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2024年05月04日(土)
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【Globali】
 

世界が見る日韓関係改善の兆し(2015/06/22)

22日で日韓関係正常化50周年を迎えるが、ここに来て日韓関係が改善に向けて大きく動き始めている。対日強硬論者の象徴であるユンビョンセ外相が4年ぶりに訪日し、日韓外相会談が約3時間にわたって開かれた。この中で日中韓サミットを年末までに開催することや、これまで韓国が反対していた「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産への協力を韓国が表明するなど、両国の間に横たわっていた懸案事項のいくつかが大きく前進した。また国交正常化50年記念行事では、東京で安倍首相が出席、韓国ソウルではパククネ大統領が出席するなど、日韓の関係改善を象徴的に演出するものとなった。韓国側が態度を軟化させている背景には、MERSによる経済への打撃、米国からの圧力などが考えられる。一方、韓国と中国から懸念されている戦後70周年談話だが、日本経済新聞によると中韓の反発を避けるために、閣議決定を経ない安倍首相個人の談話として、前倒しして発表することが検討されているという。各国は、日韓関係改善の兆しについて以下のように報じた。

6月22日付『デイリーメイル』(オーストラリア)は、「ユン外相と岸田外相の日韓外相会談が、日韓関係正常化50周年を記念して行われ、両外相は、今年年末までに日中韓サミット開催を目指すことで合意した」と報じた。また「韓国政府はパク大統領がソウルで行われる日韓関係正常化50周年式典に出席し、日本政府は安倍首相が日韓関係を改善するために、日韓関係正常化50周年式典の東京サイドの式典に象徴的に参加することで合意した」と伝え、「二国間には困難な問題が存在するが、今回の会談は意義ある会談だった」との岸田外相のコメントを掲載した。...
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世界が見る中国における3年ぶりの日本映画上映(2015/06/02)

中国のAIIB設立以降、米国の中国に対する視線はより厳しいものに変化し、アジア安全保障会議(シャングリラ対話)でも南シナ海のスプラトリー諸島の岩礁埋め立てをめぐって、これまで以上に米国は中国に対して厳しい姿勢を打ち出した。この流れの中で日本は同会議で米国に同調し、中国批判を繰り広げた。しかしその一方では、安倍首相と習近平国国家主席による2度の首脳会談開催や、自民党の二階総務会長が3000人の代表団を率いて中国を訪問し、安倍首相の親書を習主席に手渡すなど日中関係改善の動きもある。そんな中、日中関係悪化以来3年ぶりに日本映画“スタンドバイミードラえもん”(3D版)の中国全土での上映が始まった。中国におけるアニメ映画としては過去最高の興行収入を記録し、大ヒットしているという。これがはたして本格的な日中関係の改善につながっていくのかはまだ不透明だが、各国は中国における3年ぶりの日本映画上映について、以下のように報じた。

6月1日付『ニューヨークタイムズ』(米国)は、「3年前から関係が悪化していた日本と中国だが、関係悪化以来日本映画としては初めて“スタンドバイミードラえもん”(3D版)が公開され、中日関係のわずかな雪解けを示すものとして注目を集めている」と報じ、「この映画の公開は、自民党の二階総務会長が3000人の代表団を率いて習近平国家主席と面会した、そのすぐ後に行われた」と伝えた。
6月1日付『フォーブス』(米国)は、「日本の生身の外交官が、中国との緊張を沈静化させるために四苦八苦している一方で、ドラえもんという名のCG製のアニメ猫大使が日中の関係改善に一役買っている」と報じ、「ドラえもんシリーズは中国では絶大な人気を誇り、両国の国民の多くの支持を得ているものの、ドラえもんが政治的に両国の緊張を和らげる可能性は低いだろう」と伝えた。...
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