7月28日付米
『ロイター通信米国版』:「英国、中国を怒らせることを覚悟して南シナ海に艦艇を派遣すると表明」
英国のマイケル・ファロン国防相は7月27日、南シナ海での航行の自由原則を示すため、来年艦艇を派遣する計画であると表明した。訪問先の豪州での記者会見で述べたもので、中国を怒らせるのは必至であろう。
なお、この発言の前にボリス・ジョンソン外相が、2020年に就役する2隻の新型空母を南シナ海に派遣する旨発言していた。...
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7月28日付米
『ロイター通信米国版』:「英国、中国を怒らせることを覚悟して南シナ海に艦艇を派遣すると表明」
英国のマイケル・ファロン国防相は7月27日、南シナ海での航行の自由原則を示すため、来年艦艇を派遣する計画であると表明した。訪問先の豪州での記者会見で述べたもので、中国を怒らせるのは必至であろう。
なお、この発言の前にボリス・ジョンソン外相が、2020年に就役する2隻の新型空母を南シナ海に派遣する旨発言していた。
これを受けて、中国外交部の陸慷(リウ・カン)報道官は7月28日、目下南シナ海は平穏に戻りつつあるので、域外国は余計な口出し・行動を慎むべきだと釘を刺した。
一方、来週マニラで、東南アジア諸国連合(ASEAN)の安全保障会議が開催される。同会議には、中国の王毅(ワン・イー)外交部長(外相に相当)も出席し、ASEAN関係国と南シナ海領有権について協議する予定である。
一方、同日付ロシア
『スプートニク・インターナショナル』オンラインニュース:「トランプ大統領、米海軍による南シナ海でのFONOPS実行を許可」
米メディアの
『ブライトバート・ニュース』によると、ドナルド・トランプ大統領は、米海軍が申請していた、南シナ海におけるFONOPS実行を許可した上で、もっと頻繁に行うよう指示したという。
しかし、中国の軍事専門家は、米議会にはFONOPSの効果を疑問視する声もあり、また、中国政府としても、米軍の介入があっても、南シナ海での領有権主張を止めることにはならないとみる。
更に、同専門家は、肝心のASEAN諸国が、米軍の介入で米中間関係が悪化し、結果として、南シナ海が不安定になることを望んでいないという。
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