鉄道各社は、追跡アプリの通知を受けた運転手や警備員が自宅待機しているため、26日の朝、線路を走る列車の数を減らして対応している。混雑したロンドン行きの路線で1時間に1本しか列車が走っておらず、通路に座り込んでいる乗客が目撃されているという。
交通労働組合のRMTは、濃厚接触の通知を受けた後の検査で陰性だった場合、職員は職場に戻ることができる、自主隔離免除者リストに鉄道職員も含めるよう政府に求めている。...
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鉄道各社は、追跡アプリの通知を受けた運転手や警備員が自宅待機しているため、26日の朝、線路を走る列車の数を減らして対応している。混雑したロンドン行きの路線で1時間に1本しか列車が走っておらず、通路に座り込んでいる乗客が目撃されているという。
交通労働組合のRMTは、濃厚接触の通知を受けた後の検査で陰性だった場合、職員は職場に戻ることができる、自主隔離免除者リストに鉄道職員も含めるよう政府に求めている。
英『BBC』によると、英国で、追跡アプリで濃厚接触の通知を受け取る人が急増したことで、スーパーなどで働く人が不足するようになり、食料品の供給を混乱させているという。
感染者数の上昇に伴い、追跡アプリで自主隔離の通知を受ける人の数が7月中に急速に増加した。7月14日までの1週間で過去最高の60万人に達した。多くの企業が、スタッフの自主隔離のため、苦戦を強いられている。
英政府は先週、一部の必要不可欠な組織では、ワクチン接種済みの労働者であれば、検査で陰性である場合、自主隔離を免除すると発表した。環境・食糧・農村地域省は、この免除の対象となる500の施設に連絡を取ったと発表した。食品サプライチェーンの主要な製造業、食品加工業、卸売業の現場が免除対象となり、大規模なスーパーマーケットはすでに免除となっている。また、フォークリフトの運転手やウエイターなども今後免除の対象になるという。
卸売流通連盟のジェームズ・ビールビー会長は、追跡アプリの影響で、工場の生産ライン全体やドライバーが完全な人手不足に陥ってしまったため、食品のサプライチェーンにとって「本当に最悪」だと述べた。また、ブレクシット、パンデミック、自営業税制の変更など、さまざまな要因が重なり、もともとトラック運転手が不足していたという。
コールドチェーン連盟のシェーン・ブレナンCEOは、コロナよりも「ピンデミック」の方が企業にとって大きな課題であると述べた。「働いている人がいる限り、問題に対処することができる。ピンデミックの問題は、多くの人がその労働力を失うことだ」と述べている。
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