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2018年1月、インチョン国際空港第2ターミナルオープン(12月14日)
韓国仁川空港公社は、2018年2月9日のピョンチャンオリンピックの開幕式に合わせて、インチョン国際空港第2ターミナルのオープンを1月18日にすることを発表した。
第2ターミナルは地上5階・地下2階建てで、総工費5兆ウォン(日本円で5,170億円)、延べ面積38万4,336平方メートルである。
また、第2ターミナルは、スカイチームに加盟している航空会社4社(大韓航空、デルタ航空、エールフランス、KLMオランダ航空)の専用ターミナルとなる。...
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韓国仁川空港公社は、2018年2月9日のピョンチャンオリンピックの開幕式に合わせて、インチョン国際空港第2ターミナルのオープンを1月18日にすることを発表した。
第2ターミナルは地上5階・地下2階建てで、総工費5兆ウォン(日本円で5,170億円)、延べ面積38万4,336平方メートルである。
また、第2ターミナルは、スカイチームに加盟している航空会社4社(大韓航空、デルタ航空、エールフランス、KLMオランダ航空)の専用ターミナルとなる。
最新の設備として、64基の自動搭乗手続き(セルフチェックイン)や34基の自動荷物預け機(セルフパッケージドロップ)、自動出入国ゲート(オートオープンゲート)等が設置され、よりスムーズな出入国を可能としている。
また、案内ロボットやデジタルスクリーン(ブルートゥースによる情報提供や搭乗チケットのスキャンによる搭乗口への案内)の導入等により旅客案内を強化し、空港保安面ではボディスキャナー(空港検査場での電波によるボディチェックを行なう機器)の導入により安全強化を図っている。
さらに、公共交通機関との接続性を改善するために、第2交通センターを第2ターミナル前に建設しそのセンター内に各種公共輸送機関(高速鉄道やリムジンバス)のターミナルを統合した。
加えて、第2ターミナル内に庭園やスポーツジム、文化施設等を設けて、乗客の快適性を高めている。
第2ターミナルが稼働(年間1,800万人の乗客に対応可)すれば、インチョン国際空港全体で年間約7,200万人の利用客に対応することが可能になる。
インチョン国際航空は、2023年完了予定の次期拡張工事により、世界初の年間旅客数1億人を超える空港を目指している。
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小型で軽量であるポータブル3Dプリンター「MIGO」(12月13日)
中国浙江省に本拠を置く3Dプリンター新興企業である「MAKE X」社は、クラウドファンディングサイトに同社3番目となる小型で軽量な3Dプリンター「MIGO」を出品している。(既に調達目標金額は達成済)
「MIGO」は、シングルヘッドのFDM(フューズド・デポジション・モデリングと言いフィラメント状の樹脂であるABSやPLAを熱で溶かしながらノズルで押し出し一筆書きのように樹脂を積み上げて造形物を作成する方式)のデスクトップ3Dプリンターである。...
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中国浙江省に本拠を置く3Dプリンター新興企業である「MAKE X」社は、クラウドファンディングサイトに同社3番目となる小型で軽量な3Dプリンター「MIGO」を出品している。(既に調達目標金額は達成済)
「MIGO」は、シングルヘッドのFDM(フューズド・デポジション・モデリングと言いフィラメント状の樹脂であるABSやPLAを熱で溶かしながらノズルで押し出し一筆書きのように樹脂を積み上げて造形物を作成する方式)のデスクトップ3Dプリンターである。
このFDM方式は低価格の3Dプリンターでは主流となっている。
「MIGO」は造形物の大きさにより下記の2タイプが用意されている。標準タイプの「MIGO」は100X120X100ミリの造形物作成用(本体サイズは155X195X270ミリ)で、大型の「MIGO L」(本体サイズは185X235X325ミリ)は150X150X150ミリの造形物作成用である。
「MIGO」の最大の特徴は、ヘッドを500mw(ミリワット:レーザーの明るさを表す単位)のレーザー刻印ヘッド(オプション)に取り替えば、木材や革、プラスチック等に刻印を施すことができることである。
また、オートレベリング機能(ヘッドの水平調整を自動的に行なう機能)が付いており、クリアランス(間隔)調整や傾き補正をする必要がない。
さらに、WIFI通信機能を搭載しており、スマートフォンによる遠隔操作等ができる。
「MIGO」はアルミ製で重さは2.5キロ(標準タイプ)、積層ピッチは40~500μm(マイクロメートル)、造形速度は100ミリ/秒~200ミリ/秒である。
尚、本体価格は早期割引価格で149USドル(日本円で1万6,900円)(標準タイプのベーシック機能のみ)である。
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英マクラーレン、最新スーパーカー「セナ」発表(12月12日)
英国の高級車メーカーであるマクラーレンは、最新スーパーカー「セナ」を発表した。「セナ」というネーミングは、F1(世界最高峰のカーレース)で3度世界№1になり、1994年事故死した伝説のドライバーアイルトン・セナの名前に由来するものである。
「セナ」は、今までマクラーレンの中核モデルであった「スーパーシリーズ」の720S(720馬力)より上位に位置する「アルティミットシリーズ」の最新作で、既に生産を中止している「P1」(最高時速350キロ)の後継車である。...
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英国の高級車メーカーであるマクラーレンは、最新スーパーカー「セナ」を発表した。「セナ」というネーミングは、F1(世界最高峰のカーレース)で3度世界№1になり、1994年事故死した伝説のドライバーアイルトン・セナの名前に由来するものである。
「セナ」は、今までマクラーレンの中核モデルであった「スーパーシリーズ」の720S(720馬力)より上位に位置する「アルティミットシリーズ」の最新作で、既に生産を中止している「P1」(最高時速350キロ)の後継車である。
「セナ」は手作業で500台限定で生産され、2018年後半に引き渡し予定である。(既に予約で完売済)
「セナ」はマクラーレン史上最速の市販車として開発され、2人乗りのミッドシップ(一般的にエンジンを運転席の後部に取り付けた後輪駆動車)で、4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最大出力789馬力、最大トルク799.9Nm(ニュートン・メートル)を実現している。
但し、最高速度、加速性能については公表されていない。
主な特徴はガルウイングと大型リアウイングであり、プロアクティブ・シャシー・コントロールⅡというサスペンションシステムが搭載されており最高の乗り心地を実現している。
また、トランスミッションは7速デュアルクラッチ(ギアが2系統あり、それぞれにクラッチがあってマニュアル・トランスミッション(MT)感覚を味わえるタイプ)である。
このクラッチの採用によって、加速時のシフトアップの効率は良く変速中も加速が途切れずMTより燃費が良い。
さらに、シャシーにはフルカーボン製シャシーを採用し、すべてのボディーパネルをカーボンファイバー化して軽量化が図られている。
これにより、車両重量はマクラーレン史上最軽量である2,641ポンド(1,198キロ)のスーパーカーが誕生した。
尚、価格は75万ポンド(日本円で1億1,360万円)からである。
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クアルコム、次世代スマホチップ「スナップドラゴン845」発表(12月8日)
米大手半導体メーカーであるクアルコムは、次世代型SoC「スナップドラゴン845」を発表した。
SoCとは大雑把に言えばスマートフォン向けCPUであるが、具体的には説明するとチップ上にあるシステムの略語(SYSTEM ON CHIP)でチップの上にCPU、GPU、メモリー、チップセット等を搭載したプロセッサである。
「スナップドラゴン845」は、現在の最新SoCである「スナップドラゴン835」(10nm(ナノメートル)プロセスで製造される8コアSoC:スナップドラゴン845も同じ)と比べ処理速度が約25%高速化し、グラフィック処理が約30%高速化した。...
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米大手半導体メーカーであるクアルコムは、次世代型SoC「スナップドラゴン845」を発表した。
SoCとは大雑把に言えばスマートフォン向けCPUであるが、具体的には説明するとチップ上にあるシステムの略語(SYSTEM ON CHIP)でチップの上にCPU、GPU、メモリー、チップセット等を搭載したプロセッサである。
「スナップドラゴン845」は、現在の最新SoCである「スナップドラゴン835」(10nm(ナノメートル)プロセスで製造される8コアSoC:スナップドラゴン845も同じ)と比べ処理速度が約25%高速化し、グラフィック処理が約30%高速化した。
CPUは、「スナップドラゴン835」のKryo280の8コアに対して「スナップドラゴン845」はKryo385の8コア(そのうち4つはクロック周波数2.8GHz、残り4つはクロック周波数1.8GHz)と「スナップドラゴン835」に比べクロック周波数(数値が高いほど処理性能が高い)が約19%改善され、全体として約25%処理能力がアップした。
また、GPUは「スナップドラゴン835」のAdreno540に対して「スナップドラゴン845」はAdreno630を搭載し、電気効率が約30%改善し、グラフィック処理能力は約30%アップした。
さらに「スナップドラゴン845」にはISP(イメージ・シグナル・プロセッサ)「Spectra280」が搭載され、よりカラフルな色の表現やより改善された映像の撮影が可能になる。
加えて、「スナップドラゴン845」にはSPU(セキュリティ・プロセシング・ユニット)が搭載されており、セキュリティ機能が強化されている。
例えば、高画像度でレンダリング(データ情報をコンピュータを介して画像、映像、音声などに作り出すこと)したり、左右の目に別々に映像を映し出したりすることができる。
今後「スナップドラゴン845」はサムスンで製造され、2018年初頭各種スマートフォン等に搭載される予定である。
すでに、中国の大手スマートフォンメーカーである小米(シャオミ)は新製品「Mi 7」に「スナップドラゴン845」を採用することを表明している。
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世界で急速に拡大しているEVステーション(12月7日)
米国は、2016年11月に発表した電気自動車(EV)の充電スタンドの大幅増設を促す全米2万5千マイル(4万キロ)に及ぶ充電ネットワークの整備計画に基づき、全米各地で充電スタンドの整備が着々と進められている。
この取り組みには、独BMWや日産、米GMが参加している他複数の大手電力会社も名を連ねている。
そうした中、最近米国最大のEV向け急速充電ネットワーク事業者であるEVgo社は1,000ヶ所目となる直流式充電ステーションを米国の首都であるワシントンDC郊外に開設した。...
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米国は、2016年11月に発表した電気自動車(EV)の充電スタンドの大幅増設を促す全米2万5千マイル(4万キロ)に及ぶ充電ネットワークの整備計画に基づき、全米各地で充電スタンドの整備が着々と進められている。
この取り組みには、独BMWや日産、米GMが参加している他複数の大手電力会社も名を連ねている。
そうした中、最近米国最大のEV向け急速充電ネットワーク事業者であるEVgo社は1,000ヶ所目となる直流式充電ステーションを米国の首都であるワシントンDC郊外に開設した。(充電器の大半は直流式である)
その場所は、バージニア州フォールズ・チャーチに隣接している市街地にあり、ワシントンDCにアクセスが良く通勤者や学生にとって申し分のない所である。
また、特に高速道路沿いでもあり、マンションに住む住人にとってはこれ程便利な所は見当たらないという好立地条件を備えている。
さらに、各充電器の最大出力は50kWあり約30分でバッテリー容量の80%まで充電することが可能である。
例えば、日産リーフの場合40kWの充電器では30分以内にバッテリー容量の80%まで充電することができない。
ちなみに、テスラ社のスーパーチャージャーは120kWである。
一方、欧州は、2017年11月、2020年までにEV向け超大容量充電器(350kW)(50kWの充電器の7倍の速さで充電できる充電器)を400ヶ所設置すると発表している。
また、中国は中国最大手の国家電網だけで2020年までに充電ステーション1万ヶ所を増設(充電器では12万基増加)し、大都市では半径1キロ以内に急速充電できる充電網を構築するとしている。
さらに、2025年オランダとノルウエー、2030年インドとドイツ、2040年フランスがガソリン・ディーゼル車の販売に規制をかける。
こうした状況からして、世界中で急激にEVシフトが進みそれに対応するEVステーションも急速に普及していくものと考えられる。
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