、千駄ヶ谷の駅を通り過ぎ、完成間近い国立競技場へと向かった。
外から見る範囲では、もう出来上がっていたが、そこここにまだ、工事現場があった。
巨大なその競技場を横手に見て、先々週に、マラソン選考会(MGC)を撮影して帰路に就いた辺りを同じように通り、JR信濃町の駅へと歩いた。
信濃町の駅前の交差点の信号は、以前よりも複雑になっていたが、何とか駅に辿り着き、その日は帰宅の途に就いた。
長袖の麻のシャツの中には、少し汗が滲んでいた。
市川の駅に着くと、昼の12時を少し過ぎた頃であった。
秋を感じさせる散歩であった。
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向島百花園・やっと萩の花のトンネルを通ることができた(その224)
9月22日、その日の朝9時過ぎに、市川駅から総武快速線で錦糸町まで行き、そこで地下鉄半蔵門線に乗り換え、東武線の東向島駅で降りた。...
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9月22日、その日の朝9時過ぎに、市川駅から総武快速線で錦糸町まで行き、そこで地下鉄半蔵門線に乗り換え、東武線の東向島駅で降りた。
予想では、午後にも台風の影響で雨になるということであった。湿度は高く、白い雲が多かったが青空が広がっていた。
駅から10分ぐらい歩くと、向島百花園の入り口に着き、中に入って行った。
いつもは、そのまま正面に向かって歩いて行くが、その日は直ぐに右に折れて、萩のトンネルへの最短コースを選んだ。
これまで、萩の花が咲いたトンネルを歩いたことがなかった。
いつも、少し咲き頃を外し、萩の花が咲き誇る瞬間に出会うことがなかった。
その日は「やっと会えた」萩の花の群生を見た瞬間に、そんな思いを感じた。
出会ってみると、萩の花は地味ではあったが、なるほど「秋」を感じさせる草花であった。
赤紫の小さな花が、枝に集まっているような感じであった。その花がトンネル状に咲いていた。
トンネルを3回ほどくぐった。
9時半頃の時間帯であったので、他の客もそれほどいなかった。
僅か、10メートル位のトンネルにアーチ状に萩の花が絡んでいた。
トンネルを出てみると、紫色と白の混ざった菊の花の上に、鮮やかなグリーンの大きな羽を付けたアゲハチョウが盛んに蜜を吸っていた。
白い雲が混ざった青空に、その蝶の大きな羽は綺麗に映っていた。
ビデオカメラに、その姿をしっかりと収めた時に、なぜかほっとした事を覚えている。
萩のトンネルの入り口に、三脚を立て、外から中へと撮影をした。
トンネルの上には、東京スカイツリーの先端の塔が顔を出していた。
9月半ばの初秋の匂いが、その園内に漂い、萩や菊、桔梗などの鮮やかな色見をした秋の草花の息使いが聞こえていた。
その朝の客は、会話から判断すると、日本人だけだったように思えた。
ベンチに座り、持参した水筒で、のどを潤わせてから、その日は帰路に就いた。
市川駅に戻ってきたのは、いつも通り、12時頃であった。
長袖の麻のシャツに汗も滲まず、ほど良い陽気であった。
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