厳しい状況におかれているトランプ大統領(9月28日)
米国大統領選挙まで残すところあと36日。最後の決着をつけるのはフロリダとペンシルベニアの2州と見られている。一部で楽観的な見通しもあるものの、トランプ大統領が厳しい状況におかれているのは確かなようである。それには大まかに言って3つのポイントがある。
ひとつは新型コロナの死亡者が全世界中最悪の数字である20万人を突破したという不名誉な記録を更新したことである。これに関してはさすがのトランプ大統領でもどんな言い逃れもできない。...
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米国大統領選挙まで残すところあと36日。最後の決着をつけるのはフロリダとペンシルベニアの2州と見られている。一部で楽観的な見通しもあるものの、トランプ大統領が厳しい状況におかれているのは確かなようである。それには大まかに言って3つのポイントがある。
ひとつは新型コロナの死亡者が全世界中最悪の数字である20万人を突破したという不名誉な記録を更新したことである。これに関してはさすがのトランプ大統領でもどんな言い逃れもできない。トランプ大統領が力を入れてきたワクチンも大統領選前までは間に合いそうもない。
2つ目は税金問題。これまでトランプ大統領は免責特権を理由に納税申告書の開示を拒否してきたが、ニューヨークタイムズが納税資料を独自に入手し、「トランプ大統領が就任前の15年間のうち、10年間、所得税を納めていなかった」ことを明らかにした。国のトップに立っているリーダーが10年間もの間、税金を払っていなかったという事実が明らかにされたことはトランプ大統領にとっては、大きな痛手となっている。
3つ目はトランプ大統領が中国叩きカードの切り札としてきた中国系動画投稿アプリTikTokの配信禁止措置に対し、ワシントンの連邦地裁が27日、暫定的に差し止める命令を下したことである。司法が土壇場でトランプ大統領のやり方に待ったをかけた形で、大統領選までの短い期間に手っ取り早く中国を叩くためのカードとして利用してきたカードがトランプ大統領の手元からなくなってしまったということになる。
11月29日から、いよいよテレビ討論会が始まるが、かってテレビ番組の司会者であり、テレビ慣れしたトランプ大統領が有利と言われている。トランプ大統領がどれだけバイデン氏に失言させ、劣勢を跳ね返すことがきるかが注目される。一方、トランプ大統領はもうひとつのシナリオを頭の中に描いている。それは連邦最高裁での戦いである。トランプ大統領が、選挙結果を受け入れない場合は連邦最高裁での法廷闘争にもちこまれる。トランプ大統領は亡くなったリベラル派のギンズバーグ判事の後任に、保守派の判事であるエイミーバレットを指名し、この結果、連邦最高裁判所の判事は9人のうち6人が保守派となり、トランプ大統領に有利となった。トランプ大統領は法廷闘争で勝利をもぎとるという青写真を描いている。
同盟国であり、日本に大きな影響力を持つ米国の大統領というポジションを選出する、米国大統領選出の選挙は、わが国日本でも大きな関心を持たない訳にはいかないイベントである。
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米国大統領選までのスケジュール(9月26日)
米国大統領選がいよいよ目前に迫ってきた。
下記の日程で4回のテレビ討論会が開催される。
■9月29日(火)テレビ討論会:トランプ、バイデン
■10月7日(水)テレビ討論会:ペンス、ハリス(副大統領)
■10月15日(木)テレビ討論会:トランプ、バイデン
■10月22日(木)テレビ討論会:トランプ、バイデン
■11月3日(火)米国大統領選挙
■1月20日(水)...
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米国大統領選がいよいよ目前に迫ってきた。
下記の日程で4回のテレビ討論会が開催される。
■9月29日(火)テレビ討論会:トランプ、バイデン
■10月7日(水)テレビ討論会:ペンス、ハリス(副大統領)
■10月15日(木)テレビ討論会:トランプ、バイデン
■10月22日(木)テレビ討論会:トランプ、バイデン
■11月3日(火)米国大統領選挙
■1月20日(水)米国次期政権が発足
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トランプ大統領・大統領選の結果は連邦最高裁で争われることに(9月24日)
米国連邦最高裁判所のギンズバーグ判事が亡くなったことを受けてトランプ大統領は26日に後任の判事を指名するとして、11月の大統領選挙までの承認を議会に求めている。
トランプ大統領は郵便投票の集計など、選挙結果を巡って法廷闘争になる可能性があるという認識を示し、大統領選挙の前にみずからが判事を指名し議会で承認する必要があると改めて強調した。
トランプ大統領は亡くなったリベラル派のギンズバーグ判事の後任に保守派の判事を指名すると見られていて、大統領選挙の結果を巡る法廷闘争も視野に後任判事の人事を急ぐ構えを示した。...
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米国連邦最高裁判所のギンズバーグ判事が亡くなったことを受けてトランプ大統領は26日に後任の判事を指名するとして、11月の大統領選挙までの承認を議会に求めている。
トランプ大統領は郵便投票の集計など、選挙結果を巡って法廷闘争になる可能性があるという認識を示し、大統領選挙の前にみずからが判事を指名し議会で承認する必要があると改めて強調した。
トランプ大統領は亡くなったリベラル派のギンズバーグ判事の後任に保守派の判事を指名すると見られていて、大統領選挙の結果を巡る法廷闘争も視野に後任判事の人事を急ぐ構えを示した。
しかし与党共和党の一部や野党民主党は「選挙で選ばれる次の大統領が指名すべきだ」と反対していて、民主党のバイデン候補は「今回の指名は大きな影響を及ぼすもので、国民が意見を言う機会があるべきだという建国の理念に反している。
権力の乱用であり判事の指名が社会保障などに与える影響を、よく考えなければならない」と述べて批判した。
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トランプ大統領・イランとの武器取引に制裁の大統領令署名(9月22日)
米国・トランプ政権は、イランに対する武器禁輸措置の継続を含む国連制裁を再発動する手続きをとったと国連安全保障理事会に通告し、制裁が復活したと宣言した。
安保理の多くの国は、イランとの核合意から離脱した米国の主張は無効だという立場を示している。
米国・ポンペイオ国務長官やムニューシン財務長官らは記者会見し、トランプ大統領がイランとの武器取引に関わる個人や団体に制裁を科す大統領令に署名したことを明らかにした。...
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米国・トランプ政権は、イランに対する武器禁輸措置の継続を含む国連制裁を再発動する手続きをとったと国連安全保障理事会に通告し、制裁が復活したと宣言した。
安保理の多くの国は、イランとの核合意から離脱した米国の主張は無効だという立場を示している。
米国・ポンペイオ国務長官やムニューシン財務長官らは記者会見し、トランプ大統領がイランとの武器取引に関わる個人や団体に制裁を科す大統領令に署名したことを明らかにした。
イランと関係を深めるベネズエラ・マドゥーロ大統領やイラン国防軍需省などを制裁対象に指定した。
ポンペイオ長官はさらなる制裁も辞さない姿勢を強調した。
イラン・ザリーフ外相は、米国外交問題評議会が主催するオンラインイベントで「目新しいものではない」と述べた。
米国が復活を宣言したイランに対する国連制裁に同調する動きが広がらない中、単独での制裁を強化することでイランへの圧力を維持する構えである。
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米国大統領選・トランプとバイデン・期日前投票呼びかけ(9月19日)
11月の米国大統領選挙に向けて、トランプ大統領とバイデン前副大統領は期日前投票が始まった中西部・ミネソタ州を訪れ、支持を訴えた。
米国中西部のミネソタ州では18日、この日から大統領選挙の期日前投票が始まり、再選を目指す共和党のトランプ大統領は空港に支持者を集めて演説した。
一方、政権奪還をねらう民主党のバイデン候補は職業訓練施設で支持者に向け、トランプ大統領の経済政策や新型コロナウイルス対策などを批判したうえで期日前投票を利用して自身に投票するよう呼びかけた。...
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11月の米国大統領選挙に向けて、トランプ大統領とバイデン前副大統領は期日前投票が始まった中西部・ミネソタ州を訪れ、支持を訴えた。
米国中西部のミネソタ州では18日、この日から大統領選挙の期日前投票が始まり、再選を目指す共和党のトランプ大統領は空港に支持者を集めて演説した。
一方、政権奪還をねらう民主党のバイデン候補は職業訓練施設で支持者に向け、トランプ大統領の経済政策や新型コロナウイルス対策などを批判したうえで期日前投票を利用して自身に投票するよう呼びかけた。
ミネソタ州は前回2016年の大統領選挙でトランプ大統領が1.5ポイント差で敗れた州で両候補とも運動に力を入れている。
今回の大統領選挙では新型コロナウイルスの影響で各州で制度を緩和して期日前投票や郵便による投票の機会を拡大しており、両陣営ともに早期の投票を呼びかけている。
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