※2022年6月、更新を終了しています
工場・農水産物・交通・・・生活への影響・各地で続く(10月17日)
大きな爪痕を残した今回の台風。生活への深刻な影響は全国各地でも続いている。岩手県釜石では、漁に欠かせない道具を保管する納屋や買ったばかりのフォークリフトが土石流に流された。
栃木県足利市では工業団地が水につかった。このうちスーパーが使う冷蔵庫の棚などを製造する会社では機械が使えなくなった。被害額は少なくとも数千万円に上り、工場の再開の見通しは立っていないということである。
新潟県の妙高市では、土砂崩れや道路の陥没により、昨日の時点で10世帯13人が孤立。...
全部読む
大きな爪痕を残した今回の台風。生活への深刻な影響は全国各地でも続いている。岩手県釜石では、漁に欠かせない道具を保管する納屋や買ったばかりのフォークリフトが土石流に流された。
栃木県足利市では工業団地が水につかった。このうちスーパーが使う冷蔵庫の棚などを製造する会社では機械が使えなくなった。被害額は少なくとも数千万円に上り、工場の再開の見通しは立っていないということである。
新潟県の妙高市では、土砂崩れや道路の陥没により、昨日の時点で10世帯13人が孤立。県が復旧作業を進めている。鉄道の被害も各地で相次いでいる。JR八戸線陸中中野駅では先月の大雨影響で地盤が流出した。
ホームが陥没しているほか線路が宙に浮いた状態になっている。JR八戸線は土砂が線路に流れ込むなどの被害が複数確認され、岩手県の久慈駅と青森県の階上駅との間で運転ができなくなっている。
JR東日本盛岡支社によると、全線で運転が再開されるまでは2か月ほどかかる見込みだということ。
こうした中、生活の立て直しに向けて前に進もうとしている人たちもいる。長野市で30年前からリンゴを作っている男性は、千曲川の決壊で畑の6割程度が水につかり、木になったリンゴも泥をかぶったり落ちたりする被害を受けた。
しかし、全国から被害を受けたリンゴを購入したいという申し出が相次ぎ、リンゴの泥を洗い流して送る準備を始めた。
「どんなリンゴでもいいよという気持ちがうれしかった」と述べた。台風19号の被害を把握するため、安倍総理大臣はきょう宮城県と福島県を訪れ、浸水した地域の状況や避難所などを視察し、現地の要望などを聞き取ることにしている。
閉じる
消費税率引き上げ・その影響(10月16日)
日銀は地域経済報告を公表し、消費税率の引き上げについて企業の主な意見をまとめた。
それによると、増税前の駆け込み需要は家電製品や宝飾品など高価な商品で目立ったものの前回5年前に比べると規模は小さいと言う声が多くなっている。
また、反動による増税後の落ち込みも小さいという見方が多くなっているが、小売店や飲食店からは消費者の節約志向が高まり、ポイント還元の対象の店に客が流れるとか低価格競争によって収益にマイナスの影響が出ることを懸念しているといった声があるとしている。
台風19号・記録的豪雨・各地で氾濫・甚大な被害(10月15日)
台風19号による記録的な豪雨で甚大な被害が出ている。NHKの取材ではこれまでに亡くなった人は全国で58人となった。
また、15人が行方不明になっている。千曲川(長野市・穂保)が決壊する様子を国土交通省千曲川河川事務所が設置したカメラが捉えていた。
国土地理院が推定したところ、浸水は南北5キロほどの範囲に渡っているとみられる。新幹線の車両センターがある地区などは、浸水の深さは最大でおよそ4.3mに達したとみられる。...
全部読む
台風19号による記録的な豪雨で甚大な被害が出ている。NHKの取材ではこれまでに亡くなった人は全国で58人となった。
また、15人が行方不明になっている。千曲川(長野市・穂保)が決壊する様子を国土交通省千曲川河川事務所が設置したカメラが捉えていた。
国土地理院が推定したところ、浸水は南北5キロほどの範囲に渡っているとみられる。新幹線の車両センターがある地区などは、浸水の深さは最大でおよそ4.3mに達したとみられる。
長野市の南隣りの千曲市でも千曲川の氾濫で大きな被害が出た。被害は特産のリンゴにも。相模原市緑区では大規模な土砂崩れが起きた。住宅が大量の土砂に押し流され、60代の夫婦の行方が分からなくなっている。
消防や警察、それに陸上自衛隊も加わり24時間態勢で捜索を行っている。この地区では近くの住宅でも土砂が流れ込み、70代女性が死亡している。
同じ相模原市緑区では家族4人が乗ったとみられる車が川に転落。警察などの捜索できのう父親が見つかり、死亡が確認された。
39歳の母親と小学5年生の長女に続き、これで3人の死亡が確認され、行方が分からない小学2年生の長男の捜索が続けられている。
茨城県を流れる那珂川の流域では常陸大宮市などの広い範囲で住宅が浸水した。那珂川の下流に当たる水戸市でも広い範囲が水につかった。水戸市の郊外と中心部を結ぶ国道123号線も冠水し、4.6キロにわたって通行できなくなった。
閉じる
台風19号・21河川24か所堤防決壊、31人死亡・15人不明・186人ケガ(10月14日)
報道によれば、川の氾濫や土砂災害が相次いだ台風19号による記録的な豪雨で、これまでに全国で31人が死亡、15人が行方不明になっている。
関東甲信や東北では川の氾濫や土砂災害などが相次ぎ、復旧出来ていない地域があり、これから雨が降る見込みで、引き続き川の増水や土砂災害に注意や警戒が必要となる。
気象庁によると、台風19号の影響で東北や関東甲信越では、各地で年間降水量の3~4割に当たる雨が僅か1日や2日間に降る記録的な豪雨となり、長野県の千曲川や福島県の阿武隈川、埼玉県の越辺川などで川の氾濫が相次いだ。...
全部読む
報道によれば、川の氾濫や土砂災害が相次いだ台風19号による記録的な豪雨で、これまでに全国で31人が死亡、15人が行方不明になっている。
関東甲信や東北では川の氾濫や土砂災害などが相次ぎ、復旧出来ていない地域があり、これから雨が降る見込みで、引き続き川の増水や土砂災害に注意や警戒が必要となる。
気象庁によると、台風19号の影響で東北や関東甲信越では、各地で年間降水量の3~4割に当たる雨が僅か1日や2日間に降る記録的な豪雨となり、長野県の千曲川や福島県の阿武隈川、埼玉県の越辺川などで川の氾濫が相次いだ。
国土交通省によると、川の堤防が壊れる決壊は、昨日夕方までに21河川の24カ所に上り、水が堤防を乗り越える越水による氾濫は国や15の都県で管理するのべ142河川で確認されている。
関東甲信や東北を中心に、川の水位が高く、地盤が緩んでいる所がある。埼玉県では土砂災害警戒情報が発表されている地域がある。
閉じる
台風19号・記録的豪雨・氾濫発生情報14河川で(10月13日)
台風19号は太平洋へと抜けたが、まだ厳重な警戒が必要である。
これまでに氾濫が起きた主な河川は、長野・千曲川、新潟・阿賀野川、宮城・吉田川、福島・阿武隈川、栃木・秋山川、多摩川である。
氾濫がおき、氾濫発生情報が発表された河川は関東甲信と東北で計14となった。
氾濫危険水位超の川は、岩手、宮城、福島、新潟、長野、茨城、栃木、埼玉、千葉、神奈川である。
東北や関東甲信越などでは、年間降水量の3割~4割にあたる雨が僅か1~2日の間で降った。...
全部読む
台風19号は太平洋へと抜けたが、まだ厳重な警戒が必要である。
これまでに氾濫が起きた主な河川は、長野・千曲川、新潟・阿賀野川、宮城・吉田川、福島・阿武隈川、栃木・秋山川、多摩川である。
氾濫がおき、氾濫発生情報が発表された河川は関東甲信と東北で計14となった。
氾濫危険水位超の川は、岩手、宮城、福島、新潟、長野、茨城、栃木、埼玉、千葉、神奈川である。
東北や関東甲信越などでは、年間降水量の3割~4割にあたる雨が僅か1~2日の間で降った。
土砂災害の危険性も非常に高い状態が続いている。土砂災害警戒情報が岩手県、宮城県、山形県、福島県、埼玉県、長野県、新潟県に出ている。
川の水位が非常に高く地盤も緩んでいるため、新たな災害が起きる危険性の高い状態が続いている。
気象庁は川の氾濫や土砂災害、低い土地の浸水に厳重に警戒し、増水した川や斜面など危険な場所には近づかないよう呼びかけている。
北日本と東日本では海上を中心に、このあと数時間風が強い状態が続く見込み。強風や高波にも十分注意が必要である。
閉じる
「時流」内の検索