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あの興奮再び・アジア初のラグビーW杯が開幕(9月22日)
『世界200の国と地域、40億人がテレビで視聴する(日本テレビ特設サイトより)』とも称される世界三大大会の一つラグビーW杯2019が20日開幕した。初戦となった日本vsロシアには4万5745人の大観衆が詰めかけ、東京・味の素スタジアムは超満員に膨れ上がった。世界ランク10位の日本は、過去5勝1分けと分の良い相手ロシアに30-10で勝利。幸先の良いスタートを切った。
アジアで初開催となる日本大会。...
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『世界200の国と地域、40億人がテレビで視聴する(日本テレビ特設サイトより)』とも称される世界三大大会の一つラグビーW杯2019が20日開幕した。初戦となった日本vsロシアには4万5745人の大観衆が詰めかけ、東京・味の素スタジアムは超満員に膨れ上がった。世界ランク10位の日本は、過去5勝1分けと分の良い相手ロシアに30-10で勝利。幸先の良いスタートを切った。
アジアで初開催となる日本大会。大舞台ならではの重圧だろうか、日本の立ち上がりはミスが続く苦しい展開だった。ファーストプレイでキックオフのボールが確保できず、やや浮足立ったようにも見える。その後4分にロシアのキックしたボールをFBウィリアム・トゥポウがキャッチに失敗すると、そのまま先制を許してしまう。だが、徐々にリズムを取り戻し始めると11分松島幸太郎が初トライ。前半終了間際にも再び松島が抜け出し逆転して試合を折り返した。後半もラブスカフニのトライなどで突き放して白星を収めた。4つのトライを奪った日本はボーナス点を含む勝ち点「5」を獲得。ハットトリックを決めた松島は試合後「トライは皆んなでつないでとれたので“ワンチームで”出来た」とチームスローガンを口にした。
出場20チームが4組に分かれて戦う1次リーグは上位2チームが準決勝へと駒を進める。前回英大会では3勝1敗で3チームが並んだものの、日本はボーナス点が奪えず敗退となった。目標のベスト8進出に向け、次戦は優勝候補アイルランドと戦う。大会では国内12都市に「ファンゾーン」が設けられており、大型ビジョンのパブリックビューイングも行われる予定だ。
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バレーボールW杯・日本、横浜Rは2勝3敗に(9月20日)
4年に一度のワールドカップが開催中のバレーボール。女子日本代表・火の鳥NIPPONは横浜ラウンドの5試合を戦い終えた。5戦目の相手はリオ五輪金メダルの中国。第1セットは最初のテクニカルタイムアウトを奪い一時リードしたものの逆転を許し17-25で失う。その後も日本のスパイクは平均身長で12cm近く上回る中国の高いブロックにことごとく阻まれストレートで完敗。このラウンドではロシア、韓国にも敗れて2勝3敗の負け越しとなった。...
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4年に一度のワールドカップが開催中のバレーボール。女子日本代表・火の鳥NIPPONは横浜ラウンドの5試合を戦い終えた。5戦目の相手はリオ五輪金メダルの中国。第1セットは最初のテクニカルタイムアウトを奪い一時リードしたものの逆転を許し17-25で失う。その後も日本のスパイクは平均身長で12cm近く上回る中国の高いブロックにことごとく阻まれストレートで完敗。このラウンドではロシア、韓国にも敗れて2勝3敗の負け越しとなった。
強豪国との現時点での実力差を見せつけられた形となった横浜ラウンド。試合後、中田久美監督は「サーブで崩されて自分たちのプレーが出来ないのは大きな課題」と声を詰まらせた。次世代のエースとして期待される黒後愛が大会直前に右足首を痛めここまで欠場中。古賀紗理那はドミニカ戦で両チーム最多の25得点をあげるなどチームを牽引したものの、ロシア戦では不振を極め1セット途中でベンチに下げられた。中国との試合でもサーブで狙われるなど攻守ともに苦しんでいる。このゲームで、最も良い働きを見せたのは途中出場の石川真佑だった。鋭いクロス打ちやワンタッチ狙いのスパイクなど光るプレーが見られた。まだ発展途上の選手だが、高さもスピードも勝る相手と互角の勝負をするには貴重な戦力だと言えるだろう。
中2日空いて次は札幌ラウンドの戦いが待ち受ける。次の相手は優勝候補の一角アメリカ。そしてブラジルと日本より上位の国との対戦が続く。残り6試合、怪我の回復次第では黒後の出場も見込まれる。メダル獲得は厳しい状況だが来年の東京五輪に向けて収穫のある戦いぶりを見せてもらいたい。
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ACL準々決勝・浦和が4強入り・鹿島は敗退(9月19日)
準々決勝の第2戦が行われたAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)。日本勢で勝ち残っていた浦和レッズと鹿島アントラーズはそれぞれホームで中国の強豪チームと対戦。ベスト4を賭けた闘いに臨んだが、明暗が分かれる結果となった。
まず17日に浦和が埼玉スタジアム2002で上海上港を迎え撃った。アウェーでの第1戦は2-2のドロー。試合は前半39分に興梠慎三が関根貴大のクロスに頭で合わせて先制ゴール。...
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準々決勝の第2戦が行われたAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)。日本勢で勝ち残っていた浦和レッズと鹿島アントラーズはそれぞれホームで中国の強豪チームと対戦。ベスト4を賭けた闘いに臨んだが、明暗が分かれる結果となった。
まず17日に浦和が埼玉スタジアム2002で上海上港を迎え撃った。アウェーでの第1戦は2-2のドロー。試合は前半39分に興梠慎三が関根貴大のクロスに頭で合わせて先制ゴール。自身の持つACLの日本人最多得点記録を25に更新した。後半に入り15分過ぎに一瞬の隙を突かれ上海に追いつかれてしまうが、その後も浦和の猛攻は止まらず上海ゴールを脅かし続ける。そのまま逃げ切り、2戦トータル3-3ながらアウェーゴール数で上回り、昨季の中国超級リーグ王者に勝利。優勝した2017年大会以来2大会ぶりの準決勝進出を決めた。浦和はACL史上初の3度目のアジア制覇まで残る相手はあと2チームだ。8日の試合で足首を負傷していながらフル出場でチームを勝利に導いた興梠の気迫に賞賛を送りたい。
その興梠の古巣、鹿島アントラーズも18日にホーム・カシマスタジアムで、現在超級リーグ首位を走る広州恒大と対戦。1戦目がスコアレスドローのため4強進出には勝利が必須条件だった。ところが鹿島は、前半40分コーナーキックから先制点を許してしまい苦しい展開に。後半6分に同点に追いつくものの最後まで勝ち越し点を奪えずに試合終了。1点差で準々決勝敗退が決まった。アジア連覇の夢が立たれた鹿島。MFの永木良太は試合後「力不足ですね。それに尽きると思う」と唇を噛んだ。これにより浦和は鹿島を破った広州と準決勝で激突することとなった。現在J1リーグ戦で降格圏間際の15位と低迷している浦和。ACL4強入りを決めた17日、公式HPで「残りの試合を「一戦必勝」の気持ちで闘ってまいります。」と力強く決意表明を行った。是非とも3年連続となる日本勢のアジア制覇を達成し、Jクラブの意地と誇りを見せてほしいところだ。
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世界陸上2019壮行会・前代未聞の事態も…(9月18日)
開幕まであと10日と迫った世界陸上ドーハ大会。17日、都内で日本代表選手団の壮行会が行われ、およそ50人の選手が出席した。
今回日本選手団の主将を務めるのは男子が走高跳・戸邉直人。女子は100mハードルの木村文子が選ばれた。戸邉は今年2月、ドイツで行われた大会で2m35mを記録して優勝。13年ぶりに日本記録を更新した。現在、世界ランキング1位で、この種目で日本人初のメダル獲得の期待がかかる。...
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開幕まであと10日と迫った世界陸上ドーハ大会。17日、都内で日本代表選手団の壮行会が行われ、およそ50人の選手が出席した。
今回日本選手団の主将を務めるのは男子が走高跳・戸邉直人。女子は100mハードルの木村文子が選ばれた。戸邉は今年2月、ドイツで行われた大会で2m35mを記録して優勝。13年ぶりに日本記録を更新した。現在、世界ランキング1位で、この種目で日本人初のメダル獲得の期待がかかる。「こういう大会で主将を務めることには責任を感じています。それをいいパフォーマンスにつなげていきたい」と194cmの大型ハイジャンパーは意気込みを語った。
木村は「これまでの経験を生かし、シンプルに自分の走りをしていきたい」と抱負を述べた。また女子100mハードルでは木村のほかに10年ぶりに世陸に挑むママさんハードラー・寺田明日香にも注目したい。
男子マラソンでは川内優輝がリベンジに燃えている。今年5月に元実業団ランナーの水口侑子と結婚し心機一転。前回大会ではわずか3秒差で果たせなかった8位入賞に挑む。
アスリートたちが一堂に会し、意気込みを語った壮行会。だが、その陰でとんでもないトラブルが発覚した。日本陸連は男子10種競技・右代啓祐について、誤って世界選手権代表に選出していたと発表。右代はリオ五輪で日本選手団の旗手も務めたベテラン選手だが、ドーハ大会に出場できない見通しになった。この日「こんな直前はあんまりです」と悲痛な心情をSNSで吐露している。起きてはならない前代未聞の事態。日本陸連は18日に会見を行う予定だ。
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元祖人気兄弟力士、元・逆鉾の井筒親方が逝去(9月17日)
現在秋場所開催中の大相撲から夜に飛び込んできた突然の訃報に思わず目を疑った。横綱・鶴竜の師匠でもある井筒親方(元関脇・逆鉾)がすい臓がんのため都内の病院で死去。まだ58歳という早過ぎる旅立ちだった。
昭和から平成にかけての相撲界を沸かせた立役者の一人として、逆鉾の名を挙げる人は多いだろう。父親でもある先代の井筒親方(元・鶴ヶ嶺)のもと、弟の寺尾(現・錣山親方)とともに兄弟力士として活躍。史上初めて兄弟同時三役を務めたことでも知られる。...
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現在秋場所開催中の大相撲から夜に飛び込んできた突然の訃報に思わず目を疑った。横綱・鶴竜の師匠でもある井筒親方(元関脇・逆鉾)がすい臓がんのため都内の病院で死去。まだ58歳という早過ぎる旅立ちだった。
昭和から平成にかけての相撲界を沸かせた立役者の一人として、逆鉾の名を挙げる人は多いだろう。父親でもある先代の井筒親方(元・鶴ヶ嶺)のもと、弟の寺尾(現・錣山親方)とともに兄弟力士として活躍。史上初めて兄弟同時三役を務めたことでも知られる。突っ張りが代名詞の寺尾に対して、逆鉾は四つ相撲。もろ差しに入ると本領を発揮し、上位陣を苦しめた。三賞獲得は9回を数え、千代の富士・隆の里らからも金星を複数獲得している。隆の里から金星をあげた際には思わず土俵上でガッツポーズをして協会から注意を受けたこともあった。
引退後は師匠から井筒部屋を継承、モンゴル出身横綱・鶴竜を育て上げた。審判部副部長を務めていた平成28年春場所では、土俵から落下した嘉風の下敷きになり大腿骨を骨折するというアクシデントに見舞われている。この際は勝った白鵬が土俵を割っていた嘉風に駄目押しをしたのではないかという議論もあったが、当の井筒親方から非難の声はなかった。また、白鵬の張り差しについても専門誌の連載で触れ、「張り手は悪いことではない」と一定の理解を示していた。怪我による休場が続いていた愛弟子の鶴竜に対しても周囲に理解を求めるなど、非常に寛容で温厚な親方であった。今場所鶴竜の途中休場の際にコメントが無く不思議に思っていたが、8月から容体が悪化し入院していたのだという。謹んでご冥福をお祈りしたい。
現在の井筒部屋は鶴竜以外に関取がいない所属力士3名という小さな所帯だ。部屋付きの親方もいないことから鶴竜らは一門の別の部屋に移籍することが予想される。名門・井筒部屋がなくなるとすれば寂しいことだが、鶴竜には師匠の遺志を継ぎ、これからもその教えを守り続けてもらいたい。
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