映像と大音響のゲームショウに行く(その171)
9月23日、その日の朝9時半の総武緩行線に乗り、幕張本郷駅まで行き、そこからバスで、東京ゲームショウが行われている「幕張メッセ」に足を向けた。...
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9月23日、その日の朝9時半の総武緩行線に乗り、幕張本郷駅まで行き、そこからバスで、東京ゲームショウが行われている「幕張メッセ」に足を向けた。
その会場に着いたのが、9時20頃であったが、入場まで30分ほど待たされた。日差しが強く半袖のTシャツに汗が滲んでいた。
100人ぐらいの集団が、およそ5つのロットで管理され、我々のロットの順番が来て、会場の中に入れたのは、50分頃であった。
中に入ると、暗がりの中、大音響と大スクリーンが出迎えてくれた。既に来場者の数は半端ではないくらい入っていた。
大スクリーンには、作られた映像やスポーツイベント風の映像が流され、大音響で音楽が鳴り、マイクを持った説明者ががなり立てていた。
立ち止まてみても、その内容は、具体的には分からなかったが、何を見せたいものは、おおよそ想像がついた。
じっくり見るには、ロープが張られた中に並んで、入っていかなければならず、時間がかかることは想像できた。
少し前までのゲームショウよりも、ショー傾向がさらに強くなって、ほとんどイメージを売っているように感じ取れた。
来場者は、日曜日ということもあって、20代から40代ぐらいの人々が大多数の様に感じた。
従来のビジネスショーの様に、女性のモデルを起用しているブースもちらほら見かけた。
入り口付近は、大学や専門学校のブースが多かった。
その奥は、良く名前の知れたゲーム企業のブランドが並んでいた。
演出は、ド派手そのもので、映像と音響によってゲームが展開されている様だった。
「eスポーツ」真っ盛りの中、意外にもその関連の出店が少ないように感じたのは、見方が雑駁過ぎたのかと反省した。
「AR、VR」の館に入ると、客の数がガクッと減った。
一番奥まで入ると、そこには数企業がスポンサードして構築したとりわけ大きなスペースがあり、おまけにかなり大規模な座席付きの観客席が整備され、その中で「eスポーツ」らしい映像やゲーム感覚の映像が、大スクリーンに映し出されていた。
驚いたことに入り口で、その観客一人一人に、暗がりで中身が分からなかったが、ドリンクが配られていた。
後で分かったことであったが、そこで3千万円の懸賞がかかった一連の「試合」が行われていたようだった。
「AR、VR」のコーナーを後にして、外に出ると、青空と白い雲の中に慣れ親しんだ幕張メッセの情景があった。
そこから、海浜幕張駅まで歩き、京葉線に乗り、南船橋で乗り換え、もう一度西船橋で、総武線に乗り換え市川駅まで戻った。
その間「大音響と映像」の残像は頭の中から離れることはなかった。
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凄いスケールの真っ赤な「サルビアの丘」(その170)
9月16日、その日の朝8時15分の総武快速線に乗って、市川駅から船橋へと向かった。...
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9月16日、その日の朝8時15分の総武快速線に乗って、市川駅から船橋へと向かった。
そこで、「新宿さざなみ号」に乗り換えて、君津駅を目指した。5両編成のその特急の座席はかなり埋まっていた。
車窓から見ると、雲が空一杯に広がっていたが、半袖で丁度良いような気候であった。
君津駅で、南口に出てバス停の1番ポストで「マザー牧場」行きを待った。15分ほど待っているとバスがやってきた。
並んだころには、数人しかいなかったが、乗り始めるころには、長い列ができ、車は満杯になって、多くの人が次のバスを待つことになった。
40分ほど乗ると、マザー牧場の入り口に着いた。その頃になると小雨がぱらついていた。
その園に入り、少し歩くとピンク色の「ペチュニア」の花畑が目に入ってきた。
目を少し横にずらすと、赤い谷が見えてきた。真っ赤に咲いたサルビアの谷がそこにあった。
早速、その方向に足を向けると、大きなスケールのサルビアの花畑が展開していた。
それは、今まで見たこともないスケールであった。
スマホで動画をとるために、足回りの手順を頭に浮かべ、つまずかないように段取りを考え、その感動的な赤い絨毯を撮り始めた。
朝が早く、その上、空は曇天であったからか、人の気配は余りなく、思う存分、その感動的な赤い谷が撮れた。
撮影後、もう一度、ペチュニア畑の方に戻り、そこからもピンクのペチュニア、その向こうに見えている赤いサルビアをスマホに収めた。
数年前まで、ビデオカメラを使って、撮影していた頃よりも、スマホによる撮影の方が、小型なのでフットワークが軽く、自分自身も歩きながら容易に撮れることに気が付いていた。
その日は、ピンクのペチュニア、それに真っ赤なサルビアを目に焼き付けて、マザー牧場から帰宅の途に就いた。
その頃には、いつしか小雨も止んでいた。瞼には色鮮やかな花畑が焼き付いていた。
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広い空間と緑を求めて「東京ドイツ村」に行った(その169)
9月9日、その日の朝、8時15分にJR市川駅から総武快速線で、千葉駅まで行き、そこで高速バスに乗り換えて「東京ドイツ村」に向かった。...
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9月9日、その日の朝、8時15分にJR市川駅から総武快速線で、千葉駅まで行き、そこで高速バスに乗り換えて「東京ドイツ村」に向かった。
蒸し暑さを感じたが、空には青空が広がり、白い雲が浮かんでいた。
10時半ごろには目的地に着き、園内に入った。するとバスと6人乗りの案内車が待機していた。
案内車の方に乗り込むと、運転者がところどころで時折、止まっては周辺のことについて説明をしてくれた。
かなりの広さのその園は、ゴルフ場にするつもりで、土地を買収したが、許可が出ずこのような「ドイツ村」にしたということだった。
確かに、ドイツ風の建屋がいくつも建っており、ドイツ語の歌が風に乗って、聞こえていた。
トップシーズンは、11月から3月までで、夜になるとイルミネーションが輝き、沢山の観光客がやってくると言うことだった。
特に、4月ごろには、芝桜が咲き、一面ピンク色に染まるという。
その案内車を降り、コキアの谷に歩いて行った。コキアの緑の列とベゴニアの花が目に入り、綺麗に手入れされていた。
コキアは、若干紫がかったものも出て来ていた。
大勢の子供たちが、元気に走り回り、無人の観覧車がくるくる回っていた。風が強く麦わら帽子が吹き飛ばされてしまった。
少し離れたところでは、ペンタスやマリーゴールドの花も咲いていた。
開園からまだ、19年余りだという「ドイツ村」は、随所にこれから整備がされてゆく気配を残していた。
広大な芝生がベースになっているこの園は、緑豊かなドイツの田舎を感じさせた。
ドイツ風の催しものを探してみたが、見つからなかった。園内には車で入れ、車の来園者には便利の良い場所だと思った。
11時30分の千葉行きの高速バスに間に合うように、入り口に戻り、やってきたバスで千葉駅に向かい、そのまま市川へと帰途に就いた。
ゴルフ場のような広い空間に芝生と花と白い雲が混ざり合ったその園のイメージが頭に残り、すっきりとした心持であった。
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