カーナビアプリWaze、ロサンゼルスの交通渋滞を引き起こしていることが問題に
【18日付
『AP通信』『CBSニュース』など】 交通渋滞予測アプリが、最短ルートや最速ルートを検索して運転手を住宅街に無謀に誘導していることがロサンゼルスで問題となっている。
デイヴィッド・リュー市議は、17日、「幹線道路の代替ルート」を検索するWazeユーザーが危険な状況を作り出しており、市はアプリ開発者Wazeに対して法的措置を考慮すべきであるとの書状を市法務官に提出した。「Wazeは、私たちの街の交通計画、居住地区、公共の安全性に多大な影響を与えている。対策を講じなければ、交通計画が無視され、どの道でも渋滞が発生し、Wazeに常にリードされてしまうだろう。」
たとえば、シャーマンオークス地区のある狭い道路には、グーグルが買収したこのアプリを使用するドライバーがいるため、1時間に675台以上の車が見られることがあるとリュー氏は話す。...
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デイヴィッド・リュー市議は、17日、「幹線道路の代替ルート」を検索するWazeユーザーが危険な状況を作り出しており、市はアプリ開発者Wazeに対して法的措置を考慮すべきであるとの書状を市法務官に提出した。「Wazeは、私たちの街の交通計画、居住地区、公共の安全性に多大な影響を与えている。対策を講じなければ、交通計画が無視され、どの道でも渋滞が発生し、Wazeに常にリードされてしまうだろう。」
たとえば、シャーマンオークス地区のある狭い道路には、グーグルが買収したこのアプリを使用するドライバーがいるため、1時間に675台以上の車が見られることがあるとリュー氏は話す。
交通量の増加は、事故の増加や増加した交通量に対応していない道路の破損を招いている。
Wazeの広報担当者、チェルシー・ルッソ氏は、訴訟の可能性についてはコメントしなかったものの、ノーム・バーディンCEOが先週投稿したブログの記事を引用し、「市民としての責任」に同社が貢献していると主張した。ブログには「戦略的な計画の決定を行い、既存のインフラを改善するために」Wazeがロサンゼルス都市交通関係者と同社のデータを共有している、とある。同様の連携によりボストンでは渋滞が減少したそうだ。バーディンCEOは「我々は決して交通を「制御」するのではなく、既存のインフラで最大限の効果を出そうとしているだけである。」と述べている。
市内で最も急なこう配のある道の一つであるバクスター・ストリートでは問題は特に深刻である。横滑りや交通事故が増加しており、住民らは市の交通当局に不満を訴えている。運転手が長い坂道に怖気づいて危険な運転をするためだ。
バクスター・ストリートに住むロビー・アダムスさんは今月、『ロサンゼルスタイムズ』紙に対し、愚かなドライバーが庭の壁を壊して私道に停めてあった妻の車に激突したと話した。「これまでに車が5、6台他の車にぶつかるのを見ている。状況はますます悪化している。」と話す。
2015年の発表によると、Wazeはロサンゼルスで約200万人のユーザーを抱えている。
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米国、右翼の政治コメンテーターの講演がキャンセル
カリフォルニア大学バークリー校は、保守派で右翼の政治コメンテーターであるアン・コールター氏の4月27日に予定されていた大学での講演を急きょキャンセルすることを発表した。大学側の説明によると、「トランプ大統領就任後、賛成派と反対派のデモや衝突が頻繁に起きていて、アン氏の大学でのスピーチは暴力事件にまで発展する恐れがあります。」とのことである。
大学キャンパスの警備員も、「現在も過激なグループによる政治運動が行われていて、今回の講演イベントが無事に行われる可能性は低いでしょう。」とインタビューに答えている。
大学関係者のダン・モグロフ氏も「イベント中に運動や騒動を起こすと脅迫するポスターがキャンパス内の建物の壁にたくさん貼られていて、セキュリティーの観点から中止した方がいいと考えました。」と説明している。
ロサンゼルスタイムズによると、先週の土曜日もバークリーのダウンタウンではトランプ賛成派と反対派が分裂して衝突事件が起き21名が逮捕されたという。...
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大学キャンパスの警備員も、「現在も過激なグループによる政治運動が行われていて、今回の講演イベントが無事に行われる可能性は低いでしょう。」とインタビューに答えている。
大学関係者のダン・モグロフ氏も「イベント中に運動や騒動を起こすと脅迫するポスターがキャンパス内の建物の壁にたくさん貼られていて、セキュリティーの観点から中止した方がいいと考えました。」と説明している。
ロサンゼルスタイムズによると、先週の土曜日もバークリーのダウンタウンではトランプ賛成派と反対派が分裂して衝突事件が起き21名が逮捕されたという。またダン氏は、この衝突事件を起こした一部のグループは、アン氏のスピーチの最中を狙って暴動を起こす可能性があるという情報を耳にしたという。
ワシントンポストによると、アン氏は突然のキャンセルに憤りを示しているらしく、「大学側の理不尽で不合理極まりない要求に応えざるを得なくなりました。」と彼女は述べているという。
アン氏はニューヨークタイムズで12回ものベストセラー作家に輝いたことがあり、彼女の本のテーマの一つでもある「不法移民」について今回のスピーチで話す予定だったという。
「市民の税金や寄付金で経営が成り立っている大学は、市民の権利を守る憲法を尊重する必要があります。よって、バークリー校は、市民の権利を守るための大切なスピーチを突然キャンセルする資格はありません。
と同氏は自身のツイッター上でもそのように述べながら大学側に抗議していて、「これは表現の自由を侵害するものです。私は絶対にスピーチ致します。」と怒りをあらわにしていたという。
しかし、大学側により完全なキャンセルが決定されると「偽ニュースだ。」とツイートしたという。
また、「今回の私の講演には場所代を含め費用がかかっております。大学側の都合でキャンセルされたのですから、バークリー校の学生はその費用を負担する必要はありません。」とも同氏は述べている。
ダン氏は「アン氏の講演は、場所やセキュリティーなどの手配が済み次第、9月に再調整して開催させていただきたいと思っております。」と述べている。
今回のイベントを運営している組織団体である「Young America’s Foundation」の関係者も「アン氏のスピーチをキャンセルする意図はありませんでした。いずれ必ず開催されることを望みます。」とコメントしている。
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