ハイヒール強制反対運動 #KuToo
日本の女性たちが、職場でハイヒールを履くことを強制されていることに抵抗し、政府に嘆願書を提出したと報道されている。
6月3日付英国
『BBC』は「ハイヒールキャンペーンに数千人署名」との見出しで以下のように報道している。
日本で、女性がハイヒールを履くことを職場が強制することやめるよう政府に求める嘆願書に約19000人が署名した。起案者の女優は葬儀場での仕事でハイヒールを履くのを強制されたという。ツイッターでこの問題が拡散し、3万人にシェアされ、このキャンペーンは#MeToo運動をもじり、靴と苦痛を掛けて「#KuToo」と名付けられた。...
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6月3日付英国
『BBC』は「ハイヒールキャンペーンに数千人署名」との見出しで以下のように報道している。
日本で、女性がハイヒールを履くことを職場が強制することやめるよう政府に求める嘆願書に約19000人が署名した。起案者の女優は葬儀場での仕事でハイヒールを履くのを強制されたという。ツイッターでこの問題が拡散し、3万人にシェアされ、このキャンペーンは#MeToo運動をもじり、靴と苦痛を掛けて「#KuToo」と名付けられた。起案者の女優と面会した政府職員は署名に同情的な姿勢だったという。
日本では就職活動の際、ハイヒールを履くことが必然となっているという。
他国でも過去、女性の職場のドレスコード改革キャンペーンが起きている。2015年ロンドンの会計事務所の受付係で臨時職員の女性がパンプスを履くのを拒否し、無給で帰宅させられた。その後服装規定制定を求める嘆願署名を集め、メディア報道後、派遣会社はすぐに女性がヒールなしの靴を履くことを可能とした。
2017年にはカナダのブリティッシュコロンビア州では、女性職員にハイヒール着用を求める規定が廃止された。ハイヒールを履くと、足や背中を痛める可能性があると同時に、怪我をしたり、滑って転ぶ危険があるとしている。
同日付英国『ガーディアン』は「KuToo:日本の女性達がハイヒール反対嘆願書を提出」との見出しで以下のように報道している。
「日本の女性たちが、職場で事実上女性がハイヒールを履くことを強制されていることに抵抗し、政府に嘆願書を提出。この#KuTooキャンペーンは女優でフリーランスライターの女性が立ち上げ、すぐにネット上で広まった。発案者は、厚生労働省当局者と面会し、企業に対し性差別やハラスメントとなるハイヒール強制を禁じる法を求める嘆願書を提出したという。省当局者の反応は、「女性に同情的で、同省にこのような声が届いたのは初めてだ」と述べていたという。
この一件は、日本にある女性蔑視の風潮を示していると専門家はいう。昨年与党議員は、「女性は複数の子どもを産むべき。」や「独身女性は高齢期には国の負担になる」等と発言。
2016年イギリスでは、2~4インチのヒール靴を履くよう強制された臨時職員が勤務初日に帰宅を言い渡された事で、ハイヒール反対への嘆願書が15万人が署名した。議会委員会による企業の服装規定の調査では、はしごを登ったり、重い荷物を運ぶような仕事でもハイヒール強制があるという実態が浮き彫りになった。しかし均等法による補償があることを理由に法改正には至らなかった。
2015年には、カンヌ国際映画祭の主催者がハイヒールを履いていない女優を入場禁止としたことで謝罪したが、その後もカンヌはドレスコード強要を継続している。
今年に入ってからは、ノルウェー航空が女性キャビンアテンダントにヒールなしの靴を履く場合は医師の診断書が必要とし、批判を浴びている。
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エチオピアで贅沢な資金集め晩さん会
急激な近代化が進むエチオピアの首都アディスアベバの再生プロジェクトの資金集めのためアビー・アハメド首相が主催した晩さん会は一席約17万ドル(約1900万円)だったという。
5月20日付英国
『BBC』は「アビー・アハメド首相が上流層を資金集めの豪勢なディナーに招待」との見出しで以下のように報道している。
エチオピアの首都アディスアベバでアビー・アハメド首相が200人の企業家、代表らを招待したディナーは国内で最も高価なもので、招待客の参加費は一人17.3万ドルだったという。
前帝王メネリク2世皇帝の宮殿で開かれたこのディナーは河川の洗浄、公園整備など首都の地域再生プロジェクトへの資金集めのためのもの。...
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5月20日付英国
『BBC』は「アビー・アハメド首相が上流層を資金集めの豪勢なディナーに招待」との見出しで以下のように報道している。
エチオピアの首都アディスアベバでアビー・アハメド首相が200人の企業家、代表らを招待したディナーは国内で最も高価なもので、招待客の参加費は一人17.3万ドルだったという。
前帝王メネリク2世皇帝の宮殿で開かれたこのディナーは河川の洗浄、公園整備など首都の地域再生プロジェクトへの資金集めのためのもの。首相は昨年就任後、広大な経済改革を行ってきた。
この派手な会食会では招待客は、宮殿内を見学しカクテルレセプションの後、アビー首相が招待客の席を挨拶して回りながら共に会食する形式で、伝統的な食事や生肉などが振る舞われ、終始和やかな雰囲気で行われたという。
同日付仏『France24』(AFP通信引用)は「エチオピアの美しい首都で一席17.3万ドルの晩さん会」との見出しで以下のように報道している。
エチオピア首相のアハメド・アビー首相が主催し、個人や国内外企業の代表ら200人以上が招待された晩さん会には1人17.3万ドル(15万ユーロ)の参加費が支払われた。国営メディアは、タキシードを着たゲストや、バラで飾られたテーブルの様子など晩餐会の写真を掲載。
同国の首都アディスアベバ市は、近代的なビルが建設ラッシュを迎え喧騒で景観が悪化する中、首都のイメージ再生や環境整備を目的とする3年の都市プロジェクトが立ち上がった。「過去数年間の急成長や急激な拡大で、同市の天然資源や美しい地形を活用できていない」等とアビー首相のホームページには綴られている。
同市では、1人当たりの緑地率が0.3㎡だが、プロジェクトではアフリカの平均緑地率と同水準の7㎡に増やすことを目標にする。
エチオピアは、人口約1億人で、ニジェールに次いで2番目に人口が多く、経済成長は最も急速に進んでいる国である。しかし、最貧国の一つでもあり、世界銀行によると平均所得は783ドル。その為アビー首相主催の晩さん会は、ソーシャルメディア上で、プロジェクトは優先課題なのかと、一部のエチオピア人から批判されている。
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