ロシアがコロナ誤情報拡散:米当局者(2020/07/29)
ロシアの諜報員が3つの英語サイトで、欧米向けに、コロナ対策に関する偽情報を拡散させていたという。
7月28日付
『AP通信』 (他ニューヨークタイムズ、アルジャジーラ)は「ロシアがコロナウィルス関連の誤情報を拡散;米当局」として次のように報道している。
米当局者によると、ロシア連邦軍参謀本部情報総局が英語サイトを使ってコロナ禍の誤情報を拡散していたという。11月の米大統領選挙を前にコロナ封じ込めに苦悩する米国の危機を利用しようという目的だったと米当局。
同局の高官2人が欧米向け誤情報に関与していたとされる。...
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7月28日付
『AP通信』 (他ニューヨークタイムズ、アルジャジーラ)は「ロシアがコロナウィルス関連の誤情報を拡散;米当局」として次のように報道している。
米当局者によると、ロシア連邦軍参謀本部情報総局が英語サイトを使ってコロナ禍の誤情報を拡散していたという。11月の米大統領選挙を前にコロナ封じ込めに苦悩する米国の危機を利用しようという目的だったと米当局。
同局の高官2人が欧米向け誤情報に関与していたとされる。
この情報は機密扱いだったが、機密解除されたため出始めたようだ。特定のサイトとロシアとの関連を危惧して匿名を条件に当局者は打ち明けているという。
5月下旬から7月にかけ、3つの英語サイトはパンデミック対策に関し、ロシアを持ち上げ米国をけなす150項目の記事を記載。その見出しの中には、「コロナ対策でロシアが米国を支援」や「中国はコロナが生物兵器だと考えている」等があるという。
米大統領選が迫る今、ロシアが米国民の分断化を狙ってSNSで介入した2016年の二の舞を避けたい米国では、ロシアの誤情報への懸念が高まっている。また政治以外でも、コロナ禍と人種問題でのデモなど課題が多い。当局者は、ロシアが混乱を起そうと画策していると懸念。記事の中には、「ウクライナの罠;ウクライナゲート(バイデンの息子のガス会社との癒着疑惑)が徐々に明らかに」との見出し等、バイデン民主党候補をけなす内容も含まれているという。
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ロシア、原子力発電所による放射能レベル上昇を否定(2020/06/29)
北欧で通常より高い放射性物質が検出された事に関し、ロシアは原子力発電所から放射能が漏れているとの疑惑を否定した。
6月28日付英国
『BBC』 は「ロシア、原子力発電所からの放射能漏れを否定」との見出しで以下のように報道している。
スカンジナビアで放射性物質が検出された事に関し、ロシアはの原子力発電所から放射能が漏れている疑惑を否定した。フィンランド、ノルウェー、スウェーデンの放射能監視機関は先週、大気中に通常より多くの放射性同位体が検出されたと発表した。オランダの公衆衛生機関は、データの解析後この物質がロシア西部方面で発生したものと思われ、燃料要素への影響を与える可能性があるとしている。...
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6月28日付英国
『BBC』 は「ロシア、原子力発電所からの放射能漏れを否定」との見出しで以下のように報道している。
スカンジナビアで放射性物質が検出された事に関し、ロシアはの原子力発電所から放射能が漏れている疑惑を否定した。フィンランド、ノルウェー、スウェーデンの放射能監視機関は先週、大気中に通常より多くの放射性同位体が検出されたと発表した。オランダの公衆衛生機関は、データの解析後この物質がロシア西部方面で発生したものと思われ、燃料要素への影響を与える可能性があるとしている。
しかし、ロシアの原子力エネルギー機関は声明で、北西部2か所の原子力発電所(レニングラード原子力発電所とコラ原子力発電所)は、正常に稼働しており、放射能漏れは報告されていないとしている。国営原子力発電所運転操業企業「ロスエネルゴアトム」のスポークスマンはタス通信に対し、異常の報告はなく2か所の発電所周辺の放射能レベルは6月中変化はみられないと回答している。
金曜、包括的核実験禁止条約機関準備委員会(CTBTO)のLassina Zerbo事務総長はツイッターに、スウェーデンの監視機関が、6月22日と23日通常以上の高レベルの3同位体(Cs-134, Cs-137 and Ru-103)を検出したが、体への影響はない旨を投稿。オランダ国立公衆衛生環境研究所が、原子力発電所での異常を指摘し、国際原子力機関は土曜、加盟国からの情報収集を進めると発表していた。
6月27日付米国『ニューヨークタイムズ』 (AP通信引用)は「北欧で放射能レベル上昇、ソース不明」との見出しで以下のように報道している。
今月北欧で放射性物質の僅かな上昇を検知したと北欧当局が発表。オランダ当局がロシア西部の原子力発電所の燃料要素の事故である可能性を指摘した。ロシアのタス通信は、これを否定。国営原子力発電所運転操業企業「ロスエネルゴアトム」のスポークスマンの談話とし、2か所の発電所での異常は報告されていないとしている。
スウェーデンの放射能安全当局は、現状では放射能レベル上昇の原因や発生場所を特定できないとしている。オランダ国立公衆衛生環境研究所は、データ分析から放射性核種がロシア西部から発生しているとの分析結果を発表。放射性核種は人口物質で、核種の組成は原子力発電所の燃料要素の損傷である可能性があるとしている。
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