ウクライナ戦争:ロシア侵攻以来8人の記者が犠牲に(2022/05/31)
フランスのニュース専門局BFMTVの映像記者フレデリック・ルクレールイモフさんが30日、セベロドネツク近郊で民間人を避難させる人道的活動に同行していた際にロシア軍による砲撃で死亡した。ロシア侵攻後、すでに8人の記者が命を落とした。
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『レゼコー』紙によると、ルクレールイモフさんは、2月24日のロシア侵攻開始以来、2度目のウクライナ滞在中であった。ルハンスク州のハイダイ知事は30日、「今日、敵の攻撃を受けている地域から十数人を避難させるために装甲車が派遣された。破片が装甲を貫通し、作戦を撮影していたフランス人ジャーナリストが死亡した」と報告した。一緒にいた同僚のマキシム・ブランドシュテッターさんは軽傷を負い、現地仲介者のオクサナ・ロイタさんは無傷だったという。...
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『レゼコー』紙によると、ルクレールイモフさんは、2月24日のロシア侵攻開始以来、2度目のウクライナ滞在中であった。ルハンスク州のハイダイ知事は30日、「今日、敵の攻撃を受けている地域から十数人を避難させるために装甲車が派遣された。破片が装甲を貫通し、作戦を撮影していたフランス人ジャーナリストが死亡した」と報告した。一緒にいた同僚のマキシム・ブランドシュテッターさんは軽傷を負い、現地仲介者のオクサナ・ロイタさんは無傷だったという。激しい戦闘が進行中で、ロシア軍はセベロドネツクに入ったという。同時期にキエフ近郊を訪れていたフランスのカトリーヌ・コロナ外相は、「人道支援の車と記者を狙うのは二重の犯罪だ」と糾弾した。
元軍事情報局長で元特殊作戦司令官のクリストフ・ゴマール将軍は31日、仏ラジオ『RTL』に出演し、「戦争では通常、民間人を撃つことはない。それは目的ではない」と指摘し、「2つの軍隊が互いに戦っているのだから、普通、民間人には発砲しない」と述べた。そして、「個人的には、ロシア軍が意図的に発砲したとは思わない。記者は、補給や退出を防ぐためにロシア軍が砲撃している軸上にいた。敵と戦争をするときは、相手の通信回線を遮断しようとするものだ。ロシア側は、その場所をランダムに、あるいは狙い撃ちして、人の出入りを防いでいる。」と説明している。
仏テレビ局『TF1』は、3カ月に及ぶ紛争で8人のジャーナリストが命を落としていると伝えた。国境なき記者団が「情報戦争」と呼ぶこの戦争で、最も高い代償を払っているのは現地の記者たちだという。一人目の犠牲者はテレビ記者だった。侵攻が始まって数日後の3月1日に、ロシア軍によるキーウへの爆撃に巻き込まれて死亡した。
国境なき記者団は5月24日、8人の犠牲者に加え、9人の記者が負傷し、13人が拉致または任意で拘束され、うち4人が拷問または虐待を受けたと報告している。例えば、「ラジオフランス」の現地仲介者が1人、キーウ近郊でロシア軍に拉致され、拷問を受けた後に解放された。同団体は先週21日、国際刑事裁判所の検察官とウクライナの検察官に対し、記者やメディア関係者を直接狙ったとされるロシア兵による攻撃を糾弾するため、5件目の訴状を提出した。クリストフ・ドロワール事務局長は、「ロシアは、戦争犯罪に特徴的な暴力に訴えることによって、情報を統制し、公式プロパガンダと異なる意見を表明する人々を黙らせたいという欲望を示している」と述べている。
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世界で急増中の小児急性肝炎・日本でも1例報告で懸念高まる(2022/04/26)
4月5日以降、ヨーロッパをはじめ世界各地で、原因不明の小児急性肝炎の患者が増加している。現在、世界保健機関(WHO)は、英国の114人を含む、ほぼ12カ国で169人の患者が確認されたと報告している。日本でも1例報告されており、英国では初の死者が出た。
仏民間テレビ局
『TF1』は、フランス、英国、スペイン、デンマーク、アイルランド、イタリア、オランダなど、小児急性肝炎の謎の症例が発生した国のリストが増え続けていると伝えている。WHOによると、これまでにヨーロッパを中心とした十数カ国で150人以上の患者が報告されている。ヨーロッパ以外では、イスラエル(12件)、米国(少なくとも9件)が報告されている。
肝炎の起源はまだ解明されておらず、新たな疫病の出現に専門家たちが警戒を強めている。...
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仏民間テレビ局
『TF1』は、フランス、英国、スペイン、デンマーク、アイルランド、イタリア、オランダなど、小児急性肝炎の謎の症例が発生した国のリストが増え続けていると伝えている。WHOによると、これまでにヨーロッパを中心とした十数カ国で150人以上の患者が報告されている。ヨーロッパ以外では、イスラエル(12件)、米国(少なくとも9件)が報告されている。
肝炎の起源はまだ解明されておらず、新たな疫病の出現に専門家たちが警戒を強めている。患者の年齢は生後1カ月から16歳までと幅広いが、多くは10歳以下、特に5歳以下に集中している。併存疾患のある患者は確認されておらず、これまでに1人が死亡し、17人が肝移植を行った。
『TF1』は、今のところ、感染症が最も可能性が高いと考えられているが、感染源となる食品や毒物は確認されていないと伝えている。
一方、英『テレグラフ』によると、英当局はロックダウンとソーシャルディスタンスが、幼児の肝炎患者急増の一因になっている可能性があると指摘している。スコットランドで最初の感染者が出て以来、英国では合計114例報告されている。
英国の保健当局は、過去3カ月間に通常1年間に見られるのと同数の症例が検出され、その大半は5歳以下の子供たちであると報告している。英国で発生した症例の4分の3は、通常風邪の原因となるウイルス感染症であるアデノウイルスとの関連が疑われている。免疫システムがウイルスを排除できない場合、肝炎に発展する可能性があるという。
英国健康安全局のミーラ・チャンド博士は、ロックダウンによって幼少期にウイルスにさらされなかったため、幼い子供たちが最も大きな打撃を受けている可能性があると述べている。25日にリスボンで開催された欧州臨床微生物学・感染症学会議会で、博士は「有力な仮説」として、「通常のアデノウイルスが流通している」ことで、ある特定の年齢層の幼児が感染して重症化している可能性があると述べた。
なお、英国の保健当局は、新型コロナワクチンが原因である可能性を否定した。英国の10歳以下の子供の症例でワクチン接種を受けた者はいなかった。当局はまた、現在あるいは過去にコロナに感染したことが関係しているかどうかを調べているという。英国で入院した子供の6人に1人が入院時に陽性であった。
マレーシアのニュースサイト『フリー・マレーシア・トゥデイ』によると、日本でも小児急性肝炎に当てはまる可能性のある患者が一人報告され、アジアで初めての患者が出た。年齢は公表されていない。世界的には40%以上の症例でアデノウイルスが検出されているが、日本の当局によると、患者は検査で陰性だったという。
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