幅広くドラマをウォッチしてレビューを上げていきたいと思います!
「ワカコ酒season5」第1話 BSテレ東 4月6日(月)深夜0時
もうシーズン5なんですね、ワカコ酒。
といっても変わらず、たんたんと美味しそうにお酒を飲む姿に癒されます。
「孤独のグルメ」の五郎さんはお酒を飲みませんから、こちらは「孤独のグルメ」で
感じる若干の物足りない感を補填してくれます。
今回は築地場外の「カキ小屋」とワカコが常連の和食居酒屋さんへ。
外食、夜の外出ができないこのご時世、まるで異世界の出来事のように思えました。
仕事帰りに1杯、その日常が失われてしまったんだなぁという思いがひしひし感じられ
切なくなりました。...
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もうシーズン5なんですね、ワカコ酒。
といっても変わらず、たんたんと美味しそうにお酒を飲む姿に癒されます。
「孤独のグルメ」の五郎さんはお酒を飲みませんから、こちらは「孤独のグルメ」で
感じる若干の物足りない感を補填してくれます。
今回は築地場外の「カキ小屋」とワカコが常連の和食居酒屋さんへ。
外食、夜の外出ができないこのご時世、まるで異世界の出来事のように思えました。
仕事帰りに1杯、その日常が失われてしまったんだなぁという思いがひしひし感じられ
切なくなりました。
誰にでもある日常が描かれているドラマであればあるほど、現状との乖離を感じ
悲しい気分になってしまいます。
でも、いつかこの新型コロナウイルスという災害が終わったら必ず築地場外のカキ小屋で
カキのガンガン焼きを食べたい、そう固く誓ったのであります。
まさかこのドラマがそういった思いと共に視聴されるとは
このドラマを作っている時には誰も思い及ばなかったでしょうね…
ワカコ役の武田梨奈さんはスッと存在して嫌味もなく、しかし色気はあり、
お酒を飲む姿が堂に行ってすっかりこのドラマの顔となっていました。
番組中に出てくるお料理やお酒と登場人物達、どちらも同じ地平に存在して
存在感を競い合わず調和している安心できる世界でした。
たのグルメ紹介ドラマではなく最後は人と人との思いやりというテーマにさりげなく
誘導してくれるのがとても心地よかったです。
今は見れば見るほどさみしい気分になってしまうかもしれないけど
来週からもこのドラマから何気ない日常の大切さを思い返し、感謝しようではありませんか。
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ドラマスペシャル「陰陽師」テレ朝 3月29日(日) 21時ー
OA日から遅くなりましたがまだTVerで見られますのでこちらも。
4月12日(日)18:00までTverで無料配信中。
陰陽師と言えば野村萬斎、人によっては稲垣吾郎でしょうか?
陰陽師は何度も映像化されており、主要キャラクターも良く知られているので
新たにドラマ化するのはリスクもあると思われます。
それでもやる、という事はある程度の勝算あり?
主演は佐々木蔵之介ということで
新しい陰陽師が見られると期待して視聴しました。...
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OA日から遅くなりましたがまだTVerで見られますのでこちらも。
4月12日(日)18:00までTverで無料配信中。
陰陽師と言えば野村萬斎、人によっては稲垣吾郎でしょうか?
陰陽師は何度も映像化されており、主要キャラクターも良く知られているので
新たにドラマ化するのはリスクもあると思われます。
それでもやる、という事はある程度の勝算あり?
主演は佐々木蔵之介ということで
新しい陰陽師が見られると期待して視聴しました。
結論からいうと、
期待外れ…
エピソードは平将門が敵となる面白いものでしたが映像、演出がチープでがっかり。
陰陽師の世界をもっと華麗に描いて欲しかった。
出演者のメイクもなんか変だったし。
細かいチープさがずっと気になって仕方ありませんでした。
監督は篠原哲夫。映画「月とキャベツ」などの繊細な世界の印象が強かったので
この作品はちょっと得意分野と違っていたのかも??
キャストは脇を固める個性派はなかなか良かったです。
長年、ひどい「瘡」(かさ)を患っているという設定で頭巾をかぶった酒向芳。
大迫力の平将門を演じた菅田俊、ライバル陰陽師の竹中直人は面白かったです。
佐々木蔵之介さんは良いのですが、うーん、安倍晴明にしては「人外」感がうすい。
人間ぽすぎるのかな?「知らなくていいコト」の色気のある編集長役はよかったけれど。
安倍晴明の相棒、源博雅役の市原隼人さんはなかなか良かったです。
しかし、虫愛る姫君・露子姫の本田望結ちゃんはどうしちゃったの?というくらいあまり良くなかった。
芝居が好きじゃなくなってしまったのかな?と心配になるくらい。
色々文句を書きましたが時代劇が減少している昨今、チャンバラ系や人情系時代劇ではなく、
この「陰陽師」のようなロマンチック系時代劇をもっと作って女性客を取り込むのはいいかも、と思いました。
旬のイケメンをそろえて。
可能性はあるんじゃないかと思いますが…どうかな。
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「麒麟がくる」第12回 「十兵衛の嫁」NHK 4月5日(日)20時ー
ついに(?)十兵衛が結婚・・・って感じの題名の回でしたが
結婚に関してはかなりあっさり。
あ、そんな感じでOK?と拍子抜けではありましたが
戦国時代の結婚なんかこんなもんだったのかなぁと思いました。
物語の中心はまだ斉藤道三(本木雅弘)が握っています。
斉藤道三の悪辣なところと臆病なところのバランスが絶妙で魅力的。
織田信長(染谷翔太)も信長イメージとは違うのではという下馬評を覆し
人物のリアリティが出て良い感じになっています。...
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ついに(?)十兵衛が結婚・・・って感じの題名の回でしたが
結婚に関してはかなりあっさり。
あ、そんな感じでOK?と拍子抜けではありましたが
戦国時代の結婚なんかこんなもんだったのかなぁと思いました。
物語の中心はまだ斉藤道三(本木雅弘)が握っています。
斉藤道三の悪辣なところと臆病なところのバランスが絶妙で魅力的。
織田信長(染谷翔太)も信長イメージとは違うのではという下馬評を覆し
人物のリアリティが出て良い感じになっています。
また、最初はちょっと演技が心配だった帰蝶(川口春奈)ですが、このぎこちない感じも
初々しい感じも帰蝶に合っている気がしてきました。
沢尻エリカだったらどうだったのか、今では想像がつきません。
死にゆく信秀(高橋克典)に後継者として信長と信勝どちらがふさわしいか
死の床にある信秀から聞き出し信長を奮起させる帰蝶・・・
見せ場たっぷりの回でした。
さらに鷹の爪に毒を塗って道三暗殺を企てた?土岐頼芸のエピソードなど
中身は今回も盛りだくさん。
十兵衛より脇のキャラが目立つ回でしたが面白いドラマは主役が中央で真っすぐ立って
周りがキラキラ輝くものです。
そういう意味ではこのドラマは正統派。早くもなく遅くもないスピードで進む話は
分かりやすく視聴者はちゃんとついていけるし、安心感があります。
1週くらい見逃しても全然ついていけるこの感じ、大河らしくどっしりしていていいと思います。
来週は秀吉(佐々木蔵之介)が登場でますます楽しみです。
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「いいね光源氏くん」第1話 NHK 4月4日(土)23時30分ー
こじらせOLの沙織(伊藤沙莉)の家に突然雅な男子が転がり込んで来た。
それはなんと、希代のプレイボーイ・光源氏だった!!
現代にタイムスリップした光源氏くんが現代に驚いたり楽しんだり。
いきなりイケメンと同居することになってしまった沙織はどうなる?!
土曜の夜に可愛い千葉雄大くんと伊藤沙莉ちゃんで癒される30分。
予告を見てマンガチックな演出に一抹の不安を感じていましたが
第1回を見てみたら、面白いじゃありませんかー!!
程よい安っぽさが見ている方を構えさせません。...
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こじらせOLの沙織(伊藤沙莉)の家に突然雅な男子が転がり込んで来た。
それはなんと、希代のプレイボーイ・光源氏だった!!
現代にタイムスリップした光源氏くんが現代に驚いたり楽しんだり。
いきなりイケメンと同居することになってしまった沙織はどうなる?!
土曜の夜に可愛い千葉雄大くんと伊藤沙莉ちゃんで癒される30分。
予告を見てマンガチックな演出に一抹の不安を感じていましたが
第1回を見てみたら、面白いじゃありませんかー!!
程よい安っぽさが見ている方を構えさせません。
千葉雄大が光源氏?もっとキリっとイケメンの方がいいんじゃない?と思っていたけど
ほんわかイケメン、いいじゃないですか。
伊藤沙莉の個性的だけど出すぎない自然な芝居もとても良いです。
初回はシチュエーションの紹介もあったのに自然な流れであっという間の30分でした。
もっと見たい・・・
と思うくらいがちょうどいい。
週末にはこのドラマを見てホッコリしましょう。
来週からは頭中将(桐山連)も登場なのでさらにイケメンが増えますよ!
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「ドラマスペシャル あまんじゃく~元外科医の殺し屋最後の闘い~」テレビ東京 3月30日(月)21時ー
ドラマ改編期のためスペシャルドラマがちょいちょいある他は
連ドラ開始を待つ季節…
しかし今年は本当に新ドラマを始めることができるのか
撮影中のドラマを最終回まで撮り終えることができるのか分からない状況。
新ドラマは無事放送されるんでしょうか?非常に不安です。
撮影現場はまさに“3密”ですから無理をせず、新ドラマが中断した場合は
かつての名作を再放送するなど柔軟な対応でいいのではないかと思います。...
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ドラマ改編期のためスペシャルドラマがちょいちょいある他は
連ドラ開始を待つ季節…
しかし今年は本当に新ドラマを始めることができるのか
撮影中のドラマを最終回まで撮り終えることができるのか分からない状況。
新ドラマは無事放送されるんでしょうか?非常に不安です。
撮影現場はまさに“3密”ですから無理をせず、新ドラマが中断した場合は
かつての名作を再放送するなど柔軟な対応でいいのではないかと思います。
安全第一、人命第一。
さて、こちらのドラマは2018年に放送されたスペシャルドラマの第2弾。
元外科医の殺し屋が医学の知識を駆使して悪を成敗する荒唐無稽な
アクションサスペンスコメディ。
医者ならではの凝った殺し方、盛沢山のアクション、謎の小ネタ等々
たっぷり楽しませて頂きました。
小ネタの方はきむらひさし監督らしい、ちょっと意味不明のものもありましたが
まぁそれはそれで…
主演の唐沢寿明さんの外科医(財前先生)のイメージを上手く利用しつつ
必殺仕事人みたいなダークヒーローキャラを構築していて見ていてスカッとしました。
木村多江さん、松本若菜さんのアクションシーンを売りにしていましたが
それについては「普通?」と思いました。別にすごいアクションを期待していた
わけではないのでいいのですが。
山中崇さんが率いる悪の軍団?みたいなショッカーみたいなのが
かなり訳がわからない。私は「きむらひさしワールド」が嫌いではないので大丈夫ですが
これにムカつく人が多そうだな・・・と思ってしまいました。
このドラマは広い心で見ることをお勧めします。
最後の30分くらいはどんでん返しの連続で楽しめました。
幕切れもおしゃれだった。
また、殺す時の「必殺」シリーズばりのレントゲン映像みたいなのが
個人的には好きでした。
でもこれも嫌な人は嫌がりそう。
なんにせよ、誰かに嫌われる可能性があっても自分のいいと思う作品を作る
これが大事。そんなことを思わせてくれる秀作でした。
暗いニュースばかりのご時世に2時間の心の休息をありがとうございました。
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