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ノルウエーに世界最大のEV充電ステーション登場(12月6日)
現在、最も電気自動車(EV)が普及していく国はどこかご存知だろうか。正解は北欧のノルウエーである。
国際エネルギー機関(IEA)によれば、2016年に登録されたEV又はプラグイン・ハイブリッド車の新車割合においてノルウエーが世界第1位(29%)であった。
大きく水を開けられて2位はオランダで6.4%、3位スウェーデンの3.4%と続いている。
そのノルウエーの首都オスロには、最近米国でオープンしたテスラ社の大型スーパー・チャージャー・ステーション(EVの急速充電所)2ヶ所(合計て120台の急速充電機)にほぼ匹敵する世界で最も多い102の充電機を備えた「バルカン・パーキングガレージ」がある。...
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現在、最も電気自動車(EV)が普及していく国はどこかご存知だろうか。正解は北欧のノルウエーである。
国際エネルギー機関(IEA)によれば、2016年に登録されたEV又はプラグイン・ハイブリッド車の新車割合においてノルウエーが世界第1位(29%)であった。
大きく水を開けられて2位はオランダで6.4%、3位スウェーデンの3.4%と続いている。
そのノルウエーの首都オスロには、最近米国でオープンしたテスラ社の大型スーパー・チャージャー・ステーション(EVの急速充電所)2ヶ所(合計て120台の急速充電機)にほぼ匹敵する世界で最も多い102の充電機を備えた「バルカン・パーキングガレージ」がある。
その「バルカン・パーキングガレージ」は2016年初めにオープンし、この2年足らずで充電機を約3倍に増設してきた。
「バルカン・パーキングガレージ」は総電力量11万4千KWh(キロワットアワー)の能力を有し、今では1週間当り6,000KWh(1KWとは1,000Wの機器を1時間運転した場合の消費電力量)の電力をEVに供給している。
この供給電力はEVで3万キロを走行するのに十分な電力で、2酸化炭素排出量に置き換えると約3トン分に相当する。
開設当初の充電は無料であったが、日中の充電を有料にしたところ利用客数は一時的に減少したものの、すぐに回復し今では急速に伸びている。
また、充電する時間帯はスマートフォンのアプリで事前に予約することもできる。
ノルウエーがEV大国になった背景には、政府の優遇政策(EVの自動車取得税免除や25%もの消費税免除、高速料金無料等)があり、現在購入者の約4割がEVを購入している。
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日本航空・超音速旅客機開発の米国企業に出資(12月6日)
日本航空は音の速さ、音速の約2倍のスピードで飛行する超音速旅客機を開発している米国のベンチャー企業に出資して、将来路線への導入を目指すことになった。
超音速機は14年前にコンコルドが運航をやめ航空路線から姿を消していて開発に注目が集まっている。
ランボルギーニ、世界最速のSUV「ウルス」発表(12月5日)
イタリアの高級車メーカーであるランボルギーニ社は、12月4日18時(日本時間12月5日未明)にイタリアの本社(サンタアガタ・ボロニェーゼ)で新型SUV「ウルス」を発表した。
「ウルス」はランボルギーニ社として「LM002」以来約25年ぶりのSUV車で、4ドア4シートを備えており、どこか社交的空間を実現し家族を意識した車となっている。
また、「ウルス」の外観もランボルギーニ社のどの車より家族向きに設計されている。...
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イタリアの高級車メーカーであるランボルギーニ社は、12月4日18時(日本時間12月5日未明)にイタリアの本社(サンタアガタ・ボロニェーゼ)で新型SUV「ウルス」を発表した。
「ウルス」はランボルギーニ社として「LM002」以来約25年ぶりのSUV車で、4ドア4シートを備えており、どこか社交的空間を実現し家族を意識した車となっている。
また、「ウルス」の外観もランボルギーニ社のどの車より家族向きに設計されている。
一方、ボディサイズは全長5.112メートル、全幅2.016メートル、全高1.638メートル車両重量は約2,200キロである。
また、エンジンは4.0リッターV8ツインターボが搭載されており、パワーは最高650馬力、最大トルク850Nm(ニュートン・メートル)を実現し、わずか3.6秒で停止状態から62mph(99.2キロ)に加速し、最高時速は190mph(304キロ)に達する。
つまり、最高時速ではベントリー社のSUV「ベンティガ」(6.0リッターW12ツインターボSIエンジン、最大出力600馬力、最大トルク900Nm、最高速度301キロ)を上回っており世界最速のSUVと考えられる。
また、足回りはランボルギーニ社の多くの車に採用されている独自の四輪駆動システムが採用されておりあらゆる路面状態や天候状態に対応できる。
具体的には一般道路向けの「STRADA」やスポーツ対応の「SPORT」、サーキットに適した「CORSA」、砂地での走行に適した「TERRA」、雪上向けの「NEVE」という6種類の走行モードが用意されている。
尚、「ウルス」は2018年春に発売が開始される予定で、販売価格は16万5千ポンド(日本円で2503万円)程度である。
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飲料の味覚等を変化させるミラクルグラスを開発(12月4日)
シンガポール国立大学は、単なる水を「香りを出すチューブ」や「舌や唇による味覚の変える電極」に、又グラスの底に備えつけられたLED等によりワインやカクテル、ジュースを飲んだ気にさせるグラス型装置「ポックテル」を開発した。
「ポックテル」は、電子制御モジュールや「3種類の香りを出すカートリッジ」、「3つのマイクロエアチューブ」、「3Dプリント構造のグラス」等で構成されている。
まずスマートフォンのアプリで好みの味や香り、色をそれぞれ選択する。...
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シンガポール国立大学は、単なる水を「香りを出すチューブ」や「舌や唇による味覚の変える電極」に、又グラスの底に備えつけられたLED等によりワインやカクテル、ジュースを飲んだ気にさせるグラス型装置「ポックテル」を開発した。
「ポックテル」は、電子制御モジュールや「3種類の香りを出すカートリッジ」、「3つのマイクロエアチューブ」、「3Dプリント構造のグラス」等で構成されている。
まずスマートフォンのアプリで好みの味や香り、色をそれぞれ選択する。そして、グラス型装置の底についているボックスには、LEDやアロマボトルが備え付けられており、「ポックテル」はスマートフォンのアプリからブルートゥース経由で信号を受取り、スマートフォンで指定された味、香り、色を再現する仕組である。
また、グラスの飲み口に配置された電極から流れた微量の電気が舌や唇を刺激して上記で説明したした味、香りと相まって、本当のワインやカクテル等を飲んだ気分にさせるのである。
具体的には、40マイクロアンペアで塩味を、80マイクロアンペアで苦味、180マイクロアンペアで酸味を再現する。
すなわち、「ポックテル」はグラスに注いだ水を、舌の先端にある味覚ツボ(苦味、塩味、酸味)を電極で惑わせ、視覚を赤・緑・青の3種類の光の組み合わせにより幻覚し、臭覚をアロマによってごまかして、あたかも本当のワインやカクテル等を飲んでいるかのような感覚にさせるバーチャル風味を作り出すのである。
現在、「ポックテル」は販売に向けて企業と大量生産について協議中である。
一方、研究グループは「ポックテル」の開発をさらに押し進めて、カロリー制限が必要な高齢者向けに食事を楽しめるよう研究を進めていくつもりである。
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テスラよりユニークでパワフルなEVメーカー「ニコラ」(11月30日)
米国の電気自動車(EV)会社といえば、すぐにテスラ社を思い浮かべるであろうが、テスラのような自家用車ではないバギータイプのパワフルな電気自動車等を製造する米国新興EVメーカー「ニコラ・モーター・カンパニー」(2015年設立)が新EVモデル「ニコラ・ゼロ」の市販車を発表した。
「ニコラ・ゼロ」は、2から4人乗りのバギータイプのオフロード車で、UTV(ユーティリティ・タスク・ビークル)ある。
「ニコラ・ゼロ」は、最高出力415馬力と555馬力の2タイプが用意されており、搭載するバッテリー容量は75kWh(キロ・ワット・アワー)(1時間当りの消費電力量)、100kWh、125kWhの3タイプがある。...
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米国の電気自動車(EV)会社といえば、すぐにテスラ社を思い浮かべるであろうが、テスラのような自家用車ではないバギータイプのパワフルな電気自動車等を製造する米国新興EVメーカー「ニコラ・モーター・カンパニー」(2015年設立)が新EVモデル「ニコラ・ゼロ」の市販車を発表した。
「ニコラ・ゼロ」は、2から4人乗りのバギータイプのオフロード車で、UTV(ユーティリティ・タスク・ビークル)ある。
「ニコラ・ゼロ」は、最高出力415馬力と555馬力の2タイプが用意されており、搭載するバッテリー容量は75kWh(キロ・ワット・アワー)(1時間当りの消費電力量)、100kWh、125kWhの3タイプがある。
仮に125kWhのバッテリーを搭載した場合、航続可能距離は約200マイル(320キロ)である。(テスラ3は約220マイル)また、1番バッテリー容量の小さい75kWhのバッテリー場合でも、最低100マイル(160キロ)は走ることが可能である。
一方、トルク(回転する力)も他の車に比べて十分すぎるほどすごい性能である。というのも、米国が開発した主力戦車「M1エイブラムス」のトルクは5,287Nm(ニュートン・メートル)に対し、「ニコラ・ゼロ」のトルクは25%増しの6,642Nmである。(1ニュートン:1キロのものを10/9.8センチ持ち上げることができるエネルギーを表す)
また、加速度も速く、わずか3.9秒で停止状態から60mph(96キロ)に達する。これは、テスラ3の加速度(5.1-5.6秒)を越えている。
尚、基本販売価格は3万5千USドル(日本円で392万円)である。
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