アメリカ・カリフォルニア州では、大型店舗でおもちゃや育児用品などを販売するコーナーに男女の色分けなどをしないジェンダーニュートラルな棚の設置が義務づけられるという。2024年からの実施だが、既に採り入れている店もある。
10月10日付米国
『USA Today』(AP通信引用)は「カリフォルニアで全米初、おもちゃ売り場のジェンダーニュートラル義務化へ」との見出しで以下のように報道している。
カリフォルニア州で、大型デパートの玩具や歯ブラシ等の売り場がジェンダーニュートラルとなる。ピンクやブルーに色分けする販売手法は男女のステレオタイプ化につながり子どもにプレッシャーを与えると主張するLGBT提唱者にとっての前進となる。...
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10月10日付米国
『USA Today』(AP通信引用)は「カリフォルニアで全米初、おもちゃ売り場のジェンダーニュートラル義務化へ」との見出しで以下のように報道している。
カリフォルニア州で、大型デパートの玩具や歯ブラシ等の売り場がジェンダーニュートラルとなる。ピンクやブルーに色分けする販売手法は男女のステレオタイプ化につながり子どもにプレッシャーを与えると主張するLGBT提唱者にとっての前進となる。
この州法はデパートの伝統的な男女別コーナーを禁止するものではないのだが、大型店へは伝統的に男女別に売られていた商品でも、性別を分けずに陳列されるジェンダーニュートラルな棚を設けることを義務づけている。だが衣類は対象とならず、おもちゃ類や衛生用品や乳児用品などの「育児アイテム」のみに適用となる。また、従業員500人以上の店舗のみが対象となるため中小企業は例外となる。
法案を主導した民主党のエヴァン・ロウ議員は、あるスタッフが10歳の娘が商品によって女の子が使えないものがあるのはなぜか尋ねていたというのを聞いたことが法案のきっかけだとしている。当法案へは、共和党の一部や保守派団体から「政府が子どもの商品選びに口出しすべきでない」とする反対意見があった。
カリフォルニア州が義務化初の州となるが、大手デパートで既に陳列を変えている企業も複数ある。全米に1915店舗を持つ「ターゲット」(ディスカウントストア)は、2015年に男女分け陳列廃止を発表していた。
同日付米国『FOXビジネス』は「カリフォルニアの大型店舗でおもちゃ売り場のジェンダーニュートラル義務化へ」との見出しで以下のように報道している。
民主党のギャビン・ニューサム州知事は今月8日、小売店で子供向け玩具の棚を性別で分けることを禁止する法案に署名した。この州法では、従業員500人以上の店舗に対し子供向けの商品やおもちゃコーナーで男女の別を設けないよう義務化するもの。衣服は例外とするが、これまで男児向けや女児向けとして販売されてきた商品もすべて対象となる。
民主党のエヴァン・ロウ議員が提出した法案で、2024年1月から有効となる。違反した場合は250ドル~500ドルの違反金となる。ロウ議員は、「型にはまったジェンダー意識を取り払い、子どもは(男女関係なく)子どもとして扱われるべき。この法により加州全体さらに全米において、有害で時代遅れのステレオタイプを無くそう」と述べている。
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