米国政府・庁舎内で会議も可能に・台湾当局との交流促進へ新指針(4月10日)
米国政府は台湾との当局どうしの交流をさらに促進するための新たな指針を設けたと発表した。
新たな指針の詳しい内容は公表されていないが、国務省の報道担当者はNHKの取材に対して「これまでの指針では認められていなかった米国政府の庁舎内での台湾の当局者との会議の実施などが可能になる」と説明している。
台湾の外交部はきょう午前コメントを発表し米国から台湾側に事前に内容の説明があったことを明らかにしたうえで、「米国国務省が台湾に対する揺るぎない約束を実際の行動で示したことに歓迎の意を表す。...
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米国政府は台湾との当局どうしの交流をさらに促進するための新たな指針を設けたと発表した。
新たな指針の詳しい内容は公表されていないが、国務省の報道担当者はNHKの取材に対して「これまでの指針では認められていなかった米国政府の庁舎内での台湾の当局者との会議の実施などが可能になる」と説明している。
台湾の外交部はきょう午前コメントを発表し米国から台湾側に事前に内容の説明があったことを明らかにしたうえで、「米国国務省が台湾に対する揺るぎない約束を実際の行動で示したことに歓迎の意を表す。
国務省の新たな指針は台湾との交流のレベルを著しく上げ、台湾と米国の関係に新しいページを開くものだ」と評価している。
米国はトランプ前政権のもとで台湾と当局どうしの交流を促進するための法律を成立させるなどしてきたが、バイデン政権もこの方針を引き継いだ形で、台湾は中国の一部だとする中国は強く反発することが予想される。
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米軍“駆逐艦が台湾海峡通過”(4月8日)
米国海軍第7艦隊は台湾周辺で活動を活発化させる中国軍の動向に警戒を強める中、海軍の駆逐艦・ジョンマケインがきのう台湾海峡を通過したことを発表した。
「自由で開かれたインド太平洋」への米国の貢献を示すための行動だとしている。また米国海軍は今月4日、空母・セオドアルーズベルトなどが南シナ海に入ったことも明らかにしている。
米国・国防総省・カービー報道官は、今後も国際法が許す範囲で海軍の艦艇を航行させる方針を示した。...
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米国海軍第7艦隊は台湾周辺で活動を活発化させる中国軍の動向に警戒を強める中、海軍の駆逐艦・ジョンマケインがきのう台湾海峡を通過したことを発表した。
「自由で開かれたインド太平洋」への米国の貢献を示すための行動だとしている。また米国海軍は今月4日、空母・セオドアルーズベルトなどが南シナ海に入ったことも明らかにしている。
米国・国防総省・カービー報道官は、今後も国際法が許す範囲で海軍の艦艇を航行させる方針を示した。
台湾周辺では台湾の国防部が今月5日に「最近、中国の空母・遼寧の部隊が訓練を実施した」と発表したほか、きのうも「防空識別圏に中国軍の戦闘機などが進入した」と発表している。
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台湾・防衛計画見直し・中国への抑止力強化(3月21日)
台湾の国防部は4年ごとの防衛計画の見直しを行い、射程を大幅に伸ばした空中発射型ミサイルなどの武器を増強して中国への抑止力を高めることを今後の重点に上げた。
台湾の国防部が行った今回の防衛計画の見直しは地域の情勢について「中国軍が対台湾作戦の能力を引き上げ続け台湾海峡での衝突リスクが高まっている」との認識を示している。
その上で今後の重点として長距離攻撃の能力向上を上げ、射程を大幅に伸ばした空中発射型ミサイルと的の射程外から攻撃できる武器増強など重蔵的な抑止力を打ち立てるとしている。...
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台湾の国防部は4年ごとの防衛計画の見直しを行い、射程を大幅に伸ばした空中発射型ミサイルなどの武器を増強して中国への抑止力を高めることを今後の重点に上げた。
台湾の国防部が行った今回の防衛計画の見直しは地域の情勢について「中国軍が対台湾作戦の能力を引き上げ続け台湾海峡での衝突リスクが高まっている」との認識を示している。
その上で今後の重点として長距離攻撃の能力向上を上げ、射程を大幅に伸ばした空中発射型ミサイルと的の射程外から攻撃できる武器増強など重蔵的な抑止力を打ち立てるとしている。
中国軍の基地に打撃を与える能力を高めることによって中国に台湾侵攻を思いとどまらせようというもので、こうした武器を台湾が自主開発しているほか、米国のトランプ前政権が去年、台湾への売却を決定している。
また、今回の見直しでは武力攻撃に至らない“グレーゾーン事態”への対応について、新たに1つの章を立てた。中国が軍の航空機や鑑定だけでなく、海洋調査船など台湾周辺に派遣して作戦能力の向上を図っていると指摘したほか、世論捜査で人々の不安をあおり、サイバー攻撃を繰り返したりしていて、警戒を強化する必要があるとしている。国防部は今後の見直しを今週、議会にあたる立法院で報告する予定である。
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台湾への密航で・香港民主活動家ら裁判始まる・米英は懸念(12月29日)
香港の民主活動家や学生ら12人は、香港から船で台湾に渡ろうとしたところ中国海警局に拘束され、密航の罪で起訴された。
大半が香港での抗議活動に関連し逮捕、起訴されたあと保釈中で、香港国家安全維持法に違反したとして逮捕された民主活動家の男性も含まれている。
10人の裁判が香港に隣接する中国・深センの裁判所で始まった。欧米各国の大使館員や多くの香港メディアが訪れたが裁判所は傍聴を認めず、検察側と弁護側が意見を表明したとネット上で公表した以外、審理の詳しい内容は明らかにしていない。...
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香港の民主活動家や学生ら12人は、香港から船で台湾に渡ろうとしたところ中国海警局に拘束され、密航の罪で起訴された。
大半が香港での抗議活動に関連し逮捕、起訴されたあと保釈中で、香港国家安全維持法に違反したとして逮捕された民主活動家の男性も含まれている。
10人の裁判が香港に隣接する中国・深センの裁判所で始まった。欧米各国の大使館員や多くの香港メディアが訪れたが裁判所は傍聴を認めず、検察側と弁護側が意見を表明したとネット上で公表した以外、審理の詳しい内容は明らかにしていない。
北京・米国大使館は速やかな釈放を求め、英国・ラーブ外相は声明で「活動家らは弁護士との接見もできなかった」として、公正で透明性ある審理が行われるか深い懸念を示した。
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米中せめぎ合いの一端か・中国軍の空母台湾海峡通過(12月21日)
中国軍の空母が台湾海峡を通過したと台湾・国防部が明らかにした。
米軍・駆逐艦・マスティンも台湾海峡を通過していて、この地域での米中両国のせめぎ合いの一端をうかがわせている。
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