1月26日付Globali「トランプ氏、過去40年で最も不人気な大統領として就任(4)-ギャラップ調査」の中で、“米世論調査会社ギャラップの発表によると、トランプ氏就任式直後の米市民の支持率が45%、不支持率が45%と、過去60年、10人の歴代大統領の中で、いずれも最低支持率・最高不支持率を更新する不名誉な記録を作った”と報じた。就任後100日を越えて、親中政策など現実的路線に切り替えたトランプ大統領だったが、連邦捜査局(FBI)コミー長官の突然の解任や、ロシアへの機密情報漏洩疑惑等が続いたこともあって、直近の数多の世論調査で軒並み支持率が急落している。米中間選挙まであと1年半あるとは言え、与党・共和党議員の中にも保身(次回当選)のために、同大統領に敢然と反旗を翻す人が今後増えるとみられる。
5月16日付米
『CNNニュース』:「ドナルド・トランプ大統領の低支持率に共和党議員も恐怖感」
米世論調査会社のギャラップが5月15日、就任115日を迎えるドナルド・トランプ大統領についての調査結果を発表したが、それによると支持率が僅か38%であった。更に、5月14日に発表されたNBC・ウォールストリートジャーナル共同調査結果でも、支持率は39%であり、また、5月9日のトランプ大統領によるコミーFBI長官の突然の解任劇の前に行われたクィニパック大の調査でも、支持率は僅か36%であった。...
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5月16日付米
『CNNニュース』:「ドナルド・トランプ大統領の低支持率に共和党議員も恐怖感」
米世論調査会社のギャラップが5月15日、就任115日を迎えるドナルド・トランプ大統領についての調査結果を発表したが、それによると支持率が僅か38%であった。更に、5月14日に発表されたNBC・ウォールストリートジャーナル共同調査結果でも、支持率は39%であり、また、5月9日のトランプ大統領によるコミーFBI長官の突然の解任劇の前に行われたクィニパック大の調査でも、支持率は僅か36%であった。
ギャラップによると、大統領就任114~117日後において、オバマ前大統領の支持率は64%、ブッシュ元大統領は56%、また、クリントン元大統領でも45%の支持を得ていた。同社のジェフリー・ジョーンズ編集主幹は、1946年以降の統計で、大統領支持率が50%以上あれば、政権与党が中間選挙で失う下院議席の平均は14議席だが、支持率が50%を下回った場合、その数は36議席と2倍半以上にもなっているとコメントした。
5月25日に行われるモンタナ州、及び6月20日のジョージア州の下院補欠選挙での共和党議員の結果が分岐点になる可能性があるが、現在の議席数からいって、民主党は下院で24議席獲得すれば、共和党を逆転して過半数を制する多数政党になる。
5月15日付ロシア
『スプートニク・インターナショナル』オンラインニュース:「米上院議員、FBI長官の突然の解任で米国は“大衆からの信頼を失う危機”にあると表明」
米議会のベン・サッセ上院議員(ネブラスカ州で2014年初当選の共和党議員)は5月15日、トランプ大統領によるジェームズ・コミーFBI長官の突然の解任劇によって、議会上院含めて米政府全体が、大衆からの信頼を失う危機に直面しているとコメントした。
米ギャラップがリリースした5月10日の世論調査では、米議会(与党共和党が多数政党)の仕事の成果に対する支持率は僅か20%で、不支持率は74%にも上っている。
5月16日付イラン
『プレスTV』:「ギャラップ調査では、トランプ大統領の支持率低下は止まらず」
米ギャラップの直近の世論調査結果では、トランプ大統領の支持率が38%と、就任2ヵ月後の3月下旬に記録した、歴代大統領の中で最低値の35%より僅かに高いとは言え、就任115日目において、直近の4大統領の中で依然最低である。
トランプ政権はまた、大統領選挙時のトランプ氏のロシア政府との関係、及びロシア政府主導と言われる対立候補クリントン氏へのサイバー攻撃について、調査を指揮していたコミーFBI長官を同大統領が突然解任したことから、激しい逆風に遭っている。
そして、米
『ワシントン・ポスト』紙が5月15日、トランプ大統領が先週にロシアのセルゲイ・ラブロフ外相とセルゲイ・キスリャク駐米大使と会談した際、機密情報を漏えいしたと報道したことから、トランプ政権は更に窮地に立たされている。
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