【ノーベル賞2023】
ノーベル平和賞・人権団体が記者会見“ウクライナ人のための賞”(10月9日)
ノーベル平和賞の受賞が決まったウクライナの人権団体「市民自由センター」のオレクサンドラマトイチュク代表が8日、首都・キーウで記者会見し、すべてのウクライナ人のための賞だと述べるとともに、ロシアの戦争犯罪を記録するという団体の活動を後押しするものだと期待を示した。
団体は、ウクライナの人権問題や民主化に取り組み、ことし2月、ロシアがウクライナに軍事侵攻後、ロシア軍が行った疑いのある戦争犯罪を記録するための聞き取り調査を各地で続けている。 ノーベル平和賞・人権活動家とロシア・ウクライナの団体(10月8日)
今年のノーベル平和賞はベラルーシの人権活動家・アレスビアリアツキ、人権団体・ロシア「メモリアル」、ウクライナ「市民自由センター」が受賞した。
アレスビアリアツキは1980年代に始まった民主化運動を率い、人権団体「春」を創設、強権的な政治手法で知られるルカシェンコ政権の人権侵害の実態を調査して告発するなどの活動をしてきた。アレスビアリアツキはかつて「わたしたち国民は弾圧を恐れず積極的に行動すべきだ」と話している。...
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ノーベル文学賞にアニーエルノー(2022年10月7日)
ことしのノーベル文学賞に自らの体験をもとにした数多くの自伝小説を発表してきたフランスの作家・アニーエルノーが選ばれた。
エルノーは1940年生まれでジェンダーや階級などによる格差を経験してきたみずからの人生をさまざまな角度から観察し、数多くの自伝小説の題材にしてきた。 1983年の「場所」は自身の生い立ちや父親の境遇を描くことでフランスの労働者階級が受ける社会的な抑圧を浮き彫りにし、高く評価された。...
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ノーベル物理学賞・「量子力学」の研究者3人が受賞(2022年10月5日)
今年のノーベル物理学賞の受賞者に、「量子力学」の分野でフランスの大学の研究者など3人が選ばれた。日本時間のきのう午後7時前に発表されたノーベル物理学賞。
受賞が決まったのは、フランスのパリ・サクレー大学のアランアスペ教授、米国のクラウザー研究所のジョンクラウザー博士、そしてオーストリアのウィーン大学のアントンツァイリンガー教授の3人。 3人は、「量子力学」の分野で「量子もつれ」という特殊な現象が起きることを理論や実験を通じて示し、量子情報科学という新しい分野の開拓につながる大きな貢献が評価された。 ノーベル生理学医学賞・「人類の進化」の研究者に(2022年10月4日)
ことしのノーベル生理学医学賞の受賞者に選ばれたドイツの研究機関の研究者で沖縄科学技術大学院大学にも在籍しているスバンテペーボ博士が3日、記者会見し喜びを語った。
ノーベル賞の選考委員会は、日本時間のきのう、ことしのノーベル生理学医学賞の受賞者にスウェーデン出身でドイツのマックスプランク研究所のスバンテペーボ博士を選んだと発表した。 ペーボ博士は絶滅した人類の遺伝情報を解析する技術を確立し、4万年前のネアンデルタール人の骨の遺伝情報を調べた。...
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