民主活動家など台湾への移住を希望する香港の人たちを支援しているＮＧＯなどはきょう台北で記者会見を行った。
香港国家安全維持法に違反した疑いで指名手配していると伝えられ、現在英国で活動している羅冠聡もオンラインで参加し、おとといの一斉逮捕について「われわれ香港人は暗黒と抑圧の中にいる。未来への希望を失い、無力感を抱いている」と述べた。
記者会見を開いたＮＧＯ・江旻諺は米国が政権移行期であることや、去年の年末、ＥＵ（ヨーロッパ連合）が中国と投資協定の締結に大筋で合意したことなどにより、中国が国際社会の圧力の緩みを感じているという見方を示し、「国際社会、とりわけ民主主義陣営が一致して行動し中国に対抗してほしい」と訴えた。