WHO年次総会決議採択“公平・独立した検証実施”(5月20日)
テレビ会議で行われたWHO年次総会。新型コロナウイルスへの対応におけるWHOのリーダーシップを引き続き支持すること、今回の対応について公平で独立した検証実施などをWHOに求めることを採択した。
WHOを巡っては、新型コロナウイルスへの対応を称賛する中国と、中国寄りだと批判する米国が激しく対立している。
トランプ大統領はテドロス事務局長宛ての書簡をツイッターに投稿した。
WHOに中国からの独立性を示すよう求め、30日以内に大幅な改善が見られなければWHOへの資金拠出の恒久的停止、加盟も考え直すと対応を強く迫っている。...
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テレビ会議で行われたWHO年次総会。新型コロナウイルスへの対応におけるWHOのリーダーシップを引き続き支持すること、今回の対応について公平で独立した検証実施などをWHOに求めることを採択した。
WHOを巡っては、新型コロナウイルスへの対応を称賛する中国と、中国寄りだと批判する米国が激しく対立している。
トランプ大統領はテドロス事務局長宛ての書簡をツイッターに投稿した。
WHOに中国からの独立性を示すよう求め、30日以内に大幅な改善が見られなければWHOへの資金拠出の恒久的停止、加盟も考え直すと対応を強く迫っている。
習近平国家主席が年次総会の初日に演説し、WHOを称賛した。テドロス事務局長はできるだけ早い時期に独立した検証を実施する考えを示した。記者会見は急きょ中止が発表された。
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緊急事態宣言・関西は解除へ・首都圏は見極め(5月20日)
政府はあす大阪、京都、兵庫の関西2府1県で緊急事態宣言を解除する方向で詰めの検討を進めている。
東京など首都圏の1都3県は、感染状況や医療提供体制をぎりぎりまで見極めて判断する方針である。
大阪城天守閣はきょうから入管再開する。
緊急事態宣言が続く中、一部で休業要請解除が進む大阪府であるが、首都圏では10万人あたりの新たな感染者数は目安を上回っている。
1都3県の知事はテレビ会議を開き、外出自粛など感染予防を改めて徹底するとした共同メッセージをまとめ、呼びかけることを確認した。...
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政府はあす大阪、京都、兵庫の関西2府1県で緊急事態宣言を解除する方向で詰めの検討を進めている。
東京など首都圏の1都3県は、感染状況や医療提供体制をぎりぎりまで見極めて判断する方針である。
大阪城天守閣はきょうから入管再開する。
緊急事態宣言が続く中、一部で休業要請解除が進む大阪府であるが、首都圏では10万人あたりの新たな感染者数は目安を上回っている。
1都3県の知事はテレビ会議を開き、外出自粛など感染予防を改めて徹底するとした共同メッセージをまとめ、呼びかけることを確認した。
北海道でも政府の目安を上回っている。政府は感染状況を慎重に分析することにしている。政府はあす感染症の専門家などで作る諮問委員会に諮ったうえで、対策本部で解除する地域を正式に決定する方向で最終調整を進めている。
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米国で開発中のワクチン“予防の可能性実証された”(5月19日)
米国・製薬会社モデルナはNIHと共同で3月から新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験を行っている。モデルナは18日第一段階の臨床試験の初期の結果でワクチン先取した人の間で血液中の抗体の値が上昇と発表した。
ワクチンを最初に接種してから43日たった人では感染後に回復した人と同程度かそれ以上に上昇した。予防の可能性が実証されたとしている。今回の結果は試験対象45人中8人分である。
一部に発熱や頭痛の症状が出た人もいる。...
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米国・製薬会社モデルナはNIHと共同で3月から新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験を行っている。モデルナは18日第一段階の臨床試験の初期の結果でワクチン先取した人の間で血液中の抗体の値が上昇と発表した。
ワクチンを最初に接種してから43日たった人では感染後に回復した人と同程度かそれ以上に上昇した。予防の可能性が実証されたとしている。今回の結果は試験対象45人中8人分である。
一部に発熱や頭痛の症状が出た人もいる。抗体の値が上昇しても感染が防げるかは十分に実証されていない。
モデルナはすでに第2段階の臨床試験へと進む承認を得ていて、7月には最終的に第三段階へ進む見通しである。
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WHO総会・ウイルス対応めぐり米中の対立鮮明に(5月19日)
年に1度開催されるWHO世界保健機関の総会が日本時間の昨夜から始まった。そこでも中国と米国の対立が鮮明になっている。WHO世界保健機関年次総会は2日間の日程で194の全加盟国がテレビ会議形式で参加した。
中国・習近平国家主席は冒頭「中国は一貫して透明性・責任ある態度でWHOや関係国に適時、情報を提供してきた」とのべさらに「事務局長のもとWHOは国際的な感染対策を主導するうえで多大な貢献をしてきた」とWHOを称賛したうえで、WHOは中国寄りと非難した米国をけん制した。...
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年に1度開催されるWHO世界保健機関の総会が日本時間の昨夜から始まった。そこでも中国と米国の対立が鮮明になっている。WHO世界保健機関年次総会は2日間の日程で194の全加盟国がテレビ会議形式で参加した。
中国・習近平国家主席は冒頭「中国は一貫して透明性・責任ある態度でWHOや関係国に適時、情報を提供してきた」とのべさらに「事務局長のもとWHOは国際的な感染対策を主導するうえで多大な貢献をしてきた」とWHOを称賛したうえで、WHOは中国寄りと非難した米国をけん制した。
また国際的なウイルス対策として今後2年間で20億ドル(2100億円余)を拠出することを明らかにした。一方、米国は新型コロナウイルスの感染者が150万人超、死者も9万人超と世界最多になっている。
米国・アザー厚生長官は中国と対照的に冒頭からWHOを非難した。
そして実名を出さないまでも「ある加盟国が感染を隠蔽するために透明性を保つ義務を怠り、その代償を世界が払う事となった」と中国を批判した。米中の対立を一段と鮮明に国際社会の足並みの乱れが対策の遅れにつながらないか懸念される。
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8都道府県の「宣言」解除・あさってにも判断へ(5月19日)
新型コロナウイルスでの重症化につながる可能性がある要因の1つがわかってきた。厚生労働省が公表した医師向けの診療手引の改訂版では、新型コロナウイルスの患者は、免疫が暴走して炎症を引き起こす物質が大量に出るなどし、血栓ができやすい状態になる人がいると推定されている。
その血栓が血管に詰まってしまうと肺で酸素が取り込めなくなるなどして重症化につながると考えられている。ヘパリンと呼ばれる薬などを使って血液が固まるのを防ぐ治療を推奨している。...
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新型コロナウイルスでの重症化につながる可能性がある要因の1つがわかってきた。厚生労働省が公表した医師向けの診療手引の改訂版では、新型コロナウイルスの患者は、免疫が暴走して炎症を引き起こす物質が大量に出るなどし、血栓ができやすい状態になる人がいると推定されている。
その血栓が血管に詰まってしまうと肺で酸素が取り込めなくなるなどして重症化につながると考えられている。ヘパリンと呼ばれる薬などを使って血液が固まるのを防ぐ治療を推奨している。
厚生労働省は、血栓は特に重症患者で呼吸不全の原因につながっていると考えられる。血栓症が起こっていないか注意深く見ることが重症化を回避するため非常に重要だとしている。
昨日、新たに10人の感染が確認された東京都では、20人を下回るのが4日連続となる。
政府は8つの都道府県で継続している緊急事態宣言を解除できるかどうか、明後日にも判断する予定である。
政府は、解除を判断する際の感染の状況について、直近1週間の新たな感染者数が10万人あたり0.5人程度以下になることを目安とするとしている。
8つの都道府県の状況では、一昨日までの1週間、10万人あたりの新たな感染者数では、東京、神奈川、北海道が目安の0.5人を超えている。
東京都が0.80人、神奈川県が1.05人、北海道が1.14人。大阪などは目安を下回っている。国の専門家会議は14日の提言の中で、関東や関西の行き来が多い生活圏の単位でも感染状況を検討している。
関東の1都3県は、0.68人と目安を上回っている。政府は、北海道と東京、神奈川の感染状況の推移を注視することにしている。
全国の状況では、昨日は午後9時半までに計31人の感染が新たに発表された。国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め1万6367人になった。
国内で感染した人の死亡は、768人となっている。
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