中国政府系英語ニュースの有名なキャスターが中国で拘束され、豪州と中国の関係に新たな問題が生じている。 ペイン外相によると、、8月14日にチェン・レイ（Cheng Lei）氏が中国当局に逮捕されたとの正式な通達があり、先週豪州の外交官がビデオ電話で会話を許されたという。...

中国政府系英語ニュースの有名なキャスターが中国で拘束され、豪州と中国の関係に新たな問題が生じている。 ペイン外相によると、、8月14日にチェン・レイ（Cheng Lei）氏が中国当局に逮捕されたとの正式な通達があり、先週豪州の外交官がビデオ電話で会話を許されたという。

同氏の友人が数週間メッセージに返信がないことを心配し、局の同僚の間で懸念が広がっていたという。 ＣＧＴＮで8年のキャリアがある局ホームページからは同氏の紹介動画が削除されていた。

起訴はされていないが、特定の場所で監視された状態にあるという。正式逮捕の前に、捜査官が弁護士や外部からの接触を断ち、最大6か月間容疑者を投獄や尋問可能。 チェン氏の支援者は、司法手続きを進めているという。 同氏の小さな子ども達はメルボルン市内の家族のもとにおり、家族は声明を出している。

チェン氏はＣＧＴＮ局で司会者やレポーターとして8年務め、中国の新年の党大会の報道など、政治問題を扱える司会者として信頼されてきた。最初に中国で2001年就職、ビジネスアナリストとして、ＣＧＴＮの前身ＣＣＴＶ局に2002年入局しており、同局でのキャリアはビジネス分野からスタート。 中国とシンガポールの金融チャンネルＣＮＢＣアジアで9年務めた。 ビジネス協会や豪州大使館などの様々なイベントの司会を務めており、北京の豪州コミュニティでも有名人。

豪州のアンカーが中国で拘束されたのは、昨年スパイ行為で逮捕された元中国政府職員Ｙａｎｇ　Ｈｅｎｇｊｕｎに続き2人目。 7月、豪政府は中国への渡航情報として、任意に拘束される危険があると警戒勧告を追加している。

同日付豪『シドニー・モーニング・ヘラルド』は「オーストラリアのテレビアンカー、チェン・レイが中国で拘束」との見出しで以下のように報道している。

中国系オーストラリアのテレビ司会者チェン・レイが中国で拘束されたという。 チェン氏は中国出身のジャーナリスト、クイーンズランド大学卒、メルボルンのCadburyとExxonMobilで5年勤務、2003年中国帰国前に豪市民権を取得。

米国テレビ局ＣＮＢＣの中国特派員を９年務めた。２０１３年からは英語ニュースの国営メディアＣＧＴＮでビジネス担当記者となった。 ２０１８年には外務省推進プログラムの一環で、豪の教育システムを賞賛。

コロナウィルス、香港問題、ウイグル人弾圧、東シナ海進出を巡り、オーストラリアと中国の貿易関係が緊張状態にある中、この問題が生じた。同じ中国系オーストラリア人で民主化活動家のYang Hengjun氏も中国の国家安全保障を脅かした疑いで、中国国家安全局に逮捕され、１年半以上刑務所に入っていた。

トランプ陣営が2週間以内に選挙集会を再開する見込み。トランプにとり選挙の目玉である集会は新型コロナウィルス感染拡大により、3ヶ月以上中止されていた。大統領補佐官らは集会の安全な開催に向け詳細を詰めている。ブラッド・パースケール選対部長が近くトランプに対しいくつかのプランを提案をする予定だ。...

トランプ陣営が2週間以内に選挙集会を再開する見込み。トランプにとり選挙の目玉である集会は新型コロナウィルス感染拡大により、3ヶ月以上中止されていた。大統領補佐官らは集会の安全な開催に向け詳細を詰めている。ブラッド・パースケール選対部長が近くトランプに対しいくつかのプランを提案をする予定だ。

前回の集会はバイデン元副大統領が民主党の公認候補となる前の3月2日ノースカロライナ州シャーロットで開かれた。当時も既にコロナの脅威は迫っていたが、トランプ氏は「非常に安全だ」と開催前に語っていた。その後はホワイトハウスに滞在することが多かった。

トランプは選挙活動再開を強く望んでおり、補佐官らに、黒人死亡事件への抗議デモは全国的に大規模に行われているのになぜ集会はだめなのかと問いただしていた。

複数の全国世論調査で民主党のジョー・バイデンにリードされている時期の集会再開となる。先月からその差は広がっており、リアルクリア・ポリティクスの調査によると、結果はコロナ対策への批判と黒人死亡事件への抗議デモへの対応を反映しているという。

６月９日付『ロイター通信』は「トランプ選挙ラリーが２週間以内に再開」との見出しで以下のように報道している。

トランプ大統領が２週間以内に選挙集会を再開する予定。満員の集会で順調に支持を増やしてきたトランプだが、新型コロナによる休止を経て、３月以来集会を行っていない。側近によると１１月の選挙に向けトランプ氏は外遊演説を切望している模様。最初の集会開催地がどこになるかは不明だが、参加者の安全確保を検討中だという。

共和党の大統領候補を決める全国大会もまたパンデミックの影響を受け、公衆衛生上、シャーロットで予定されていた指名獲得演説も禁止となっていた。これを、今後大規模集会が可能となるとみられるフロリダ州ジャクソンビルで行う方向だという。

支持率低下を食い止めたいと願っているトランプはパンデミックからの経済の回復に望みをつなぐが、警官による黒人死亡事件を発端とした大規模デモも不安の種である。多くの世論調査で、全国、そして激戦州の中でも、バイデン候補にリードを奪われている。