米
『ビジネス・インサイダー』と
『ブライトバート』によると、プーチン大統領は、バイデン大統領との首脳会談を前に、アメリカのNBCテレビのインタビューに応じた。インタビュアーからバイデンと前任者のトランプについて尋ねられたところ、プーチンは、バイデンは予測可能な生涯現役のプロの政治家であり、トランプのような「米国のエスタブリッシュメント」を超えた反逆的なアウトサイダーではないので、はるかに扱いやすいと考えていることを明らかにした。
プーチンは、トランプについて「私は今でも、トランプ元米大統領は非凡な人物であり、才能のある人物であり、そうでなければ米大統領にはなれなかったと思っています。彼は非常に個性豊かな人物です。彼に対する好き嫌いは分かれるでしょう。彼はアメリカの権力層の出身ではありません。政治の経験もなかった。それを好む人もいれば好まない人もいるでしょうが、それが事実です。」とコメントした。
一方、バイデンについては、「トランプ大統領とは全く違います。バイデン大統領はプロの政治家です。彼は事実上、成人してからずっと政治の世界に身を置いています。」と述べ、
トランプとは「別の種類の人間です。メリットもあればデメリットもありますが、現職のアメリカ大統領が感情的に反応せず、一定の規則やコミュニケーションのルールを守り、接点や共通点を見つけることができるようになればと願っています。」と述べた。
露『ロシアトゥデイ』によると、プーチンは、彼に対するバイデンの「殺し屋」発言について、「ハリウッドのマッチョ」的な表現の一種だとして一蹴した。「厳しい言い方は、これはアメリカ文化の特徴だと思います。ハリウッドにはマッチョな男っぽさが根底に流れている。映画の世界のものとして扱われることもありますが、アメリカの政治文化の一部であり、アメリカではそれが普通だと考えられているのです。しかしロシアでは普通とは思われていません」と説明した。
アメリカとロシアの関係は、バイデン大統領の就任以降険悪になっており、プーチンはNBCテレビに対し、「近年で最悪の状況にまで悪化している 」と語った。
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