B-1B爆撃機2機は、グアムのアンダーセン空軍基地を出発し、在韓米軍、韓国軍、日本の航空自衛隊と共同で10時間の任務をこなしたという。訓練の想定は、B-1Bが北朝鮮の弾道ミサイル発射台を精密誘導爆弾で爆撃し、韓国軍のF-15K戦闘機が地下にある施設を攻撃するという内容であった。在韓米軍のF-16戦闘機もこれに加わった。
韓国の
『聯合ニュース』は、B-1B爆撃機はそれから西へ飛び、防備を固めた国境のDMZ(非武装地帯)付近をしばらく飛行したと報じた。...
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B-1B爆撃機2機は、グアムのアンダーセン空軍基地を出発し、在韓米軍、韓国軍、日本の航空自衛隊と共同で10時間の任務をこなしたという。訓練の想定は、B-1Bが北朝鮮の弾道ミサイル発射台を精密誘導爆弾で爆撃し、韓国軍のF-15K戦闘機が地下にある施設を攻撃するという内容であった。在韓米軍のF-16戦闘機もこれに加わった。
韓国の
『聯合ニュース』は、B-1B爆撃機はそれから西へ飛び、防備を固めた国境のDMZ(非武装地帯)付近をしばらく飛行したと報じた。韓国での訓練の後、B-1B爆撃機はグアムに帰る途中、九州周辺の東シナ海上空で、日本の航空自衛隊F-2戦闘機2機とも共同訓練を実施した。防衛省航空幕僚監部は「日米韓の強固で緊密な連携の一環」と説明している。
北朝鮮は4日、ICBMの発射実験を行い成功したと発表した。ミサイルは大型で重量のある核弾頭を装着可能としている。同国外務省は、ICBMは米国の敵意を打破し、「いついかなる時でも米国の心臓部を攻撃する」ことを可能とするものと強調した。北朝鮮は今回のICBMの試射を、原爆や水爆を含む戦略的兵器を保有する軍事力の完成と言えるものとして、高く評価している。金正恩委員長は、故金日成主席の命日に当たる8日、その墓を訪れた。ICBM試射の成功に貢献した軍の高官たちも同行したと、国営メディアである
『朝鮮中央通信』が報じている。
米国では、今回の弾道ミサイルはアラスカやハワイにまで到達可能であり、今回の発射実験は、北朝鮮が宣言した、米国本土を攻撃可能な、核弾頭を装着したミサイルの開発において、大きな進歩を遂げたという見方をする専門家もおり、新たな脅威と考えられている。
トランプ米大統領と韓国の文大統領、日本の安倍首相は、7日、G20首脳会議の間に会談した。北朝鮮のICBMの発射実験を非難し、「最大限の圧力」を要する世界的な脅威とする共同声明を発表した。3国はまた、国連の北朝鮮に対する新たな制裁について、安保理の早期の決定を求めていくことで合意している。
トランプ大統領は、その1日前にポーランドで、北朝鮮の行動に対して「何らかのかなり厳しい措置」を検討中であると言った。詳細は何も語らなかったが、軍事力行使のオプションを除外しなかった。米韓両国は、基本的にこの危機を平和的な手段で解決することを目指しているが、ティラーソン米国務長官は、7日にハンブルクで、「もし平和的に圧力をかけていく戦略が失敗すれば、余り良いオプションは残っていない。」とも述べている。
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