※2022年6月、更新を終了しています
時流「中ロ・日本海での合同演習の意味」(8月20日)
「JCCテレビすべて・GLOBALi」では、ウィークディの毎日、国際的な出来事を分析し、日本語で皆様にリポートしている。
今日は、その中から日米の安全保障上重要な動きである下記の情報について、このコラムで改めて取り上げる。
中国とロシアが20日から28日まで、ウラジオストク沖の日本海などで、史上最大規模の合同軍事演習「海洋協同2015」を行う。...
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「JCCテレビすべて・GLOBALi」では、ウィークディの毎日、国際的な出来事を分析し、日本語で皆様にリポートしている。
今日は、その中から日米の安全保障上重要な動きである下記の情報について、このコラムで改めて取り上げる。
中国とロシアが20日から28日まで、ウラジオストク沖の日本海などで、史上最大規模の合同軍事演習「海洋協同2015」を行う。米国では中国とロシアが今後どのような動きを見せるかに注目していて、その見方が2つに割れている。日本としては安倍首相が中国政府主催の“第二次大戦戦勝70周年記念式典”に出席し、習近平国家主席と会談する可能性がある(米メディア;安倍首相、中国の戦後70年式典に出席へ)中、関係改善を目指す日本にとっては、日本海で行われる中ロ合同軍事演習は、こうした動きに水を差すものでしかない。米メディアは、中ロの動きについて以下のように報じた。
以下
GLOBALiを参照されたい。
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時流・平和主義の様々(8月19日)
我が国の安倍首相は、「積極的平和主義」を唱えている。
8月19日の日経新聞を読むと、共和党大統領有力候補ウォーカー氏の「力による平和主義」という主張が掲載されていた。
「対中国には、断固たる姿勢で臨み、米軍にもっと投資をするべきである」との主張である。
率直に言って、日本人としては、対中国に強い姿勢で臨む、同氏の主張には心強さを感じる。
最近「平和主義」にいろいろな種類があることが分かってきた。...
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我が国の安倍首相は、「積極的平和主義」を唱えている。
8月19日の日経新聞を読むと、共和党大統領有力候補ウォーカー氏の「力による平和主義」という主張が掲載されていた。
「対中国には、断固たる姿勢で臨み、米軍にもっと投資をするべきである」との主張である。
率直に言って、日本人としては、対中国に強い姿勢で臨む、同氏の主張には心強さを感じる。
最近「平和主義」にいろいろな種類があることが分かってきた。
「積極的平和主義」「力による平和主義」「(絶対的)平和主義」「平和主義」・・・
とまだあるかも知れない。
兎に角、どうしても守らなくてはならない「平和」をどうやって守ってゆくか、その方法、またはスタンスの違いによって、変わってくることになる。
「平和の維持」は、冷静に考えれば当然のことであり、最も重要なことである。
それなのになぜ戦争が起きるのだろう。
この現代でも、ウクライナや中東、アフリカ等で毎日のように戦闘が起きている。
小さな紛争から、大きな戦争まで、現実に起こっている。
嘗ては、宗教上の違いや、植民地獲得の為、今では主義主張の違いや領土に対する野心の為に生じる戦いも少なくはない。
「戦争はなぜ起きるのか」との根本的研究が、喫緊の課題ではないだろうか。
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時流・中国はどこへ行く(8月18日)
天津の大爆発は、現在の中国の状況を象徴的に表していると感じる。
放水すると更に爆発が大きくなる危険物質を認識せずに消火活動をするという、お粗末な対応で、その規模を拡大してしまった。
その結果、多くの消防隊員が亡くなった。
危険物貯蔵の報告やその実態の把握にも根本的な問題が指摘されている。
その1週間ほど前には、元の切り下げを3日連続して行い、その乱暴なやり方が国際社会で問題になったばかりである。...
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天津の大爆発は、現在の中国の状況を象徴的に表していると感じる。
放水すると更に爆発が大きくなる危険物質を認識せずに消火活動をするという、お粗末な対応で、その規模を拡大してしまった。
その結果、多くの消防隊員が亡くなった。
危険物貯蔵の報告やその実態の把握にも根本的な問題が指摘されている。
その1週間ほど前には、元の切り下げを3日連続して行い、その乱暴なやり方が国際社会で問題になったばかりである。
かって、中国の高速鉄道が大事故を起こした時、脱線転覆したその車両を直ぐに、埋めて跡形もなくしてしまったことを記憶している。
今回の事件でも、政府は天津港は既に修復し、活動を再開したと声明を出している。
中国の対処は、かなり強引な印象を感じる。
隣国である日本は、この乱暴かつエネルギシュな国が、今後どんな行動をするのか、どんな協力ができるのか真剣に考えるところに来ているのではないだろうか。
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時流「安倍談話に思う」(8月17日)
今回の「戦後70年・安倍談話」は、総花的なものとなった。
当初考えられていた骨子とは、少し変わったように感じられる。
100年以上前の「植民地時代」における、世界情勢や当時の日本の立場にも言及した。
現代の日本人から見ると、70年前どうして、日本はあんな無茶な戦争をしたのかという謎が残る。
当時、欧米列強による植民地支配の世界秩序を、新時代の概念をもって一蹴出来なかった日本の構想力と土壌がなかったことが、その最大の問題だったのではないだろうか。...
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今回の「戦後70年・安倍談話」は、総花的なものとなった。
当初考えられていた骨子とは、少し変わったように感じられる。
100年以上前の「植民地時代」における、世界情勢や当時の日本の立場にも言及した。
現代の日本人から見ると、70年前どうして、日本はあんな無茶な戦争をしたのかという謎が残る。
当時、欧米列強による植民地支配の世界秩序を、新時代の概念をもって一蹴出来なかった日本の構想力と土壌がなかったことが、その最大の問題だったのではないだろうか。
だからこそ今、次の一手が必要である。
次の一手は、「核兵器の不使用」を世界に訴えることであると思う。
米国の核の傘に守られている日本ではあるが、「核兵器を放棄した国家に対しては、いかなる核の行使も核による恫喝もしてはならない」という条約を国連で締結する運動を起こし、その先頭に立つことが考えられるのではないだろうか。
来年日本で開催されるG7は、提言する最大のチャンスである。
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