【エネルギー】
フィンランド・世界最大級の原発(4月18日)
ヨーロッパでおよそ15年ぶりに新たな原発が稼働した。稼働したのはフィンランド南西部にあるオルキルオト原発3号機で最大出力は160万キロワットと世界最大級。フィンランドの電力需要の14%を担えるということだ。
ヨーロッパでは、ドイツが脱原発に踏み切ったばかりで原発の新設を計画するフランスや英国などと対応が分かれている。 ドイツが「脱原発」を実現・15日に最後の3基が停止へ(4月16日)
ドイツは2011年の東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、当時のメルケル政権が「脱原発」の方針を打ち出し、17基の原発を段階的に停止してきた。
脱原発の期限は去年末までだったが、ウクライナに侵攻したロシアがドイツへの天然ガスの供給を大幅に削減したことでエネルギー危機への懸念が強まり、政府は稼働が続いていた最後の3基の原発について停止させる期限を今月15日まで延期していた。 15日に3基が発電のための稼働を停止する日を迎え、このうち南部のネッカーウェストハイム原発の近くでは脱原発を求めてきた市民団体などが集会を開き、参加者は「原子力発電がついに終わる」と書かれた横断幕を掲げて喜んでいた。...
全部読む
核融合“多面的アプローチで実用化加速”(4月14日)
次世代のエネルギー源として期待される核融合について政府は初めてとなる開発戦略を正式に決定し、所管する高市経済安全保障担当大臣は産業化の推進を図るなど多面的なアプローチを展開し、実用化を加速できるようにすると述べた。
核融合は太陽の内部で起きている反応で人工的に起こすことで膨大なエネルギーを取り出すことができ、二酸化炭素や核のごみを出さないことから、日本も国際プロジェクトに参画するなどして2050年ごろの発電の実現を目指している。...
全部読む
鉱物資源確保に1兆円余の財政支出(4月14日)
あすから札幌市で開かれるG7主要7か国の気候エネルギー環境相会合で中国などとの間で獲得競争が激しくなっている重要鉱物の安定確保に向けて主要7か国が重要鉱物の安定確保に向けた行動計画を取りまとめることが分かった。
リチウムやニッケルなどの重要鉱物は電気自動車バッテリーや半導体材料などとして需要が高まり中国などとの間で獲得競争が激しくなっている。 行動計画では鉱山の鉱山の共同開発を政府として支援するなどとし、7か国で1兆円余の財政支出を行うことや電気自動車の使用済みバッテリーなどから重要鉱物を回収するリサイクルの推進などについて協力することにしている。...
全部読む
再生可能エネルギー・硫黄島などで実証事業へ(4月12日)
東京・小笠原村に属する硫黄島と南鳥島で太陽光パネルや蓄電池を設置して、再生可能エネルギーによる電力網を構築することで、災害時の電力の安定確保と温室効果ガスの削減を目指す実証事業が行われる。
実証事業は沖縄電力と子会社「シードおきなわ」が環境省から受託して再来年度までに実施される。 「エネルギー」内の検索 |