ドナルド・トランプ大統領は、習近平(シー・チンピン)国家主席の暗躍を嫌って一度は米朝首脳会談を中止すると発表したが、その後米主導で取進められる目処が立ったとして、同首脳会談を復活させた。そしてトランプ政権は、この勢いをかって、懸案の米ロ関係修復のため、トランプ・プーチン両大統領の首脳会談を画策し始めている。
6月2日付米
『Foxニュース』:「トランプ・プーチン両大統領の首脳会談画策」
在ロシアのジョン・ハンツマン米大使(58歳)の側近が6月1日、当ニュースのインタビューに答えて、同大使の意向の下で、トランプ・プーチン両大統領の首脳会談を設定すべく奔走している旨コメントした。
もしこれが実現すれば、両大統領の会談は3度目となる。
この報道の直前、トランプ大統領は6月1日、当初シンガポールで6月12日に開催予定とされていた米朝首脳会談が、原案どおり開催する見込みが立ったと明かしている。...
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6月2日付米
『Foxニュース』:「トランプ・プーチン両大統領の首脳会談画策」
在ロシアのジョン・ハンツマン米大使(58歳)の側近が6月1日、当ニュースのインタビューに答えて、同大使の意向の下で、トランプ・プーチン両大統領の首脳会談を設定すべく奔走している旨コメントした。
もしこれが実現すれば、両大統領の会談は3度目となる。
この報道の直前、トランプ大統領は6月1日、当初シンガポールで6月12日に開催予定とされていた米朝首脳会談が、原案どおり開催する見込みが立ったと明かしている。
ただ、トランプ政権高官によれば、もし米朝首脳会談の行方がまた混沌として来るようだと、米ロ首脳会談の設定の話は先延ばしになる可能性があるとする。
同日付ロシア『スプートニク・インターナショナル』オンラインニュース:「米国政府が米ロ首脳会談設定の下準備」
米メディアの『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙は6月1日、米ホワイトハウス高官の話を引用して、目下米ロ首脳会談を設定すべく準備を始めていると報じた。ただ、具体的な日程や場所などは一切言及されていない。
同高官によれば、目下在ロシアのハンツマン米大使が帰国して、米ロ首脳会談開催に向けて種々政権側と協議しているという。
今年3月、トランプ大統領は、側近の助言を無視して、再選されたプーチン大統領に電話で祝福しており、その際、同大統領をホワイトハウスに招くとも言及していた。
また、先月にはドミートリー・ペスコフ大統領府報道官が、トランプ大統領はプーチン大統領との会談の意向を表していると語った。
しかし、それ以降、何ら具体的な話は進展していなかった。
一方、6月1日付ロシア『RT(ロシア・トゥデイ)ニュース』:「トランプ大統領、北朝鮮トップとロシア外相会談は“好ましく思わない”と表明」
トランプ大統領は6月1日、前日に金正恩(キム・ジョンウン)委員長とセルゲイ・ラブロフ外相が会談したとのニュースに対して、会談の目的が不明であるとして、“好ましく思わない”と表明した。
ただ、同大統領は続けて、もしその会談が前向きのものであったなら、一定の評価はすると付言した。
報道によれば、同外相は、金委員長が朝鮮半島の非核化を再確認したことを受けて、朝鮮半島の安定化のため、南北朝鮮間の“平和協定”締結に向けて、ロシアとしても支援していくと語ったという。
更に同外相は、プーチン大統領の親書を金委員長に手渡したという。
一方、トランプ大統領は、前日の金英哲(キム・ヨンチョル)副委員長との会談を受けて、金委員長からの親書も受け取り、米朝首脳会談の開催がほぼ確定した旨表明している。
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