JCCテレビすべて
スペシャル Globali
2024年04月26日(金)
最新TV速報
【Globali】
 

モルディブ大統領選;親中派の現職が潔く敗北を認め国内混乱の懸念薄れるも、中国の経済攻勢は止まず(?)【米・フランスメディア】(2018/09/24)

既報どおり、インド洋の島嶼国であるモルディブの大統領選挙の結果、当初の予想に反して、親中派のアブドゥラ・ヤミーン現職大統領(59歳)が、親インド派の野党候補イブラヒム・モハメド・ソリ氏(54歳)に敗れた。現職大統領はこれまで、主な政敵のほぼ全員を投獄するか亡命に追い込んできており、また、今回の大統領選に当って、国際監視団の入国を拒否する等、強権を発動していたため、選挙結果に従わず、国内動乱に発展する恐れがあった。しかし、開票日翌日にすんなり敗北を認めたことから、その懸念はひとまず薄れた。一方、親インド派候補が当選したとは言え、インドによる経済支援は中国のそれにとても及ばず、従って、中国指導部が推す“一帯一路経済圏構想(OBOR)”の下でのモルディブ向け経済攻勢が弱まることはないとみられる。

9月24日付米『ニューヨーク・タイムズ』紙:「モルディブの現職大統領が選挙戦の敗北を認めたため同国混乱のリスク軽減」

  9月23日に実施されたモルディブ大統領選挙において、野党候補のイブラヒム・モハメド・ソリ氏(モルディブ民主党々首)が現職大統領のアブドゥラ・ヤミーン氏(モルディブ進歩党々首、2013年11月就任の第6代大統領)を破った。

  同国最高裁判所はかつて、2013年の前回大統領選を無効と判断したこともあったが、再投票の結果当選したヤミーン大統領は、即座に反体制派の弾圧に乗り出し、政敵のほとんどを収監していた。...

全部読む

その他の最新記事
▲画面のトップへ
ランキング 注目パーソン
最新のTV・CM  最新CMはコチラ>>
人気ランキング