真っ赤に燃えた「東京の街」(その377)
6月20日その日の午後7時ごろ、くつろいでいたソファから立ち上がり、何気なく窓の外を垣間見ると、東京スカイツリーが・・・、東京の街街のあちこちに火の手が上がっているように見えた。...
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6月20日その日の午後7時ごろ、くつろいでいたソファから立ち上がり、何気なく窓の外を垣間見ると、東京スカイツリーが・・・、東京の街街のあちこちに火の手が上がっているように見えた。
今まで一度も見たことのない情景が目の前に展開し、直ぐに三脚を延ばして、カメラを手にした。
千葉方向を見ても同じ光景が見られた。
夕陽による「悪戯」と分かるまで、テンションが上がった。
しばし、その光景を追跡して、収まったころ東京湾を眺めると、房総半島や君津辺りの工場の煙突、更にカメラを回すと、浦安のディズニーランドなどが、薄く眺められた。
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紫陽花を求めて「白山神社」から王子・「飛鳥小径」へ(その376)
6月20日、梅雨真っ盛りのその日の朝、起床すると重い雲の下に雨がしとしと降っていた。...
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6月20日、梅雨真っ盛りのその日の朝、起床すると重い雲の下に雨がしとしと降っていた。それでも8時半を過ぎるころから空も明るく変わってゆき、気が付くと雨は止んでいた。
早速市川駅から、8時38分発のJR総武緩行線に乗り、水道橋駅まで行き、都営三田線に乗り換え「白山」駅まで出かけた。2、3分で白山神社の鳥居の下に着くと、お目当ての紫陽花を探した。
盛りから1週間ほど、遅く中には色があせた花もあったが、今が盛りと生き生きした紫陽花にもお目にかかれた。
特に神社の横にある小さな丘には、これから見頃を迎える紫陽花の綺麗な集団が目についた。
「やれやれ」と思いながら、三田線に戻り、2つ先の「巣鴨」駅で降りて、山手線に乗り換え2つ先の田端駅まで行った。驚いたのは山手線の電光掲示板には「後2分」で到着と分単位での待ち時間が表示されていたことであった。
田端駅で、京浜東北線に乗り換え、また2つ先の王子駅で下車した。
中央出口から出ると飛鳥山に登る、小さなケーブルカーが目に入ってきた。大きな地図掲示板で場所を特定し、早速「飛鳥小径」を歩いてみた。期待していた様に線路に沿った細い小道に「紫陽花」がずっと並んで咲いていた。
多くの人々が、スマホなどをかざして写真を撮っていた。中には「撮り鉄」と思われる青年が、カメラ構えて、しきりに電車の動きを気にしていた。それほどまでに紫陽花と鉄道に挟まれた小道に紫陽花は並んで咲いていた。
飛鳥山に登る階段があったので、そこから飛鳥山に入った。上に着くと、そこは「渋沢栄一翁」の幟があっちこちに立っており、今放送中の大河ドラマの中心人物の住居近くであったことを思い出させてくれた。
その飛鳥山を歩き、小さなケーブルカーに乗り、王子の駅前に戻り、帰宅の途に就いた。
帰りは、予想より早く、秋葉原駅で総武線に乗り換え、12時頃に市川駅に着いた。
その頃には、雲は多かったが、空は晴れ、気温もさほど暑くなく、心地良い気候となっていた。
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盛りの花菖蒲を見たく、再び堀切菖蒲園に(その375)
6月13日、その日の朝、京成線の市川真間駅まで、10分ほど歩き、8時4分発の上野行きの各駅停車に乗った。...
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6月13日、その日の朝、京成線の市川真間駅まで、10分ほど歩き、8時4分発の上野行きの各駅停車に乗った。
目指す堀切菖蒲園には、8時15分頃到着した。その日は朝8時からの開園であった。
園内には、まだ人影がまばらであった。見物客が少ないうちに、撮影を済ませてしまおうと早速三脚を拡げた。
3週間ほど前に来園した時には、まだ花がまだ少なかったが、その日は一面豪華な菖蒲の花が咲き誇っていた。
こんなにも違うのかと思いながら、ファインダーを覗いていると、濃い紫の繊細なグラジュエーションに彩られた花が見事に咲き誇っていた。湿気の多いこの季節にぴったり符合するその美しさには感嘆し、ただひたすら楽しむだけであった。
黒地の花札には、白文字で江戸情緒たっぷりの粋な名前が並んでいた。いつの時代にも、この季節に菖蒲の花を堪能する輩が多いと見えた。
風は吹いていなかったが、それでも時折僅かに菖蒲の花が揺れた。
菖蒲が咲き誇っている畑では、若い者が花を切り始めていた。多分枯れてきた菖蒲の花を処分しているものと感じた。
その辺りの地形から見ると、綾瀬川から水を引いてきているものと推測できた。その向こうには荒川が流れており、水引きには事欠かない地形が、これほどの美しい菖蒲の花を育てているのだと解釈していた。
見事な「江戸前」の花菖蒲の美しさに浸っているうちに、1時間余りの時間があっという間に過ぎ去っていた。
額の汗をぬぐい、帰り支度をし、堀切菖蒲園の駅にたどり着いた時に、時刻表を見ると次の下り電車は9時48分に到着することになっていた。
その電車に乗り、市川真間駅で下車し、その日はそのままショッピングセンターに寄り、昼食の材料を買い帰宅の途に就いた。途中江戸川の河原にも菖蒲の花が咲いて、多くの鑑賞者が集まっているのが電車の窓から良く見えた。
湿気が強く、気温が高い午前中であった。
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